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公開番号
2025021424
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2024103719
出願日
2024-06-27
発明の名称
培養システム
出願人
新東工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250205BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】培養槽の培養液を効率的に加熱することができる培養システムを提供する。
【解決手段】培養システムは、外部装置から排出され、外気よりも高温である高温ガスGを利用して光合成微生物を培養する培養システムであって、光合成微生物を培養するための培養液を収容する培養槽34と、培養槽34との間に空隙Vを形成する空隙形成部71と、を備え、空隙形成部71は、高温ガスGが吹き込まれる第1開口部を有し、高温ガスGは、第1開口部を介して空隙Vに吹き込まれる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置から排出され、外気よりも高温であるガスを利用して光合成微生物を培養する培養システムであって、
前記光合成微生物を培養するための培養液を収容する培養槽と、
前記培養槽との間に空隙を形成する空隙形成部と、を備え、
前記空隙形成部は、前記ガスが吹き込まれる第1開口部を有し、
前記ガスは、前記第1開口部を介して前記空隙に吹き込まれる、
培養システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記空隙形成部は、袋状の形状を有し、
前記培養槽は、前記空隙形成部の内側に設けられている、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項3】
前記空隙は、前記培養槽の外面に沿った第1方向に延び、
前記第1開口部は、前記空隙形成部の前記第1方向における一端に設けられ、
前記空隙形成部は、前記空隙形成部の前記第1方向における他端に設けられると共に前記ガスが流出する第2開口部と、前記第1方向と交差する第2方向において前記外面と向かい合う第1表面と、前記第1表面の裏側に位置する第2表面と、を更に有し、
前記培養システムは、前記第2開口部から流出した前記ガスを前記第2表面に沿って流す導風部を更に備え、
前記導風部は、前記第1方向において前記第2開口部と向かい合う導風面を有し、
前記導風面は、前記第1方向から見て前記第2開口部の内側から外側まで延びると共に、前記第2開口部の外側において前記第2表面に沿って延びる、
請求項1又は請求項2に記載の培養システム。
【請求項4】
前記外面は、凸部及び凹部を含む波形形状を有する、
請求項3に記載の培養システム。
【請求項5】
前記培養槽は、
前記培養槽内を複数のセルに区画する仕切壁と、
前記複数のセル内にそれぞれ配置された複数の隔壁と、を更に有し、
前記複数の隔壁のそれぞれは、前記セル内を、ガスが供給される散気室と前記光合成微生物を培養するための培養室とに区画し、
前記凹部は、前記仕切壁及び前記隔壁により構成され、
前記凸部は、前記散気室及び前記培養室により構成されている、
請求項4に記載の培養システム。
【請求項6】
前記培養槽及び前記空隙形成部は、光透過性を有する、
請求項1又は請求項2に記載の培養システム。
【請求項7】
前記第1開口部に吹き込まれる前記ガスを供給する送風機と、
前記培養液の温度に基づいて、前記送風機の動作を制御する制御部と、を更に備え、
前記制御部は、前記培養液の温度が所定値以下となった場合、前記ガスの供給を前記送風機に開始させる、
請求項1又は請求項2に記載の培養システム。
【請求項8】
前記外部装置から前記空隙に前記ガスを供給する配管に設けられ、前記ガスに混合される外気の量を調整可能な流量調整部と、
前記外気が混合された前記ガスの温度に基づいて、前記流量調整部を制御する制御部と、を更に備える、
請求項1又は請求項2に記載の培養システム。
【請求項9】
前記外部装置から前記空隙に前記ガスを供給する配管に設けられ、前記ガスを前記培養システムの外部に放出する開放状態と、前記ガスを前記空隙に供給する供給状態と、の間で切り替え可能な三方弁を更に備え、
前記外部装置は、集塵フィルタと、前記集塵フィルタに捕集されている粉塵を払い落とす払落機構と、を備える集塵機であって、
前記三方弁は、前記払落機構による払い落とし動作が行われている間、前記開放状態に設定される、請求項1又は請求項2に記載の培養システム。
【請求項10】
前記三方弁は、払い落とし条件が満たされたことに応じて、前記供給状態から前記開放状態に切り替えられ、
前記払落機構は、前記払い落とし条件が満たされてから遅延時間が経過したことに応じて、前記払い落とし動作を行い、
前記遅延時間は、前記三方弁が前記供給状態から前記開放状態に切り替えられるのに要する時間以上に設定される、請求項9に記載の培養システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、培養システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、光合成によって増殖する光合成微生物が注目されている。光合成微生物の一種である藻類は、栄養素を含む液体中で細胞分裂を繰り返すことで増殖する微細な植物プランクトンである。藻類は、成長が早く、培養しやすいので、様々な産業で利用可能な有機性資源として有効活用が期待されている。例えば、藻類は、食品、薬品、吸着材又は油の原料として利用される。
【0003】
このような光合成微生物を培養する技術として、特許文献1には、バイオガス発電装置の排ガスの熱(廃熱)によって昇温された液体を用いて藻類を培養する藻類培養装置が記載されている。藻類培養装置は、培養液が貯留された藻類培養槽を含む。藻類培養槽は、廃熱を利用して昇温された液体が循環し、培養液の加温に利用するための温水循環路を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-48528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、光合成微生物を培養する培養システムとしては、廃熱を用いて培養槽の培養液を加熱する培養システムが知られている。このような培養システムでは、培養槽の培養液を効率的に加熱することが求められる。
【0006】
本開示は、培養槽の培養液を効率的に加熱することができる培養システムを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る培養システムは、外部装置から排出され、外気よりも高温であるガスを利用して光合成微生物を培養する培養システムであって、光合成微生物を培養するための培養液を収容する培養槽と、培養槽との間に空隙を形成する空隙形成部と、を備える。空隙形成部は、ガスが吹き込まれる第1開口部を有する。ガスは、第1開口部を介して空隙に吹き込まれる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の各側面及び各実施形態によれば、培養槽の培養液を効率的に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る培養システムを概略的に示す図である。
図2は、図1に示される培養部を概略的に示す図である。
図3は、図2に示される培養装置を概略的に示す図である。
図4は、図2に示される培養装置を概略的に示す斜視図である。
図5は、図4におけるV-V線断面図である。
図6は、一実施形態に係る培養システムの動作を示すフローチャートである。
図7は、変形例に係る培養システムの一部を概略的に示す図である。
図8は、図7に示される培養システムの動作を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。なお、図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。各図には、XYZ座標系が示される場合がある。Y軸方向は、X軸方向及びZ軸方向と交差(例えば、直交)する方向である。Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向と交差(例えば、直交)する方向である。本明細書では、特に断らない限り、X軸方向とは、X軸正方向を意味し、Y軸方向とは、Y軸正方向を意味し、Z軸方向とは、Z軸正方向を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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