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公開番号
2025081989
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195142
出願日
2023-11-16
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類
A01D
34/64 20060101AFI20250521BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】モアデッキを使用しない時、特に手間を掛けて取り外さなくても、車体後部に取り付けた作業機を昇降自在に使用できる作業車両を提供すること。
【解決手段】走行車体1と、走行車体1の下部に装着された下部作業機2と、下部作業機2とは異なる後部作業機を取り付けるための、走行車体1の後部に取付けられた作業機連結部3とを備え、作業機連結部3は、その一端3bが走行車体1に回動自在に取付けられ、昇降装置によって作業機連結部3が回動させられることによって、作業機連結部3の他端3cが昇降させられ、作業機連結部3と下部作業機2を連結する連結リンク4が設けられ、連動モード時には、作業機連結部3の他端3cの昇降と連動して下部作業機2も昇降し、最上げモード時には、下部作業機2は、作業機連結部3の他端3cの降下動作に連動して降下せず、下部作業機固定具5によって所定の高さ位置で固定される、ことを特徴とする作業車両。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体(1)と、
前記走行車体(1)の下部に装着された下部作業機(2)と、
前記下部作業機(2)とは異なる後部作業機を取り付けるための、前記走行車体(1)の後部に取付けられた作業機連結部(3)とを備え、
前記作業機連結部(3)は、その一端(3b)が前記走行車体(1)に回動自在に取付けられ、昇降装置によって前記作業機連結部(3)が回動させられることによって、前記作業機連結部(3)の他端(3c)が昇降させられ、
前記作業機連結部(3)と前記下部作業機(2)を連結する連結リンク(4)が設けられ、
連動モード時には、前記作業機連結部(3)の前記他端(3c)の昇降と連動して前記下部作業機(2)も昇降し、
最上げモード時には、前記下部作業機(2)は、前記作業機連結部(3)の前記他端(3c)の降下動作に連動して降下せず、下部作業機固定具(5)によって所定の高さ位置で固定される、ことを特徴とする作業車両。
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【請求項2】
前記連結リンク(4)は、前記走行車体(1)の本体フレーム(1a)に回動可能に支持されたリアリンクシャフト(4a)と、前記リアリンクシャフト(4a)の回動によって前記下部作業機(2)を昇降させる第1リンク(4b)と、前記リアリンクシャフト(4a)および前記作業機連結部(3)を連結する第2リンク(4c)とを有し、
前記第2リンク(4c)は、前記最上げモード時には、前記作業機連結部(3)の前記他端(3c)が上昇動作をする場合は前記リアリンクシャフト(4a)を回動させて前記下部作業機(2)を上昇させ、前記他端(3c)が降下動作をする場合は前記リアリンクシャフト(4a)を回動自由とさせる機構を有し、
前記下部作業機固定具(5)は、前記本体フレーム(1a)に固定されており、前記リアリンクシャフト(4a)が回動して前記下部作業機(2)が上昇させられた際、前記リアリンクシャフト(4a)の回動をロック出来る部材である、請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
前記第2リンク(4c)の前記機構は、前記リアリンクシャフト(4a)に立設された連結用ブラケット(4c1)と、一端(4c21)が前記連結用ブラケット(4c1)に長孔(4c23)を介して摺動可能に連結され、他端(4c22)が前記作業機連結部(3)の途中に連結されたアーム(4c2)で構成され、
前記アーム(4c2)は、前記作業機連結部(3)の前記他端(3c)の昇降動作に応じて、移動する、請求項2記載の作業車両。
【請求項4】
前記連結用ブラケット(4c1)は前記リアリンクシャフト(4a)に対して上方向に垂直立設されており、
前記アーム(4c2)の前記他端(4c22)は、前記作業機連結部(3)の途中に下方向に垂直立設固定された屈曲板(3d)の下端(3d4)に回動可能に連結されており、
前記屈曲板(3d)は前記アーム(4c2)が回動しながら上方へ上がって来たとき、前記アーム(4c2)が前記作業機連結部(3)に干渉しないように、縦断面が屈曲している、請求項3記載の作業車両。
【請求項5】
前記下部作業機固定具(5)はロックの準備操作がされた後、前記下部作業機(2)が所定の高さに上昇されると自動的に作動して前記リアリンクシャフト(4a)の回動をロックする、請求項3または4記載の作業車両。
【請求項6】
前記リアリンクシャフト(4a)には、所定の位置に孔(6a)が穿設されたロック用ブラケット(6)が立設され、
前記下部作業機固定具(5)は前記本体フレーム(1a)に保持された板状部材であり、前記ロック用ブラケット(6)に対して隙間をおいて対向配置され、
前記下部作業機固定具(5)は、バネ(7)で前記ロック用ブラケット(6)側に突出するように付勢されたロックピン(8)を有し、
前記リアリンクシャフト(4a)の回動により前記下部作業機(2)が上昇するとともに、前記ロック用ブラケット(6)が回動して来て前記ロック用ブラケット(6)の前記孔(6a)に前記ロックピン(8)が一致して挿入されることで、前記リアリンクシャフト(4a)の回動が阻止されて前記下部作業機(2)がその高さでロックされる、請求項5記載の作業車両。
【請求項7】
前記バネ(7)の付勢に抗して前記ロックピン(8)が突出しないように、前記ロックピン(8)をロック解除位置に保持するロック解除保持機構(9)を備える、請求項6記載の作業車両。
【請求項8】
前記ロック解除保持機構(9)は、基台(10)と、貫通ピン(11)とを有し、
前記基台(10)は前記下部作業機固定具(5)の、前記ロックピン(8)の飛び出し側とは反対側の面に固定された断面U字状の部材で構成され、
前記断面U字状の部材の両側面(10a、10b)にはL字状の切欠き(10c、10d)が切りかかれ、一方の面(10a)には下側からL字状の切欠き(10c)が、他方の面(10b)には上側からL字状の切欠き(10d)が切りかかれ、
前記ロックピン(8)に対して横方向から貫通するように貫通ピン(11)が突き刺されており、その長さは前記断面U字状の部材の両側面(10a、10b)を超える大きさであり、
前記貫通ピン(11)の両端が切欠き(10c、10d)の中に配置されている場合は、前記ロックピン(8)は前記ロック用ブラケット(6)側に突出出来ない、請求項7記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モアを備えたトラクタなどの作業車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
作業車両の前輪と後輪の間にモアデッキを配置し、作業車両の後部にモアデッキとは別の作業機を装着可能な作業車両において、作業車両の後部に取り付けた作業機の昇降と同時にモアデッキを昇降できるように後部の作業機連結具とモアデッキの連結具をリンクで接続した作業車両が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-173052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、そのような作業車両では、後方の作業機と同時にモアデッキが昇降してしまうため、モアデッキを使用せず、後方の作業機を昇降させたい場合はわざわざモアデッキを取り外す必要があった。
【0005】
本発明は、そのような従来の作業機の課題を考慮し、モアデッキを使用しない時、特に手間を掛けて取り外さなくても、車体後部に取り付けた作業機を昇降自在に使用できる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明は、
走行車体1と、
前記走行車体1の下部に装着された下部作業機2と、
前記下部作業機2とは異なる後部作業機を取り付けるための、前記走行車体1の後部に取付けられた作業機連結部3とを備え、
前記作業機連結部3は、その一端3bが前記走行車体1に回動自在に取付けられ、昇降装置によって前記作業機連結部3が回動させられることによって、前記作業機連結部3の他端3cが昇降させられ、
前記作業機連結部3と前記下部作業機2を連結する連結リンク4が設けられ、
連動モード時には、前記作業機連結部3の前記他端3cの昇降と連動して前記下部作業機2も昇降し、
最上げモード時には、前記下部作業機2は、前記作業機連結部3の前記他端3cの降下動作に連動して降下せず、下部作業機固定具5によって所定の高さ位置で固定される、ことを特徴とする作業車両である。
【0007】
第2の本発明は、
前記連結リンク4は、前記走行車体1の本体フレーム1aに回動可能に支持されたリアリンクシャフト4aと、前記リアリンクシャフト4aの回動によって前記下部作業機2を昇降させる第1リンク4bと、前記リアリンクシャフト4aおよび前記作業機連結部3を連結する第2リンク4cとを有し、
前記第2リンク4cは、前記最上げモード時には、前記作業機連結部3の前記他端3cが上昇動作をする場合は前記リアリンクシャフト4aを回動させて前記下部作業機2を上昇させ、前記他端3cが降下動作をする場合は前記リアリンクシャフト4aを回動自由とさせる機構を有し、
前記下部作業機固定具5は、前記本体フレーム1aに固定されており、前記リアリンクシャフト4aが回動して前記下部作業機2が上昇させられた際、前記リアリンクシャフト4aの回動をロック出来る部材である、第1の本発明の作業車両である。
【0008】
第3の本発明は、
前記第2リンク4cの前記機構は、前記リアリンクシャフト4aに立設された連結用ブラケット4c1と、一端4c21が前記連結用ブラケット4c1に長孔4c23を介して摺動可能に連結され、他端4c22が前記作業機連結部3の途中に連結されたアーム4c2で構成され、
前記アーム4c2は、前記作業機連結部3の前記他端3cの昇降動作に応じて、移動する、第2の本発明の作業車両である。
【0009】
第4の本発明は、
前記アーム4c2の前記他端4c22は、前記作業機連結部3の途中に固定された屈曲板3dの下部に回動可能に連結されており、
前記屈曲板3dは前記アーム4c2が上方へ上がって来たとき、前記アーム4c2が前記作業機連結部3に干渉しないように、縦断面が屈曲している、第3の本発明の作業車両である。
【0010】
第5の本発明は、
前記下部作業機固定具5はロックの準備操作がされた後、前記下部作業機2が所定の高さに上昇されると自動的に作動して前記リアリンクシャフト4aの回動をロックする、第4の本発明の作業車両である。
(【0011】以降は省略されています)
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