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公開番号
2025059979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170425
出願日
2023-09-29
発明の名称
収穫作業機
出願人
井関農機株式会社
代理人
主分類
A01D
61/00 20060101AFI20250403BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】
穀稈の手扱ぎ作業時に問題が発生した際、伝動を早急に遮断して影響を最小限に抑える機構を備える収穫作業機を提供すること。
【解決手段】
操作席と、走行装置と、刈取装置と、脱穀装置を備え、脱穀装置に穀稈を搬送するフィードチェン駆動機構を設け、フィードチェン駆動機構の前方には、手作業で刈り取った穀稈をセットしてフィードチェン駆動機構に搬送させる搬送操作レバーを設け、フィードチェン駆動機構に駆動力を伝動する伝動部材35を設け、伝動部材35を伝動状態と非伝動状態に切り替える伝動切替部材201を設け、伝動切替部材201を伝動位置に移動させるインテンション機構200を設け、インテンション機構200を操作しているときのみ、搬送操作レバーの操作によりフィードチェン駆動機構が動作する構成とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
操作席(21)と、走行装置(4)と、刈取装置(5)と、脱穀装置(10)を備え、該脱穀装置(10)に穀稈を搬送するフィードチェン駆動機構(9)を設け、該フィードチェン駆動機構(9)の前方には、手作業で刈り取った穀稈をセットしてフィードチェン駆動機構(9)に搬送させる搬送操作レバー(110)を設けた収穫作業機において、
前記フィードチェン駆動機構(9)に駆動力を伝動する伝動部材(35)を設け、該伝動部材(35)を伝動状態と非伝動状態に切り替える伝動切替部材(201)を設け、
該伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させるインテンション機構(200)を設け、該インテンション機構(200)を操作しているときのみ、前記搬送操作レバー(110)の操作により前記フィードチェン駆動機構(9)が動作することを特徴とする収穫作業機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記インテンション機構(200)は、前記伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させる操作を行う操作部材(205)と、該操作部材(205)と伝動切替部材(201)を連結する連結ワイヤ(204)と、前記伝動切替部材(201)を非伝動位置に付勢する付勢部材(202)で構成し、
前記操作部材(205)が操作されているときは、前記連結ワイヤ(204)が伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させ、
前記操作部材(205)が操作されていないときは、前記付勢部材(202)が伝動切替部材(201)を非伝動位置に移動させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の収穫作業機。
【請求項3】
前記インテンション機構(200)は、操作ロック部材(207)と共にプレート(205a)に装着し、該プレート(205)は、前記脱穀装置(10)の機体外側に設けるカバー(10a)に着脱可能な構成とすると共に、
前記連結ワイヤ(204)は、前記操作部材(205)から着脱可能な構成とし、取り外した前記連結ワイヤ(204)を前記操作ロック部材(207)に連結可能な構成としたことを特徴とする請求項2に記載の収穫作業機。
【請求項4】
前記脱穀装置(10)の機体外側で、且つ前記フィードチェン駆動機構(9)の下方に、刈取作業位置に隣接する穀稈を受けて押し戻す穀稈ガード体(208)を設け、該穀稈ガイド体(208)は、脱穀装置(10)から離間する側と接近する側に移動可能に構成し、
前記インテンション機構(200)は、前記穀稈ガイド体(208)が離間側か接近側にあるかを判定する位置判定部材(210)と、前記操作席(21)に操縦者が搭乗しているかどうかを判定する着座判定部材(21a)と、前記走行装置(4)が走行状態か停車状態かを判定する走行判定部材(211)と、前記伝動切替部材(201)を伝動位置と非伝動位置に移動させる切替アクチュエータ(212)で構成し、
前記穀稈ガイド体(208)が離間側にあると位置判定部材(210)が判定し、着座判定部材(21a)が操作席(21)に操縦者がいないと判定すると共に、走行判定部材(211)が停車状態と判定すると、前記切替アクチュエータ(212)を作動させて前記伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の収穫作業機。
【請求項5】
前記操作席(21)の乗降口を開放状態と遮断状態に切り替える仕切り部材(214)を回動可能に設け、遮断状態で該仕切り部材(214)を受ける受け部材(215)を設け、該仕切り部材(214)が開放状態か遮断状態かを判定する仕切り判定部材(216)を設け、
前記伝動切替部材(201)を伝動位置と非伝動位置に移動させる切替アクチュエータ(212)を設け、
該仕切り判定部材(216)が開放状態を判定すると、該切替アクチュエータ(212)が前記伝動切替部材(201)を非伝動位置に移動させる構成としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の収穫作業機。
【請求項6】
前記走行装置(4)に駆動力を伝動する無段変速装置(39)を設け、前記走行装置(4)による走行速度の算出や、走行状態か停車状態かを判定する走行検出部材(211)を設け、
前記仕切り判定部材(216)が開放状態を判定した後、前記仕切り部材(214)を受け部材(215)に接触させて遮断状態が判定されると、前記走行検出部材(211)の判定が停車状態から走行状態に切り替わるまで、前記切替アクチュエータ(212)は作動しない構成としたことを特徴とする請求項5に記載の収穫作業機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置によって刈取られた穀桿を脱穀装置に供給する脱穀部搬送装置を備え、手作業で刈り取った穀稈を脱穀装置に搬送させる構成を有する収穫作業機に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、手作業で刈り取った穀稈を、手作業でフィードチェンの搬送始端部にセットして穀桿を脱穀装置に供給し、手扱ぎレバーを操作すると脱穀装置への伝動クラッチを繋いで搬送可能になる、手扱ぎ搬送機構を設けたコンバインがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022- 71357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
手扱ぎ搬送機構を用いて穀稈を搬送するときは、通常の刈取収穫時よりも搬送速度を低下させてはいるが、駆動回転するフィードチェンに近付いて作業する必要があり、特に穀稈を投入する手及び腕部が接触する可能性が最も高い。フィードチェンの搬送始端部付近には、駆動力の伝動を遮断する緊急停止スイッチを設けているが、操作がされるまで止まらないので、挟持状態が長くなり得るおそれがある。
【0005】
また、手や腕部の挟持に気を付けていても、作業者がフィードチェンに近付き過ぎていると、衣服の袖口や軍手、タオル等が挟持され、作業者の身体が搬送方向に引っ張られるおそれがある。
【0006】
上記の課題に対処すべく、本発明は、穀稈の手扱ぎ作業時に問題が発生した際、伝動を早急に遮断して影響を最小限に抑える機構を備える収穫作業機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、操作席(21)と、走行装置(4)と、刈取装置(5)と、脱穀装置(10)を備え、該脱穀装置(10)に穀稈を搬送するフィードチェン駆動機構(9)を設け、該フィードチェン駆動機構(9)の前方には、手作業で刈り取った穀稈をセットしてフィードチェン駆動機構(9)に搬送させる搬送操作レバー(110)を設けた収穫作業機において、前記フィードチェン駆動機構(9)に駆動力を伝動する伝動部材(35)を設け、該伝動部材(35)を伝動状態と非伝動状態に切り替える伝動切替部材(201)を設け、該伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させるインテンション機構(200)を設け、該インテンション機構(200)を操作しているときのみ、前記搬送操作レバー(110)の操作により前記フィードチェン駆動機構(9)が動作することを特徴とする収穫作業機である。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記インテンション機構(200)は、前記伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させる操作を行う操作部材(205)と、該操作部材(205)と伝動切替部材(201)を連結する連結ワイヤ(204)と、前記伝動切替部材(201)を非伝動位置に付勢する付勢部材(202)で構成し、前記操作部材(205)が操作されているときは、前記連結ワイヤ(204)が伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させ、前記操作部材(205)が操作されていないときは、前記付勢部材(202)が伝動切替部材(201)を非伝動位置に移動させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の収穫作業機である。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記インテンション機構(200)は、操作ロック部材(207)と共にプレート(205a)に装着し、該プレート(205)は、前記脱穀装置(10)の機体外側に設けるカバー(10a)に着脱可能な構成とすると共に、前記連結ワイヤ(204)は、前記操作部材(205)から着脱可能な構成とし、取り外した前記連結ワイヤ(204)を前記操作ロック部材(207)に連結可能な構成としたことを特徴とする請求項2に記載の収穫作業機である。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記脱穀装置(10)の機体外側で、且つ前記フィードチェン駆動機構(9)の下方に、刈取作業位置に隣接する穀稈を受けて押し戻す穀稈ガード体(208)を設け、該穀稈ガイド体(208)は、脱穀装置(10)から離間する側と接近する側に移動可能に構成し、前記インテンション機構(200)は、前記穀稈ガイド体(208)が離間側か接近側にあるかを判定する位置判定部材(210)と、前記操作席(21)に操縦者が搭乗しているかどうかを判定する着座判定部材(21a)と、前記走行装置(4)が走行状態か停車状態かを判定する走行判定部材(211)と、前記伝動切替部材(201)を伝動位置と非伝動位置に移動させる切替アクチュエータ(203)で構成し、前記穀稈ガイド体(208)が離間側にあると位置判定部材(210)が判定し、着座判定部材(21a)が操作席(21)に操縦者がいないと判定すると共に、走行判定部材(211)が停車状態と判定すると、前記切替アクチュエータ(203)を作動させて前記伝動切替部材(201)を伝動位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の収穫作業機できる。
(【0011】以降は省略されています)
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