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公開番号2025065608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023174910
出願日2023-10-10
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類A01D 57/00 20060101AFI20250415BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】作物とリフタ装置の接触を抑制して、作物の商品価値を低下させることのないコンバインを提案する。
【解決手段】刈取前処理装置(3)のオーガ装置(3C)を、前部と上部が開放されたオーガフレーム(30)と、オーガフレーム(30)の左壁と右壁に架設された掻込みオーガ(31)で形成し、オーガフレーム(30)の下壁の上面に左右方向に所定の間隔を隔てて左右一対のリフタ装置(40)を設け、オーガフレーム(30)の左壁と右壁に回転自在に支持された第1回転体(44)を設け、リフタ装置(40)を、オーガフレーム(30)の下壁の上面に左右方向に移動可能に設けられた支持部材(41)と、支持部材(41)に回転自在に支持された第2回転体(42)と、第2回転体(42)に左右方向に所定の間隔を隔てて前側に延在する左右一対のリフタ(43)を設け、第2回転体(42)を、第1回転体(44)から第2回転体(42)に向かって延在する連結軸(45)に左右方向に移動可能に外嵌した
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方に脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取前処理装置(3)を、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する掻込み装置(3A)と、搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置(3B)と、搬送された穀稈を一側に寄せ集めるオーガ装置(3C)と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置(4)に搬送するフィーダハウス(3D)で構成し、
前記オーガ装置(3C)を、前部と上部が開放されたオーガフレーム(30)と、該オーガフレーム(30)の左壁と右壁に架設された掻込みオーガ(31)で形成し、
前記オーガフレーム(30)の下壁の上面に左右方向に所定の間隔を隔てて左右一対のリフタ装置(40)を設け、
前記オーガフレーム(30)の左壁と右壁に回転自在に支持された第1回転体(44)を設け、
前記リフタ装置(40)を、前記オーガフレーム(30)の下壁の上面に左右方向に移動可能に設けられた支持部材(41)と、該支持部材(41)に回転自在に支持された第2回転体(42)と、該第2回転体(42)に左右方向に所定の間隔を隔てて前側に延在する左右一対のリフタ(43)を設け、
前記第2回転体(42)を、前記第1回転体(44)から第2回転体(42)に向かって延在する連結軸(45)に左右方向に移動可能に外嵌したことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
左側の前記リフタ装置(40)の支持部材(41)をオーガフレーム(30)の下壁の上面に固定して、左右方向に移動を規制した請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記連結軸(45)の断面を多角形状に形成した請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項4】
前記リフタ(43)を、前後方向に延在する上側リフタ(50)と、前後方向に延在する下側リフタ(51)と、前記上側リフタ(50)の後部と下側リフタ(51)の前部を連結する連結部材(52)と、前記上側リフタ(50)の下部と連結部材(52)の前部を連結する連結プレート(55)で形成し、
該連結プレート(55)の内側面に、穀稈に接触する矩形状の検出体(60)と、該検出体(60)の変形量を測定する第1センサ(61)を設けた請求項1記載のコンバイン。
【請求項5】
前記リフタ(43)を、前後方向に延在する上側リフタ(50)と、前後方向に延在する下側リフタ(51)と、前記上側リフタ(50)の後部と下側リフタ(51)の前部を連結する連結部材(52)と、前記上側リフタ(50)の下部と連結部材(52)の前部を連結する連結プレート(55)で形成し、
前記上側リフタ(50)の前部から下側に延在する支軸(65)に、圃場面を摺動するソリ(67)の前部を回転自在に支持し、
前記連結プレート(55)の内側面に、前記ソリ(67)の後部の移動量を測定する第2センサ(68)を設けた請求項1記載のコンバイン。
【請求項6】
平面視において、右側の前記リフタ装置(40)のリフタ(43)の左右方向の中間に、前記掻込みオーガ(31)の外周面に搬送された穀稈を掻き込む掻込みフィンガ(34B)を設けた請求項1記載のコンバイン。
【請求項7】
正面視において、左側のリフタ装置(40)の左側のリフタ(43)を、前記走行装置(2)の左側のクローラの左右方向の中心の上側に配置した請求項6記載のコンバイン。
【請求項8】
正面視において、右側のリフタ装置(40)の右側のリフタ(43)を、前記走行装置(2)の右側のクローラの左右方向の中心の上側に配置した請求項7記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの刈刃装置よりも前側に延出するリフタ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圃場に倒伏した穀稈等の作物をすくい上げるために、刈取前処理装置の掻込み装置から搬送されてくる穀稈の株元を切断する刈刃装置よりも前側に延出するリフタ装置を設ける技術が知られていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-104331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術においては、リフタ装置の後部は刈刃装置を介してオーガ装置の下壁の前部に固定されている。そのため、作物の条間が大きく変化した場合には、作物とリフタ装置が接触して作物の表面に傷が入り、作物の商品価値を低下させる恐れがあった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、作物とリフタ装置の接触を抑制して、作物の商品価値を低下させることのないコンバインを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方に脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取前処理装置(3)を、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する掻込み装置(3A)と、搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置(3B)と、搬送された穀稈を一側に寄せ集めるオーガ装置(3C)と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置(4)に搬送するフィーダハウス(3D)で構成し、前記オーガ装置(3C)を、前部と上部が開放されたオーガフレーム(30)と、該オーガフレーム(30)の左壁と右壁に架設された掻込みオーガ(31)で形成し、前記オーガフレーム(30)の下壁の上面に左右方向に所定の間隔を隔てて左右一対のリフタ装置(40)を設け、前記オーガフレーム(30)の左壁と右壁に回転自在に支持された第1回転体(44)を設け、前記リフタ装置(40)を、前記オーガフレーム(30)の下壁の上面に左右方向に移動可能に設けられた支持部材(41)と、該支持部材(41)に回転自在に支持された第2回転体(42)と、該第2回転体(42)に左右方向に所定の間隔を隔てて前側に延在する左右一対のリフタ(43)を設け、前記第2回転体(42)を、前記第1回転体(44)から第2回転体(42)に向かって延在する連結軸(45)に左右方向に移動可能に外嵌したことを特徴とするコンバインである。
【0007】
請求項2記載の発明は、左側の前記リフタ装置(40)の支持部材(41)をオーガフレーム(30)の下壁の上面に固定して、左右方向に移動を規制した請求項1記載のコンバインである。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記連結軸(45)の断面を多角形状に形成した請求項1又は2記載のコンバインである。
【0009】
請求項4記載の発明は、前記リフタ(43)を、前後方向に延在する上側リフタ(50)と、前後方向に延在する下側リフタ(51)と、前記上側リフタ(50)の後部と下側リフタ(51)の前部を連結する連結部材(52)と、前記上側リフタ(50)の下部と連結部材(52)の前部を連結する連結プレート(55)で形成し、該連結プレート(55)の内側面に、穀稈に接触する矩形状の検出体(60)と、該検出体(60)の変形量を測定する第1センサ(61)を設けた請求項1記載のコンバインである。
【0010】
請求項5記載の発明は、前記リフタ(43)を、前後方向に延在する上側リフタ(50)と、前後方向に延在する下側リフタ(51)と、前記上側リフタ(50)の後部と下側リフタ(51)の前部を連結する連結部材(52)と、前記上側リフタ(50)の下部と連結部材(52)の前部を連結する連結プレート(55)で形成し、前記上側リフタ(50)の前部から下側に延在する支軸(65)に、圃場面を摺動するソリ(67)の前部を回転自在に支持し、前記連結プレート(55)の内側面に、前記ソリ(67)の後部の移動量を測定する第2センサ(68)を設けた請求項1記載のコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)

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