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公開番号2025099492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216185
出願日2023-12-21
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類B60K 11/04 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】防塵ネット及びその周辺のメンテナンスが容易な作業車両を提供することを目的とする。
【解決手段】ラジエータ60の前部に塵埃の通過を防止する防塵ネット63を備える作業車両において、ボンネット2内部空間のうち防塵ネット63よりも前方の前部空間の底部を構成すべくベースプレート61を設け、ベースプレート61とボンネット2前部の下部が接触する位置に隙間を埋めるシール材65を設け、防塵ネット63を左右方向にスライドして引き抜き自在に構成するとともに、防塵ネット63下端のスライド方向延長線がシール材65よりも上方に位置するように構成した。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項１】
ラジエータ（６０）の前部に塵埃の通過を防止する防塵ネット（６３）を備える作業車両において、ボンネット（２）内部空間のうち防塵ネット（６３）よりも前方の前部空間の底部を構成すべくベースプレート（６１）を設け、ベースプレート（６１）とボンネット（２）前部の下部が接触する位置に隙間を埋めるシール材（６５）を設け、防塵ネット（６３）を左右方向にスライドして引き抜き自在に構成するとともに、防塵ネット（６３）下端のスライド方向延長線がシール材（６５）よりも上方に位置するように構成した特徴とする作業車両。
続きを表示（約 89 文字）【請求項２】
防塵ネット（６３）下端をスライドさせるレール（６４ｂ）の延長線（Ｌ）がシール材（６５）よりも上方に位置するように構成した請求項１に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、農用トラクタのような作業車両に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
ラジエータの前に塵埃の通過を防止してラジエータの間詰まりを防止する防塵ネットを有し、防塵ネットの前にはエンジンへ供給される空気から塵埃を取り除くエアクリーナを搭載した作業車両が公知である（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６３９８８２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の構成によると、エアクリーナや防塵ネットに塵埃が付着したり溜ったりした場合は、メンテナンスを行って塵埃を除去できるが、ボンネット内部空間に塵埃が多く入り込むと汚れやすくなるため、メンテナンスを頻繁に行わなければならず、防塵ネットの出し入れに一層の改善を要する。
【０００５】
本発明は、防塵ネット及びその周辺のメンテナンスが容易な作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決し目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、ラジエータ６０の前部に塵埃の通過を防止する防塵ネット６３を備える作業車両において、ボンネット２内部空間のうち防塵ネット６３よりも前方の前部空間の底部を構成すべくベースプレート６１を設け、ベースプレート６１とボンネット２前部の下部が接触する位置に隙間を埋めるシール材６５を設け、防塵ネット６３を左右方向にスライドして引き抜き自在に構成するとともに、防塵ネット６３下端のスライド方向延長線がシール材６５よりも上方に位置するように構成した。
【０００７】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、防塵ネット６３下端をスライドさせるレール６４ｂの延長線がシール材６５よりも上方に位置するように構成した。
【発明の効果】
【０００８】
請求項１に記載の発明によれば、防塵ネット６３の下縁がシール材６５に接触する恐れがなく、防塵ネット６３を引き抜いてのメンテナンスを容易に行うことができる。
【０００９】
請求項２に記載の発明によると、請求項１に記載の効果に加え、防塵ネット６３はレール６４ｂに沿ってスライドさせて引き抜き自在に構成することによって容易にメンテナンスできる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の実施形態にかかる農用トラクタの側面図である。
ボンネット内部構成を示す斜視図である。
エンジン本体及び周辺機器の斜視図である。
ボンネット内部の前部ルーム部の概要斜視図である。
（Ａ）、（Ｂ）防塵ネット及びその周辺の正面図である。
（Ａ）別例の防塵ネット及びその周辺の正面図、（Ｂ）別例の防塵ネット用レールの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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