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公開番号2025122278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017594
出願日2024-02-08
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類A01F 12/46 20060101AFI20250814BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】排出オーガの横排出部を操縦部の上方を旋回させて排出時間を短くすることができるコンバインを提案する。
【解決手段】排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、規制部材(50)の規制部(52)をグレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、操縦部(5)の操縦席(5A)の周辺の特定の仮想空間を通過させないように規制部材(50)を構成した。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、
前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、
前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、
前記操縦部(5)の操縦席(5A)の周辺の特定の仮想空間を通過させないように前記規制部材(50)を構成したことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、
前記操縦部(5)の上側にサンバイザー(30)を設け、
前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、
前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、
側面視において、前記規制部(52)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記サンバイザー(30)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項3】
機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、
前記操縦部(5)を覆うキャビン(32)を設け、
前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、
前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、
側面視において、前記規制部(52)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記キャビン(32)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項4】
機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、
前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、
前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、
側面視において、前記規制部(52)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記操縦部(5)の操縦席(5A)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項5】
前記規制部(52)を、上下方向に延在する左脚と、上下方向に延在する右脚と、前記左脚と右脚の上端部を接続する左右方向に延在する接続部で形成し、
平面視において、前記接続部を、前記排出オーガ(8)の横排出部(8B)に対して所定の交差角度を有して設けた請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記横フレーム(47)を、前記縦排出部(8A)を支持する支持部材(45)を支持する機体フレーム(1)に立設する下方向に延在する縦フレーム(46)に固定した請求項5記載のコンバイン。
【請求項7】
前記横フレーム(47)の左部は、前記脱穀装置(4)の右壁に連結された請求項6記載のコンバイン。
【請求項8】
前記基部(51)の上部の開口部(51A)に、前記規制部(52)の左脚と右脚の下部を挿入し、前記基部(51)の固定部材(51B)と規制部(52)の装着部材(53)を締結して形成した請求項5記載のコンバイン。
【請求項9】
平面視において、前記規制部(52)を、前記グレンタンク(7)の上壁の後部における縦排出部(8A)よりも左側の部位に設けた請求項5記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガを備えるコンバインに関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガを、グレンタンクの後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部と、縦排出部の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部と、横排出部の前部の穀粒を排出する排出部で形成する技術が知られている。(特許文献1,2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-15245号公報
特開2001-169652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術においては、排出オーガの横排出部が操縦部の上方を旋回することが規制されている。そのため、穀粒を外部に排出する場合には、排出オーガの縦排出部の上下方向に延在する軸心回りに反時計方向に横排出部を旋回する必要があるので、排出作業時間が長くなるという問題があった。また、旋回角度を検出しているセンサ等が故障した場合には、横排出部が操縦部に衝突する恐れもあった。
【0005】
特許文献2の技術においては、穀粒を外部に排出する場合には、排出オーガの縦排出部の上下方向に延在する軸心回りに反時計方向に横排出部を旋回する必要があるので、排出作業時間が長くなるという問題があった。また、排出オーガを反時計方向に旋回させて穀粒排出後、時計方向に旋回させて受け台に戻す際に横排出部の前部が後部よりも下側に位置する前下がり姿勢で旋回させる場合、刈取装置の周辺部や機体本機との接触を防止するために揚穀コンベアに横排出部の旋回を規制する規制部材が設けられている。揚穀コンベアは脱穀選別部とグレンタンクとの間に配置されているため、規制部材のメンテナンスが面倒であった。
【0006】
そこで、本発明の主たる課題は、排出オーガの横排出部を操縦部の上方を旋回させて排出時間を短くすることができるコンバインを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、前記操縦部(5)の操縦席(5A)の周辺の特定の仮想空間を通過させないように前記規制部材(50)を構成したことを特徴とするコンバインである。
【0008】
請求項2記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、前記操縦部(5)の上側にサンバイザー(30)を設け、前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、側面視において、前記規制部(52)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記サンバイザー(30)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
【0009】
請求項3記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、前記操縦部(5)を覆うキャビン(32)を設け、前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、側面視において、前記規制部(52)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記キャビン(32)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
【0010】
請求項4記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、上下方向に延在する軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)で形成し、前記グレンタンク(7)の後側に左右方向に延在する横フレーム(47)を設け、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)の基部(51)を横フレーム(47)に固定して、該規制部材(50)の規制部(52)を前記グレンタンク(7)の上壁の上側に配置し、側面視において、前記規制部(52)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記操縦部(5)の操縦席(5A)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)

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