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公開番号2025072085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182600
出願日2023-10-24
発明の名称収穫機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01F 12/32 20060101AFI20250430BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】脱穀装置の搖動選別棚に設けた被処理物の層厚を検出する層厚センサの穀粒量の検出により、唐箕の風量やシーブ開度の増減制御を行なう収穫機がある。唐箕風量やシーブ開度が1つの増減範囲で制御されているので、穀粒量に対して最適でない風量やシーブ開度で選別制御が行われて収量の低下をまねくおそれがある。そこで、最適な風量やシーブ開度で選別制御が行なえる収穫機を提供する。
【解決手段】刈取装置にて刈り取られて搬送されてくる穀稈から穀粒の分離及び選別を行う脱穀装置の穀粒と排藁等の夾雑物を選別する選別装置に唐箕及びシーブを装備し、選別装置を通過する穀粒量を検出する穀粒量センサを設けた収穫機において、唐箕の風力及びシーブの開度の変更範囲の異なる複数の制御モードを設け、穀粒量センサの検出値で制御モードを決定する。
【選択図】図8

特許請求の範囲【請求項1】
刈取装置(4)にて刈り取られて搬送されてくる穀稈から穀粒の分離及び選別を行う脱穀装置(3)の穀粒と排藁等の夾雑物を選別する選別装置(16)に唐箕(20)及びシーブ(18)を装備し、選別装置(16)を通過する穀粒量を検出する穀粒量センサ(25)を設けた収穫機において、唐箕(20)の風力及びシーブ(18)の開度の変更範囲の異なる複数の制御モードを設け、穀粒量センサ(25)の検出値で制御モードを決定することを特徴とする収穫機。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
各制御モードの唐箕(20)の風力及びシーブ(18)の開度の変更範囲の最下限値と最上限値を設定する設定部(40U,40D,43U,43D)を設け、各制御モードの制御開始時は最下限値から開始することを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
機体前方の刈取る穀稈を撮影する前部カメラ(7)及び/または機体後方に排出される排藁を撮影する後部カメラ(8)を設け、前部カメラ(7)の撮影画像を解析して前方の刈取る穀稈の緑色画素数が所定値以上である場合及び/または後部カメラ(8)の撮影画像を解析して排出される藁屑に枝梗付着粒が所定値以上ある場合、唐箕(20)の風力及びシーブ(18)の開度を自動補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収穫機。
【請求項4】
刈取装置(4)の刈取った穀稈を脱穀装置(3)に向けて搬送する搬送部に設けた穀稈の水分量を計測する水分計(28)の検出値により刈り取った穀稈が湿った状態であるか否かを判断し、刈り取った穀稈が湿った状態であると判断すると、唐箕(20)の風量を増大し、シーブ(18)の開度を大きくすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置によって刈取られた穀桿を脱穀する脱穀装置を装備した収穫機に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、脱穀装置の搖動選別棚に設けた被処理物の層厚を検出する層厚センサの穀粒量の検出により、唐箕の風量やシーブ開度の増減制御を行なう収穫機がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-057402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
唐箕風量やシーブ開度が1つの増減範囲で制御されているので、穀粒量に対して最適でない風量やシーブ開度で選別制御が行われて収量の低下をまねくおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、最適な風量やシーブ開度で選別制御が行なえる収穫機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、刈取装置4にて刈り取られて搬送されてくる穀稈から穀粒の分離及び選別を行う脱穀装置3の穀粒と排藁等の夾雑物を選別する選別装置16に唐箕20及びシーブ18を装備し、選別装置16を通過する穀粒量を検出する穀粒量センサ25を設けた収穫機において、唐箕20の風力及びシーブ18の開度の変更範囲の異なる複数の制御モードを設け、穀粒量センサ25の検出値で制御モードを決定する収穫機である。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、唐箕20の風力及びシーブ18の開度の変更範囲の異なる複数の制御モードを設け、穀粒量センサ25の検出値で制御モードを決定するので、最適な風量やシーブ開度で選別制御が行なえる。
【0008】
請求項2記載の発明は、各制御モードの唐箕20の風力及びシーブ18の開度の変更範囲の最下限値と最上限値を設定する設定部40U,40D,43U,43Dを設け、各制御モードの制御開始時は最下限値から開始する請求項1に記載の収穫機である。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、各制御モードの唐箕20の風力及びシーブ18の開度の変更範囲の最下限値と最上限値を設定する設定部40U,40D,43U,43Dを設けたので、品種や作業環境に適した設定にすることができ、選別精度や作業能率が向上する。
【0010】
各制御モードの制御開始時は最下限値から開始するので、唐箕20の風力が強過ぎたりシーブ18の開度が大き過ぎたりすることが防止でき、選別ミスやロスを減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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