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公開番号
2025069829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179802
出願日
2023-10-18
発明の名称
施肥システム
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類
A01C
15/00 20060101AFI20250423BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能が田植え機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。より具体的には、従来の田植え機の施肥システムのような施肥システムについては、意図された施肥量での施肥作業が行われないことがあることに本発明者は気付いた。
【解決手段】 肥料繰出し軸10の回転数を車速および施肥目標設定値に基づいて制御するとき、肥料繰出し軸10の回転数を車速の増加に基づいて増大させる施肥システムであって、肥料繰出し軸10の回転数の余分な増大量を補正するための肥料繰出し軸回転数補正が行われる施肥システムである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車輪駆動力を利用して肥料繰出し軸を回転させる施肥システムにおいて、前記肥料繰出し軸の回転数を車速および施肥目標設定値に基づいて制御するとき、前記肥料繰出し軸の前記回転数を前記車速の増加に基づいて増大させる施肥システムであって、
前記肥料繰出し軸の前記回転数の余分な増大量を補正するための肥料繰出し軸回転数補正が行われることを特徴とする施肥システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記肥料繰出し軸の前記回転数の前記余分な増大量は、前記回転させられる肥料繰出し軸の慣性に起因して発生し、前記車速の前記増加に応じて拡大することを特徴とする請求項1に記載の施肥システム。
【請求項3】
前記肥料繰出し軸の前記回転数の前記余分な増大量が打消されるように、前記肥料繰出し軸回転数補正は行われることを特徴とする請求項2に記載の施肥システム。
【請求項4】
前記肥料繰出し軸回転数補正は、前記車輪駆動力で走行させられる車体のあらかじめ定められた走行距離ごとに行われ、前記車体の停止にともなってリセットされることを特徴とする請求項3に記載の施肥システム。
【請求項5】
スリットが形成されている揺動アームが、前記車輪駆動力で揺動させられるように設けられており、
前記スリットへ摺動可能に挿入された揺動支点ピンが設けられており、
前記揺動アームの一端が前記車輪駆動力で上下方向において移動させられることにより、前記揺動アームの他端は前記揺動支点ピンを支点に前記上下方向において移動させられ、
前記肥料繰出し軸は、前記揺動アームの前記他端の移動にともなって回転させられ、
前記揺動支点ピンは、揺動支点ピンナット部材へ取付けられており、
前記揺動支点ピンナット部材は、前記肥料繰出し軸回転数補正に基づいてモーター機構により回動されるねじ部材へ摺動可能に螺合させられていることを特徴とする請求項4に記載の施肥システム。
【請求項6】
前記施肥目標設定値が与えられたときの前記揺動支点ピンのデフォルト位置は、前記車速の値が車速最大値の半分の値である場合において、前記肥料繰出し軸の前記回転数の前記余分な増大量が打消される位置であることを特徴とする請求項5に記載の施肥システム。
【請求項7】
前記ねじ部材はねじ延長部を有し、
前記ねじ延長部へ摺動可能に螺合させられたセンサーピンナット部材が設けられており、
前記センサーピンナット部材へ取付けられたセンサーピンが設けられており、
前記センサーピンが係止されている回動可能なセンサーアームを有する回動角度センサーが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の施肥システム。
【請求項8】
前記ねじ延長部は、前記揺動アームの前記他端の側から前記モーター機構へ向かって延長されており、
前記回動角度センサーは、前記ねじ延長部と隣接するように設けられていることを特徴とする請求項7に記載の施肥システム。
【請求項9】
前記センサーアームは、前記回動角度センサーのセンサーアーム回動軸の周りに回動させられ、
最小の前記施肥目標設定値に対応する前記センサーピンの最小施肥目標設定センサーピン位置から前記センサーアーム回動軸までの距離は、最大の前記施肥目標設定値に対応する前記センサーピンの最大施肥目標設定センサーピン位置から前記センサーアーム回動軸までの距離より大きいことを特徴とする請求項8に記載の施肥システム。
【請求項10】
前記最小施肥目標設定センサーピン位置は、前記最大施肥目標設定センサーピン位置と比べて前記モーター機構から遠いことを特徴とする請求項9に記載の施肥システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、田植え機の施肥システムのような施肥システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
肥料を貯留する貯留ホッパーと、貯留ホッパーから供給される肥料を設定量ずつ繰り出す繰出装置と、繰出装置から繰り出される施肥量を調節する施肥量調節装置と、施肥量調節装置に対して施肥量の設定を行う施肥量設定装置と、揺動支点で揺動することにより繰出装置を作動させる揺動アームと、揺動アームの一端に連結され、揺動アームに動力を供給する動力供給装置と、を有する施肥装置と、施肥装置を搭載した走行車体と、施肥量設定装置からの指示に基づいて駆動する施肥量調節モーターと、走行車体の前後方向の傾斜を検知する傾斜検知センサーと、を備え、揺動アームの他端は繰出装置に連結されており、揺動支点の位置は、施肥量設定装置の設定に合わせて、施肥量調節装置によって自動的に変えられるものであり、施肥量設定装置は、圃場内の作業を終了した状態で、傾斜検知センサーが、走行車体が所定角度以上の前上がり傾斜状態にあることを検知すると、施肥量調節モーターを作動させて、揺動支点の位置を、標準位置に移動させる田植機が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-99418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能が田植え機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。
【0005】
しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【0006】
より具体的には、従来の田植え機の施肥システムのような施肥システムについては、意図された施肥量での施肥作業が行われないことがあることに本発明者は気付いた。
【0007】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、使い勝手を向上することができる施肥システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明は、車輪駆動力を利用して肥料繰出し軸を回転させる施肥システムにおいて、前記肥料繰出し軸の回転数を車速および施肥目標設定値に基づいて制御するとき、前記肥料繰出し軸の前記回転数を前記車速の増加に基づいて増大させる施肥システムであって、
前記肥料繰出し軸の前記回転数の余分な増大量を補正するための肥料繰出し軸回転数補正が行われることを特徴とする施肥システムである。
【0009】
第2の本発明は、前記肥料繰出し軸の前記回転数の前記余分な増大量は、前記回転させられる肥料繰出し軸の慣性に起因して発生し、前記車速の前記増加に応じて拡大することを特徴とする第1の本発明の施肥システムである。
【0010】
第3の本発明は、前記肥料繰出し軸の前記回転数の前記余分な増大量が打消されるように、前記肥料繰出し軸回転数補正は行われることを特徴とする第2の本発明の施肥システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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