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公開番号
2025016232
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119372
出願日
2023-07-21
発明の名称
釣竿ケース
出願人
グローブライド株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
97/08 20060101AFI20250124BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】開閉蓋の開閉操作が容易に行えると共に、リールを装着した釣竿の収容操作及び取り出し操作がし易く、保形性の良い釣竿ケースを提供する。
【解決手段】本発明の釣竿ケース1は、本体1A内にリールを装着した釣竿を複数本収容可能に構成される。本体1Aは、釣竿の基端を受ける受け皿5と、受け皿5に一体的に設けられ、釣竿を収容する内部空間を形成する筒状の壁部3とを備えている。この壁部3には、ファスナ7を介して内部空間を開放/閉塞する開閉蓋4が設けられており、ファスナ7は、筒状の壁部3の上端領域から受け皿側に向けて延在すると共に、下端側では、壁部3を回り込むように湾曲して受け皿5部分で終端していることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体内にリールを装着した釣竿を複数本収容可能な釣竿ケースにおいて、
前記本体は、前記釣竿の基端を受ける受け皿と、前記受け皿に一体的に設けられ、前記釣竿を収容する内部空間を形成する筒状の壁部とを備え、
前記壁部には、ファスナを介して前記内部空間を開放/閉塞する開閉蓋が設けられており、
前記ファスナは、前記筒状の壁部の上端領域から前記受け皿側に向けて延在すると共に、下端側では、前記壁部を回り込むように湾曲して前記受け皿部分で終端していることを特徴とする釣竿ケース。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記筒状の壁部は、第1の壁部と、前記第1の壁部に対して屈曲して一体化され、前記開閉蓋を備えた第2の壁部とを有しており、
前記ファスナは、前記第1の壁部の縁部と前記第2の壁部の縁部との間に配設され、前記第2の壁部の中間位置と、前記第1の壁部の縁部と間の範囲で終端していることを特徴とする請求項1に記載の釣竿ケース。
【請求項3】
前記本体は、前記ファスナの湾曲する領域が柔らかい生地で形成され、前記湾曲する領域よりも上端側が、それよりも硬い生地で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿ケース。
【請求項4】
前記本体には、少なくとも前記ファスナの裏側に硬質の補強ボードが配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿ケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣りに際して携行され、釣竿を収容する釣竿ケースに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、釣人は、魚釣りに際して複数本の釣竿を用いることがあり、これらの釣竿を釣竿ケースに収容して携行することがある。このような釣竿ケースには、例えば、特許文献1に開示されているように、リールを装着した状態の釣竿が複数本収容できるように、長手方向の中間部の胴径が太いものが知られている。
【0003】
この特許文献1に開示された釣竿ケースは、筒状に形成されたケース本体の下端に釣竿を受ける受け皿を備えており、前記ケース本体には、長手方向に延びるファスナを介して開閉蓋が開閉可能に設けられている。前記開閉蓋は、前記ケース本体の側部で構成されており、開閉蓋の表面には、小物収容部が設けられている。
【0004】
前記ファスナは、釣竿ケースを起立させた状態で、前記ケース本体の正面部の上面領域から受け皿側に向けて垂下しており、前記小物収容部の下方で側部を横切って背面部まで延びるように配設されている。前記側部である開閉蓋の中間部は膨出しており、リール装着部分の内部空間を広く確保しているので、リールを装着した釣竿が複数本収容することが可能となっている。また、前記ファスナを開けることで、開閉蓋が開き、リールを装着した釣竿の取り出し/収容が行えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-178343号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した特許文献1に開示された釣竿ケースは、上下方向に配設されたファスナの下端側が、開閉蓋を構成する側部を横切るように設けられているため、ファスナを二段操作する必要があり、開閉操作が行ない難い。また、釣竿ケースを立てた状態で、ファスナを全開すると、開閉蓋の保形性が十分ではなく、変形し易い(潰れ易い)。さらに、受け皿の上端と開閉蓋の下端との間に開閉蓋を横切る壁部が形成されることから、釣竿の出し入れ操作が行ない難い。
【0007】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、開閉蓋の開閉操作が容易に行えると共に、リールを装着した釣竿の収容操作及び取り出し操作がし易く、保形性の良い釣竿ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明に係る釣竿ケースは、本体内にリールを装着した釣竿を複数本収容可能に構成されており、前記本体は、前記釣竿の基端を受ける受け皿と、前記受け皿に一体的に設けられ、前記釣竿を収容する内部空間を形成する筒状の壁部とを備え、前記壁部には、ファスナを介して前記内部空間を開放/閉塞する開閉蓋が設けられており、前記ファスナは、前記筒状の壁部上端領域から前記受け皿側に向けて延在すると共に、下端側では、前記壁部を回り込むように湾曲して前記受け皿部分で終端していることを特徴とする。
【0009】
上記した構成の釣竿ケースは、筒状に構成された本体の内部空間に、リールを装着した釣竿が複数本収容できるように構成されている。前記本体の壁部には、ファスナを介して開放/閉塞する開閉蓋が設けられており、前記ファスナは、前記筒状の壁部の上端領域から受け皿側に向けて延在している。前記ファスナの下端側は、前記壁部を回り込むように湾曲しているので、ファスナを二段操作することなく、開閉蓋の開閉操作がし易くなる。また、ファスナは、前記受け皿部分で終端しているので、ファスナを開いた際、下端に壁部が存在することなく上下方向に亘って内部空間を広く開放することができ、釣竿の出し入れ操作が容易に行える。さらに、ファスナは、受け皿部分で終端している(中間位置で壁部を横切るように形成されていない)ことから、前記開閉蓋は、保形性を維持することができ、釣竿の出し入れ操作が妨げられることもない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、開閉蓋の開閉操作が容易に行えると共に、リールを装着した釣竿の収容操作及び取り出し操作がし易く、保形性の良い釣竿ケースが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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