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公開番号
2025080406
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193519
出願日
2023-11-14
発明の名称
コンバイン
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人永井国際特許事務所
主分類
A01F
12/46 20060101AFI20250519BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】排出オーガの横排出部を操縦部のサンバイザーの上方を移動させて排出作業時間を短くすることができるコンバインを提案する。
【解決手段】排出オーガ(8)を、グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、操縦部(5)の上側にサンバイザー(30)を設け、グレンタンク(7)の上壁に、横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、側面視において、規制部材(50)の上端部を、縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、サンバイザー(30)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させた。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、該グレンタンク(7)に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、前記グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、該横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、
前記操縦部(5)の上側にサンバイザー(30)を設け、
前記グレンタンク(7)の上壁に、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、
側面視において、前記規制部材(50)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記サンバイザー(30)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
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【請求項2】
穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、該グレンタンク(7)に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、前記グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、該横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、
前記操縦部(5)を覆うキャビン(32)を設け、
前記グレンタンク(7)の上壁に、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、
側面視において、前記規制部材(50)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記キャビン(32)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項3】
穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、該グレンタンク(7)に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、前記グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、該横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、
前記グレンタンク(7)の上壁に、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、
側面視において、前記規制部材(50)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記操縦部(5)の操縦席(5A)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項4】
前記規制部材(50)を、上下方向に延在する左脚(50A)と、上下方向に延在する右脚(50B)と、前記左脚(50A)と右脚(50B)の上端部を接続する左右方向に延在する接続部(50C)で形成し、
平面視において、前記接続部(50C)を、前記排出オーガ(8)の横排出部(8B)に対して所定の交差角度を有して設けた請求項1~3のいずれか1項に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記右脚(50B)の高さを左脚(50A)の高さよりも低く形成し、前記接続部(50C)を右下がり傾斜に形成した請求項4記載のコンバイン。
【請求項6】
平面視において、前記規制部材(50)を、前記グレンタンク(7)の上壁の後部における縦排出部(8A)よりも左側の部位に設けた請求項5記載のコンバイン。
【請求項7】
前記脱穀装置(4)の扱胴カバー(13)の前部に、前記排出オーガ(8)の横排出部(8B)の前部を載上する左右方向に延在する受け台(56)を設け、
平面視において、前記接続部(50C)と受け台(56)を平行に設けた請求項6記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガを備えるコンバインに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガを、グレンタンクの後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部と、縦排出部の上部から前方に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部と、横排出部の前部の穀粒を排出する排出部で形成する技術が知られている。(特許文献1,2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-15245号公報
特開2001-169652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術においては、排出オーガの横排出部が操縦部の上方を移動するのを規制し、横排出部が操縦部の近傍に移動した場合には、排出オーガの縦排出部を回動させて横排出部と操縦部の距離を所定以上にするので、グレンタンクに貯留された穀粒を排出する場合には、横排出部の前部に設けられた排出部をトラックの荷台の上方に移動するのに時間がかかるという問題があった。排出オーガの収納状態から機体の右側(グレンタンクの右側)に排出部を移動させる場合、横排出部を反時計方向に旋回させる必要があるため時間がかかっていた。
【0005】
特許文献2の技術においては、グレンタンクに貯留された穀粒を排出する場合には、排出オーガの横排出部を縦排出部の軸心を中心として反時計方向に旋回させるので、横排出部の前部に設けられた排出部をトラックの荷台の上方に移動するのに時間がかかるという問題があった。また、横排出部が低い状態において旋回する場合、機体との衝突を防止する構成が開示されている。しかし、横排出部が操縦部の上方通過を規制する技術や、横排出部が所定角度以上であれば操縦部の上方を通過可能にする技術は開示されていない。
【0006】
そこで、本発明の主たる課題は、排出オーガの横排出部を操縦部のサンバイザーの上方を移動させて排出作業時間を短くすることができるコンバインを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、該グレンタンク(7)に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、前記グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、該横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、前記操縦部(5)の上側にサンバイザー(30)を設け、前記グレンタンク(7)の上壁に、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、側面視において、前記規制部材(50)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記サンバイザー(30)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
【0008】
請求項2記載の発明は、穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、該グレンタンク(7)に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、前記グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、該横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、前記操縦部(5)を覆うキャビン(32)を設け、前記グレンタンク(7)の上壁に、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、側面視において、前記規制部材(50)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記キャビン(32)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
【0009】
請求項3記載の発明は、穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に脱穀選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、該グレンタンク(7)に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
該排出オーガ(8)を、前記グレンタンク(7)の後側に上下方向に延在して軸心回りに回動する縦排出部(8A)と、該縦排出部(8A)の上部から前方左側に延在して前部が上下方向に昇降する横排出部(8B)と、該横排出部(8B)の前部に穀粒を排出する排出部(8C)で形成し、前記グレンタンク(7)の上壁に、前記横排出部(8B)の旋回を規制する規制部材(50)を設け、側面視において、前記規制部材(50)の上端部を、前記縦排出部(8A)の上部と横排出部(8B)の後部を連結する連結部(40)の左右方向に延在する回転軸と、前記操縦部(5)の操縦席(5A)の後部の上端部を通過する仮想線(L)よりも上側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記規制部材(50)を、上下方向に延在する左脚(50A)と、上下方向に延在する右脚(50B)と、前記左脚(50A)と右脚(50B)の上端部を接続する左右方向に延在する接続部(50C)で形成し、平面視において、前記接続部(50C)を、前記排出オーガ(8)の横排出部(8B)に対して所定の交差角度を有して設けた請求項1~3のいずれか1項に記載のコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)
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