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公開番号2025103544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220997
出願日2023-12-27
発明の名称粉体供給装置
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65G 65/46 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】密度ムラが低減された状態の粉体をロール装置へ供給することができる粉体供給装置を提供する。
【解決手段】粉体供給装置は、原料である粉体を収容する空間を内部に画成し、下端において下方に向けて開口された排出口を有するケーシングと、ケーシングに収容され、回転軸を有し、回転軸を中心として回転することによって粉体を排出口に向けて搬送するスクリュと、排出口の下流に設けられ、複数の開口を有する分散板と、を備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
原料である粉体を収容する空間を内部に画成し、下端において下方に向けて開口された排出口を有するケーシングと、
前記ケーシングに収容され、回転軸を有し、前記回転軸を中心として回転することによって前記粉体を前記排出口に向けて搬送するスクリュと、
前記排出口の下流に設けられ、複数の開口を有する分散板と、
を備える粉体供給装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記分散板は、前記排出口に連通する通過口と、前記通過口に間隔を空けて設けられた複数のスリット部材を有し、前記複数のスリット部材それぞれは板部材であり、
前記複数の開口は、前記複数のスリット部材の間に形成される複数のスリットであり、
前記複数のスリット部材に含まれる少なくとも一つのスリット部材は、その主面が前記スクリュによる前記粉体の搬送方向に対して傾斜するように設けられる、請求項1に記載の粉体供給装置。
【請求項3】
前記複数のスリット部材は整列して設けられ、
前記少なくとも一つのスリット部材は、整列方向において前記分散板の中央よりも外縁に近い位置に設けられ、下端の方が上端よりも前記外縁に近くなるように傾斜させて設けられる、請求項2に記載の粉体供給装置。
【請求項4】
前記分散板は、前記排出口に連通する通過口を形成する外枠と、前記外枠内に支持される内枠と、前記内枠の内側壁に間隔を空けて設けられた複数のスリット部材とを有し、
前記複数の開口は、前記外枠と前記内枠との間、並びに、前記複数のスリット部材の間に形成される複数のスリットであり、
前記内枠は、下端の方が上端よりも前記外枠に近くなるように傾斜させた外側壁を有する、請求項1に記載の粉体供給装置。
【請求項5】
前記分散板は、格子状の前記複数の開口を有し、
前記複数の開口のうち前記分散板の中央よりも外縁に近い位置に設けられた少なくとも一つの開口は、前記分散板の外縁よりも中央に近い位置に設けられた開口よりも大きく形成される、請求項1に記載の粉体供給装置。
【請求項6】
複数の開口を有し、前記分散板の下流に設けられる追加分散板をさらに備え、
前記追加分散板は、前記分散板の前記複数の開口と前記追加分散板の前記複数の開口とが鉛直方向からみて少なくとも一部が重ならないように配置される、請求項1に記載の粉体供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、粉体供給装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電池の薄膜電極を製造する装置を開示する。この装置は、粉体供給装置と、一対のローラを有するロール装置とを備える。粉体供給装置は、原料である粉体をロール装置に備わる一対のローラ間に供給する。ロール装置は、粉体供給装置から供給された粉体を一対のローラで圧密し、圧密された粉体をシート部材に転写する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-172275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載の粉体供給装置として、連続的に粉体を供給可能なスクリューフィーダを採用することが考えらえる。スクリューフィーダにおいては、スクリュの羽根の位置が周期的に変化し、この周期に連動して粉体が押し出される。このため、粉体を押し出す圧力が周期的に変化する。粉体を押し出す圧力の周期的な変化は、ロール装置へ供給される粉体に密度ムラを生じさせ、電極の品質に影響を与えるおそれがある。本開示は、密度ムラが低減された状態の粉体をロール装置へ供給できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る粉体供給装置は、原料である粉体を収容する空間を内部に画成し、下端において下方に向けて開口された排出口を有するケーシングと、前記ケーシングに収容され、回転軸を有し、前記回転軸を中心として回転することによって前記粉体を前記排出口に向けて搬送するスクリュと、前記排出口の下流に設けられ、複数の開口を有する分散板と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、密度ムラが低減された状態の粉体をロール装置へ供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る粉体供給装置が備わる成膜装置の概要を説明する図である。
図2の(A)及び(B)は、分散板の一例を示す斜視図である。
図3の(A)は、分散板の一例を示す斜視図であり、図3の(B)は、図3の(A)のIII-III線に沿った断面図である。
図4の(A)は、分散板の一例を示す斜視図であり、図4の(B)は、図4の(A)に示される分散板の平面図であり、図4の(C)は、図4の(B)のIV-IV線に沿った断面図である。
図5の(A)及び(B)は、分散板の一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。「上」「下」「左」「右」の語は、図示する状態に基づくものであり、便宜的なものである。
【0009】
[粉体供給装置の一例]
図1は、一実施形態に係る粉体供給装置が備わる成膜装置の概要を説明する図である。図1に示される成膜装置1は、電池などに用いられる電極を製造する装置である。成膜装置1は、いわゆる乾式の成膜装置であり、原料である粉体を圧密することにより、薄膜化(シート化)された電極を製造する。
【0010】
粉体とは、粉末状又は粒体状の物質を指す。粉体の大きさは、数ミクロンから数百ミクロン程度の粒径であってもよい。粉体の形状は球状、棒状、又は不定形などであってもよい。粉体の材質は、例えば蓄電池の正極又は負極の電極材料となる電極材料粉体である。具体的な一例として、正極の材料は、コバルト、マンガン、ニッケル、リン酸鉄などの酸化物を含むリチウム化合物の活物質、導電助剤、バインダなどであり、負極の材料は、グラファイト、カーボンなどの活物質、導電助剤、バインダなどである。成膜装置1は、上述した粉体だけでなく種々の粉体を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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