TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025020602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124087
出願日2023-07-31
発明の名称線香容器
出願人アース製薬株式会社
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類A01M 1/20 20060101AFI20250205BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】表面温度が上昇するのを抑制できるとともに、燃焼状態を定常化させて燃焼時間の長大化を抑制することができ、安定した殺虫効果や忌避効果等が得られる線香容器を提供する。
【解決手段】線香Cを載置して燃焼させるための載置部材14が底部に配置された本体容器10と、載置部材14との間で線香Cを挟持して固定するための固定部材27と、線香Cの燃焼煙を外部に排出するための複数の排煙孔22が設けられた天板部21とを有し、本体容器10の開口部10Aを覆うように開閉自在に設けられる蓋体20と、を備え、蓋体20は、断面ハット状とされ、天板部21と離間して設けられる中板部23を内部に有し、中板部23は、天板部21に設けられた複数の排煙孔22と対応した位置で複数の貫通孔24が設けられており、天板部21と中板部23との間に、複数の排煙孔22と複数の貫通孔24との間を連通させる筒状の立壁部25が備えられている。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項1】
線香を載置して燃焼させるための載置部材が底部に配置された本体容器と、
前記載置部材との間で前記線香を挟持して固定するための固定部材と、前記線香の燃焼煙を外部に排出するための複数の排煙孔が設けられた天板部とを有し、前記本体容器の開口部を覆うように開閉自在に設けられる蓋体と、
を備えた線香容器であって、
前記蓋体は、断面ハット状とされ、前記天板部と離間して設けられる中板部を内部に有し、
前記中板部は、前記天板部に設けられた前記複数の排煙孔と対応した位置で複数の貫通孔が設けられており、
さらに、前記天板部と前記中板部との間に、前記複数の排煙孔と前記複数の貫通孔との間を連通させる筒状の立壁部が備えられていることを特徴とする線香容器。
続きを表示(約 76 文字)【請求項2】
前記蓋体は、前記天板部と前記中板部とが1.5mm以上10mm以下で離間していることを特徴とする請求項1に記載の線香容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、線香容器に関し、特に、線香を安全且つ安定的に燃焼させるための線香容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、線香の一種である蚊取り線香の使用方法としては、例えば、線香立てに支持させて燃焼させるか、あるいは、金属等からなる線香容器の内部に平置きして燃焼させる方法が知られている。なかでも、排煙孔が設けられた蓋体を備える線香容器は、持ち運びが容易で安全性も確保できることから、様々な場所において用いられている。
【0003】
一方、蓋体付きの線香容器を使用する場合、線香の燃焼熱によって蓋体や本体容器の表面温度が上昇するおそれがあるため、使用の際は容器表面に触れるのを避ける等の注意が必要であった。また、線香の表面の一部が蓋体で覆われることで、線香が燃焼し難くなり、結果として燃焼時間が長くなり過ぎたり、立ち消えが生じたりする等の懸念もあった。また、このような燃焼時間の長大化や立ち消えが生じた場合、線香の燃焼状態が不十分なものとなり、安定した殺虫効果や忌避効果等が得られなくなるという懸念もあった。
【0004】
上記のような、蓋体付きの線香容器を使用する際の問題点を解消するため、例えば、本体容器の底面に複数の小孔を設けることで、この位置から空気を供給し、線香を安全且つ定常的に燃焼させることが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、特許文献1には、容器底面に部分的に凹凸を形成して、線香が据え置かれるシート材を底上げすることで、シート材と容器底面との間の空気層を形成し、この空気層によって断熱効果を高めることも開示されている。
【0005】
また、本体容器の内部に配置される中蓋に環状フランジを設けることで、線香の燃焼時に局所的な温度上昇が生じるのを抑制することも提案されている(例えば、特許文献2を参照)。また、特許文献2には、蓋体付きの線香容器を、例えば、吊り下げ式として使用するための吊り下げ具を備えた構成も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平9-187205号公報
特開2002-272346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年では、特許文献2に開示されたような吊り下げ式の線香容器は、例えば、キャンプやハイキング等の屋外でのレジャーや、祭り等のイベント等に携行することで、使用者が蚊や害虫等に刺されたりするのを防止する目的で用いられる機会が増えている。また、このような吊り下げ式の線香容器は、線香の位置ずれや落下が生じるのを防止するため、上述した蓋体を備えることが必須となる。
【0008】
しかしながら、特許文献2に開示されたような吊り下げ式の線香容器を用いて、例えば、太巻き仕様の蚊取り線香を燃焼させた場合、その燃焼熱量や燃焼姿勢等に起因し、特に蓋体の表面温度が上昇することがある。一般に、線香容器の本体側には不燃性を有する厚手のシート材が配置されていることから、本体の底面側の表面温度の上昇は抑制されているものの、蓋体の表面温度は上昇するため、使用者が蓋体に直接触れた場合に熱さを感じてしまう等の懸念があった。
【0009】
また、蓋体付きの線香容器の内部で太巻き仕様の蚊取り線香を燃焼させる場合、蓋体や本体容器に外部と連通する貫通孔を設けた場合でも、燃焼煙の外部への排煙や、燃焼状態の定常化に必要な空気の取り込みを十分に行うことが難しくなるおそれがある。このような場合、線香の燃焼速度が遅くなり、燃焼時間が長大化したり、立ち消えが生じたりする懸念もあった。また、燃焼時間の長大化や立ち消えが生じた場合には、上述したように、線香の燃焼状態が不十分なものとなり、安定した殺虫効果や忌避効果等が得られなくなるという懸念もあった。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、表面の温度が上昇するのを抑制できるとともに、燃焼状態を定常化させて燃焼時間の長大化や立ち消えを防止することができ、安定した殺虫効果や忌避効果等が得られる線香容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ペット用玩具
27日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
個人
植裁物への水やり装置
12日前
タキイ種苗株式会社
レタス植物
20日前
みのる産業株式会社
移植機
2日前
みのる産業株式会社
移植機
2日前
株式会社ロッソ
植物栽培器
16日前
株式会社ロッソ
植物栽培器
16日前
株式会社大貴
動物用トイレ
5日前
松山株式会社
収穫機
5日前
みのる産業株式会社
移植装置
27日前
個人
ルアー
20日前
株式会社東海化成
ポット保持具
26日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
6日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
5日前
井関農機株式会社
コンバイン
12日前
株式会社クボタ
作業機
13日前
AGRIST株式会社
収穫装置
23日前
日本製紙クレシア株式会社
ペット用吸収性物品
13日前
株式会社クボタケミックス
弁装置
27日前
株式会社BARKS
ペット収容袋付衣類
13日前
井関農機株式会社
植物工場の生産流通システム
5日前
みのる産業株式会社
苗箱および移植装置
2日前
株式会社吉野工業所
除虫用餌剤容器
6日前
グローブライド株式会社
釣竿ケース
19日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
27日前
大日本除蟲菊株式会社
薬剤揮散装置
20日前
株式会社デンソー
潅水システム
26日前
株式会社大貴
排泄物処理材及びその製造方法
20日前
グローブライド株式会社
釣竿用グリップ
13日前
株式会社シマノ
魚釣用リール
6日前
株式会社横島精密
太陽熱を活用した暖房システム
26日前
花王株式会社
抗菌剤組成物
26日前
新東工業株式会社
植物用光照射装置
2日前
株式会社ヘッドライトジャパン
屋外設置型飛来虫捕獲器
12日前
有限会社太田紙工
ジギング用ハンドルアーム構造
12日前
続きを見る