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公開番号2025031165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137201
出願日2023-08-25
発明の名称リチウムイオン電池用電極の製造方法
出願人三洋化成工業株式会社,新東工業株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類H01M 4/139 20100101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】リチウムイオン電池用電極の外観不良の発生を抑制することができる。
【解決手段】リチウムイオン電池用電極の製造方法は、基板と、電極活物質粒子が基板上に配置されることで形成されている電極活物質層とを含む少なくとも1つの包装対象物を準備する準備ステップと、少なくとも1つの包装対象物を包装して電極材を形成する包装ステップと、電極材を一対のローラの間に通過させる通過ステップと、を備え、一対のローラの周速度をV1とし、電極材が一対のローラの間を通過する速度をV2とすると、0.995V2<V1<1.005V2を満たす。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
基板と、電極活物質粒子が前記基板上に配置されることで形成されている電極活物質層とを含む少なくとも1つの包装対象物を準備する準備ステップと、
前記少なくとも1つの包装対象物を包装して電極材を形成する包装ステップと、
前記電極材を一対のローラの間に通過させる通過ステップと、を備え、
前記一対のローラの周速度をV1とし、前記電極材が前記一対のローラの間を通過する速度をV2とすると、
0.995V2<V1<1.005V2を満たす、
リチウムイオン電池用電極の製造方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
V2<V1<1.005V2を満たす、
請求項1に記載のリチウムイオン電池用電極の製造方法。
【請求項3】
3mm/s<V1<350mm/sを満たす、
請求項1又は2に記載のリチウムイオン電池用電極の製造方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの包装対象物は、複数の包装対象物を含み、
前記包装ステップでは、前記複数の包装対象物を共通の包装材で包装する、
請求項1又は2に記載のリチウムイオン電池用電極の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リチウムイオン電池用電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池用電極を製造する際に、電極活物質粒子によって形成される電極活物質層(電極の材料)の圧縮のためにロールプレス機を用いる場合がある。特許文献1には、電極活物質層を枠状部材の内側に配置してから真空包装し、この真空包装によって得られる真空パッケージをロールプレス機でロールプレスすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-017924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、真空パッケージをロールプレスする際に、真空パッケージの表面にしわが発生し、このしわによって形成された空間に電極活物質粒子が噴き出す場合がある。電極活物質粒子が噴き出した状態で真空パッケージを圧縮すると、圧縮後の成果物であるリチウムイオン電池用電極の外観不良を発生させる虞がある。
【0005】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、外観不良の発生を抑制することができるリチウムイオン電池用電極の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係るリチウムイオン電池用電極の製造方法は、基板と、電極活物質粒子が前記基板上に配置されることで形成されている電極活物質層とを含む少なくとも1つの包装対象物を準備する準備ステップと、前記少なくとも1つの包装対象物を包装して電極材を形成する包装ステップと、前記電極材を一対のローラの間に通過させる通過ステップと、を備え、前記一対のローラの周速度をV1とするし、前記電極材が前記一対のローラの間を通過する速度をV2とすると、0.995V2<V1<1.005V2を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本開示のリチウムイオン電池用電極の製造方法によれば、リチウムイオン電池用電極の外観不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るリチウムイオン電池用電極の製造方法のフローチャートである。
一実施形態に係る準備ステップの一例を説明するための図である。
一実施形態に係る包装ステップの一例を説明するための図である。
一実施形態に係る電極材の構成を概略的に示す図である。
幾つかの実施形態に係る包装ステップの一例を説明するための図である。
一実施形態に係る通過ステップの一例を説明するための図である。
リチウムイオン電池用電極の外観の判定結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態によるリチウムイオン電池用電極の製造方法について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
(方法)
図1は、一実施形態に係るリチウムイオン電池用電極の製造方法のフローチャートである。図1に例示するように、リチウムイオン電池用電極の製造方法は、準備ステップS1と、包装ステップS2と、通過ステップS3と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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