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公開番号
2025075388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186503
出願日
2023-10-31
発明の名称
育苗培地
出願人
井関農機株式会社
代理人
主分類
A01G
24/10 20180101AFI20250508BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】
苗の根部の生育を促しつつ、害虫による食害や、病気の罹患を抑制できる成分を添加した育苗培地を提供すること。
【解決手段】
育苗マット100に、水や空気と反応して食害予防成分となる鉄成分F2に変化する鉄剤F1と、苗が病害の予防成分を生成する材料になる食物繊維Bと、土中成分を苗に供給する菌根菌を含有する菌根菌剤Mと、水や養分を保持するスラリー材SLを含む培養剤Cを添加し、培養剤Cは、育苗マット100毎に、鉄材F1と食物繊維Bは各々重量比で0.13%~6.7%、菌根菌剤Mは重量比で0.07%~6.7%、スラリー材SLは重量比で0.33%~16.7%の範囲で添加する構成とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
育苗容器(2)に育苗マット(100)を敷設し、播種後に発生する苗の根部を該育苗マット(100)に張らせる育苗培地において、
前記育苗マット(100)には、水や空気と反応して食害予防成分となる鉄成分(F2)に変化する鉄剤(F1)と、苗が病害の予防成分を生成する材料になる食物繊維(B)と、土中成分を苗に供給する菌根菌を含有する菌根菌剤(M)と、水や養分を保持するスラリー材(SL)を含む培養剤(C)を添加し、
該培養剤(C)は、前記育苗マット(100)毎に、鉄材(F1)と食物繊維(B)は各々重量比で0.13%~6.7%、菌根菌剤(M)は重量比で0.07%~6.7%、スラリー材(SL)は重量比で0.33%~16.7%の範囲で添加することを特徴とする育苗培地。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記育苗マット(100)は、石材やスラグを焼成した鉱物繊維材(RW)、穀物の精製時に生じる廃材を固めた廃殻材(RH)、生分解性のプラスチック材(US)、または土質を糊剤(PV)で固めたもののいずれか一つ、あるいは複数を組み合わせて構成することを特徴とする請求項1に記載の育苗培地。
【請求項3】
前記育苗マット(100)上に撒かれた種子は培土(S)で覆土し、
該培土(S)は、山土(BS)にリン成分(PA)とカリウム成分(K)に加えて、NPK値6-0-0の有機液肥(OF)を添加して構成し、該有機液肥(OF)は、水1リットルにつき20~70gを溶かしたものとすることを特徴とする請求項1または2に記載の育苗培地。
【請求項4】
前記培土(S)は、乳化作用と粘性を有するコンニャク由来の飛粉(KP)やセラミド(KC)、大豆等由来のレシチン(Le)やサポニン(Sa)のいずれか、あるいは複数を組み合わせた造粒剤(GP)を用いて、2~4mmの粒状に成型したものを用いることを特徴とする請求項3に記載の育苗培地。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、移植用の苗を育苗するための培地の技術分野に属する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
水稲等の苗を育苗する培土に、苗の根部を張り巡らせさせて苗の根鉢を崩れにくくすると共に、不必要な箇所への根部の伸長を防止して、移植装置を用いた移植作業に適した苗を育苗する技術が存在する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-191235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
苗の根鉢部分の強度を高めることにより、移植装置で苗を圃場に移植する際、根鉢が崩れて苗が植え付けられず、手作業による捕植が不要になり、作業に要する労力が軽減される。
【0005】
また、育苗容器に根部が絡み付きにくいことにより、移植装置に苗を移動させる際、育苗容器から苗を容易に取り出すことができ、作業能率が向上する。
【0006】
しかしながら、圃場に移植された苗は、害虫により茎葉部を食べられて生育しなくなることがあり、収穫量が低下する問題がある。
【0007】
また、育苗の段階から病原菌やウィルスに感染する可能性があり、抵抗力が不足すると生育不良や枯死の原因となり、収穫量の低下や収穫物の品質低下が生じる問題がある。
【0008】
本発明は、苗の根部の生育を促しつつ、害虫による食害や、病気の罹患を抑制できる成分を添加した育苗培地を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じた。
【0010】
請求項1に係る発明は、育苗容器(2)に育苗マット(100)を敷設し、播種後に発生する苗の根部を該育苗マット(100)に張らせる育苗培地において、前記育苗マット(100)には、水や空気と反応して食害予防成分となる鉄成分(F2)に変化する鉄剤(F1)と、苗が病害の予防成分を生成する材料になる食物繊維(B)と、土中成分を苗に供給する菌根菌を含有する菌根菌剤(M)と、水や養分を保持するスラリー材(SL)を含む培養剤(C)を添加し、該培養剤(C)は、前記育苗マット(100)毎に、鉄材(F1)と食物繊維(B)は各々重量比で0.13%~6.7%、菌根菌剤(M)は重量比で0.07%~6.7%、スラリー材(SL)は重量比で0.33%~16.7%の範囲で添加することを特徴とする育苗培地とした。
(【0011】以降は省略されています)
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