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公開番号2025023534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127740
出願日2023-08-04
発明の名称植物用光照射装置
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01M 1/00 20060101AFI20250207BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物の異常を検出すると共に植物の異常に対応した光を植物に照射する技術を提供する。
【解決手段】植物用光照射装置は、検出部、照射部、及び制御部を備える。検出部は、植物から放出される匂い成分を検出する。照射部は、植物に光を照射する。制御部は、検出部によって検出された匂い成分に基づいて照射部によって照射される光を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
植物から放出される匂い成分を検出する検出部と、
前記植物に光を照射する照射部と、
前記検出部によって検出された前記匂い成分に基づいて前記照射部によって照射される前記光を制御する制御部と、
を備える、植物用光照射装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記検出部は、前記匂い成分の種類及び濃度のうちの少なくとも一つを検出し、
前記制御部は、前記匂い成分の種類及び濃度のうちの少なくとも一つに基づいて、前記光の強度、波長、及び照射時間のうちの少なくとも一つを制御する、
請求項1に記載の植物用光照射装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記匂い成分の種類に基づいて前記光の波長を制御する、
請求項2に記載の植物用光照射装置。
【請求項4】
前記検出部がテルペン類を検出した場合、前記制御部は、前記照射部によって照射される前記光の波長を10nm以上かつ400nm以下に制御する、
請求項3に記載の植物用光照射装置。
【請求項5】
前記検出部が緑の香り成分を検出した場合、前記制御部は、前記照射部によって照射される前記光の波長を360nm以上かつ830nm以下に制御する、
請求項3に記載の植物用光照射装置。
【請求項6】
前記匂い成分の種類と、前記匂い成分の種類に対応する前記光の波長とを記憶する記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記記憶部を参照して前記光の波長を制御する、
請求項2に記載の植物用光照射装置。
【請求項7】
前記記憶部は、前記匂い成分の濃度と、前記匂い成分の濃度に対応して制御される前記光の強度及び照射時間のうちの少なくとも一方との関係を記憶し、
前記制御部は、前記記憶部を参照して前記光の強度及び照射時間のうちの前記少なくとも一方を制御する、
請求項6に記載の植物用光照射装置。
【請求項8】
前記植物に取り付けられる取付部を含み、前記匂い成分が導入され前記検出部が配置されるガス室を画成する筐体と、
前記検出部が配置される第1基板と、
前記照射部が配置される第2基板と、
を更に備える、
請求項1~7の何れか一項に記載の植物用光照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、植物用光照射装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、病害虫防除装置を開示する。この病害虫防除装置は、レーザー発振装置と、レーザー発振装置から照射されるレーザービームが集束する位置を把握するためのカメラとを備える。カメラによって病害虫の位置が特定され、病害虫にレーザービームが照射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-275541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の病害虫防除装置は、植物が発症する種々の異常に対して、レーザービームを照射して病害虫を防除する以外の対応をとれない。本開示は、植物の異常を検出すると共に植物の異常に対応する光を植物に照射する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る植物用光照射装置は、検出部、照射部、及び制御部を備える。検出部は、植物から放出される匂い成分を検出する。照射部は、植物に光を照射する。制御部は、検出部によって検出された匂い成分に基づいて照射部によって照射される光を制御する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、植物の異常を検出すると共に植物の異常に対応する光を植物に照射できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る光装置の外観を示す図である。
図2の(A)は、実施形態に係る光装置の断面の構成を示す図である。図2の(B)は、実施形態に係る光装置のブロック図である。
図3の(A)は、実施形態に係る光装置の正面図である。図3の(B)は、実施形態に係る光装置の上面図である。
図4の(A)は、別の実施形態に係る光装置の断面の構成を示す図である。図4の(B)は、更に別の実施形態に係る光装置の断面の構成を示す図である。図4の(C)は、更に別の実施形態に係る光装置の断面の構成を示す図である。
図5は、更に別の実施形態に係る光装置のブロック図である。
図6は、実施形態に係る光照射方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の例示]
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。「上」「下」「左」「右」の語は、図示する状態に基づくものであり、便宜的なものである。
【0009】
図1は、実施形態に係る光装置の外観を示す図である。光装置1(植物用光照射装置の一例)は、植物Pに対して光を照射する。図1の例では、光装置1は、植物Pの葉Lに対して光を照射している。一例において、植物Pは、ビニールハウスなどの施設内で栽培される。図1に示されるように、光装置1は、植物Pの近傍に配置される。図1に示される例では複数の光装置が一本の植物Pに対して配置されているが、一つの光装置が一本の植物Pに対して配置されてもよい。光装置1は、光装置1とは別に用意される端末2と通信可能であってもよい。一例において、端末2は、据置型又は携帯型のコンピュータである。携帯型のコンピュータは、例えば、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどである。
【0010】
図2の(A)は、実施形態に係る光装置の断面の構成を示す図である。図2の(B)は、実施形態に係る光装置のブロック図である。図2の(B)に示されるように、光装置1は、一例として、検出部10、照射部20、増幅器23、制御部30、記憶部31、及び通信部32を備える。光装置1は、少なくとも一つの基板4を更に備える。一例において、検出部10、照射部20、増幅器23、制御部30、記憶部31、及び通信部32は、少なくとも一つの基板4上に実装される電子部品である。
(【0011】以降は省略されています)

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