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公開番号
2025020588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124069
出願日
2023-07-31
発明の名称
魚釣用リール
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
89/015 20060101AFI20250205BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】リール本体1の後端の後側への張り出しを抑えることで、使用時のパーミング性を向上できるとともに、魚釣リールの前後バランスの均一化を図り、キャスティング性を向上できる。
【解決手段】スプール軸5に対して後側(第1方向側と反対の第2方向側)に設けられ、クラッチ機構を操作するクラッチ操作部21と、を備え、クラッチ機構が伝達状態のとき第1様態(クラッチON状態P1)となり、クラッチ機構が遮断状態のとき第1様態とは異なる第2様態(クラッチOFF状態)に変移可能な釣糸案内部60と、スプール軸5に対して前側に設けられ、変移機構の様態を検知する検知部80と、を備える魚釣用リールを提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
釣糸を第1方向側に放出可能なスプールと、
リール本体に回転自在に支持され、前記スプールと一体回転するスプール軸と、
前記スプールへの巻取り動力を伝達する伝達状態、及び前記スプールへの巻取り動力の伝達を遮断する遮断状態に切替え可能なクラッチ機構と、
前記スプール軸に対して前記第1方向側と反対の第2方向側に設けられ、前記クラッチ機構を操作するクラッチ操作部と、を備えた魚釣用リールであって、
前記クラッチ機構が伝達状態のとき第1様態となり、前記クラッチ機構が遮断状態のとき前記第1様態とは異なる第2様態に変移可能な変移機構と、
前記スプール軸に対して前記第1方向側に設けられ、前記変移機構の様態を検知する検知部と、
を備える、魚釣用リール。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記変移機構は、
前記第1様態のとき、前記スプールに前記釣糸を案内する巻取り姿勢となり、
前記第2様態のとき、前記スプールから前記釣糸を放出する放出姿勢となる、釣糸案内部を備え、
前記検知部は、前記変移機構の様態の検知として、前記釣糸案内部の姿勢を検知する、
請求項1に記載の魚釣用リール。
【請求項3】
前記釣糸案内部は、
外周に螺旋溝を有する螺軸と、
前記螺軸の外周に設けられ、前記螺軸の軸方向に沿って開口し、前記螺旋溝の一部を露出させる長孔を有する筒状体と、
前記長孔を介して前記螺旋溝に係合し、前記螺軸が回転することで、前記長孔に沿って摺動する摺動子と、
前記釣糸をガイドするガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、
前記摺動子と共に摺動し、前記スプール軸の軸方向の幅が狭い幅狭ガイド部と、
前記スプール軸の軸方向の幅が広い幅広ガイド部と、を有し、
前記ガイド部は、
前記巻取り姿勢では、前記釣糸を前記幅狭ガイド部に導くように、前記螺軸を中心に前記第2方向側の揺動位置に位置し、
前記放出姿勢では、前記釣糸を前記幅広ガイド部に導くように、前記螺軸を中心に前記第1方向側の揺動位置に位置し、
前記検知部は、前記釣糸案内部の姿勢の検知として、前記ガイド部の揺動位置を検知する、
請求項2に記載の魚釣用リール。
【請求項4】
前記検知部は、前記ガイド部の揺動位置を検知として、前記ガイド部の揺動位置に応じて、前記螺軸を中心に回転する筒状体の回転位置を検知する、
請求項3に記載の魚釣用リール。
【請求項5】
前記検知部は、磁気によって前記変移機構の様態を検知する磁気センサである、
請求項1から4のいずれか1項に記載の魚釣用リール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用リールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、魚釣用リールでは、クラッチ作動板の後側付近に磁気センサ等の検出センサを設けることで、クラッチのON/OFFを検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7057274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の特許文献1のような魚釣用リールでは、クラッチレバーを構成するクラッチ作動板に磁石等の被検出部を設け、クラッチ作動板が対向するリール本体に磁気センサ等の検出センサが組み込まれている。そのため、クラッチレバー自体が大きくなると共に、クラッチレバーと共に検出センサを収容するリール本体の後端部分の形状が大きくなり、使用時のパーミング性が低下するという問題があり、この点で改善の余地があった。また、魚釣用リールの後端部にセンサを設けることで、後端部の重量が重くなり、前後のバランスが悪くなって、キャスティング性が低下するという問題点があり、この点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、使用時のパーミング性を向上できる魚釣用リールを提供することである。
また、本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、魚釣リールの前後バランスの均一化を図り、キャスティング性を向上できる魚釣用リールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る魚釣用リールの態様1は、釣糸を第1方向側に放出可能なスプールと、リール本体に回転自在に支持され、スプールと一体回転するスプール軸と、スプールへの巻取り動力を伝達する伝達状態、及びスプールへの巻取り動力の伝達を遮断する遮断状態に切替え可能なクラッチ機構と、スプール軸に対して第1方向側と反対の第2方向側に設けられ、クラッチ機構を操作するクラッチ操作部と、を備えた魚釣用リールであって、クラッチ機構が伝達状態のとき第1様態となり、クラッチ機構が遮断状態のとき第1様態とは異なる第2様態に変移可能な変移機構と、スプール軸に対して第1方向側に設けられ、変移機構の様態を検知する検知部と、を備えることを特徴としている。
【0007】
本発明に係る魚釣用リールの態様1によれば、検知部が、スプール軸の釣糸放出方向と反対側(第2方向側)に設けられたクラッチ操作部とは異なる方向側(第1方向側)に位置する、例えば、クラッチ操作によって移動する釣糸案内部機構や、リンク機構などの変移機構の位置の変化を検知部で検出することができる。つまり、クラッチ操作部の操作によって、変移する変移機構の様態(第1様態および第2様態)によって、クラッチのON/OFFを位置検出装置で検出することができる。
このように本発明では、リール本体の後端付近(第2方向側の端部付近)に検知部を組み込むスペースが不要となる。そのため、クラッチ操作部の近傍(リール本体の後端)が後側(第2方向側)に張り出すことがなく、パーミング性を向上できる。
また、このように本発明では、リール本体の後端付近(第2方向側の端部付近)に検知部を組み込まないので、後端付近の荷重が減り、前後バランスの均衡が保たれること(逆に、若干、前側荷重となること)で、キャスティング性を向上できる。
【0008】
(2)本発明の態様2は、態様1の魚釣用リールにおいて、変移機構は、第1様態のとき、スプールに釣糸を案内する巻取り姿勢となり、第2様態のとき、スプールから釣糸を放出する放出姿勢となる、釣糸案内部を備え、検知部は、変移機構の様態の検知として、釣糸案内部の姿勢を検知することが好ましい。
【0009】
この場合には、変移機構が、クラッチ機構の状態に応じて移動する巻取り姿勢と放出姿勢に切替え可能な釣糸案内部を備えることによって、その釣糸案内部の姿勢を検知部で検出することができる。この場合、釣糸案内部の姿勢が比較的大きいため、クラッチのON/OFFの検知が、より確実に、正確に位置の検知することができる。
また、クラッチ操作部と釣糸案内部は、スプール軸を挟んで、前後方向のほぼ反対側に位置するので、リール本体の後端が後側(第2方向側)に張り出すことがなく、パーミング性を向上できる。
【0010】
(3)本発明の態様3は、態様2の魚釣用リールにおいて、釣糸案内部は、外周に螺旋溝を有する螺軸と、螺軸の外周に設けられ、螺軸の軸方向に沿って開口し、螺旋溝の一部を露出させる長孔を有する筒状体と、長孔を介して螺旋溝に係合し、螺軸が回転することで、長孔に沿って摺動する摺動子と、釣糸をガイドするガイド部と、を備え、ガイド部は、摺動子と共に摺動し、スプール軸の軸方向の幅が狭い幅狭ガイド部と、スプール軸の軸方向の幅が広い幅広ガイド部と、を有し、ガイド部は、巻取り姿勢では、釣糸を幅狭ガイド部に導くように、螺軸を中心に第2方向側の揺動位置に位置し、放出姿勢では、釣糸を幅広ガイド部に導くように、螺軸を中心に第1方向側の揺動位置に位置し、検知部は、釣糸案内部の姿勢の検知として、ガイド部の揺動位置を検知することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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