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公開番号2025054035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163212
出願日2023-09-26
発明の名称農業支援システム
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類A01B 69/00 20060101AFI20250331BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】自動運転において、作業車両に装着する作業機や、走行ルート、走行速度の設定等も自動選択し、良い作業結果を得るような総合的に選択設定をするシステムの自動化が望まれる。
【解決手段】
各選択設定と作業結果を、圃場別作業モデル、作業車両設定モデル、作業結果に区分けし、その相関性を人工知能を用いて学習させることで、より精度の高い関係性を構築することで、総合的な自動化、おまかせ選択設定を実現する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圃場マップに、あらかじめ圃場範囲の区分けを行い登録しておき、圃場番号(40)を選択し、作業時期(50)、作業内容(60)を入力ことで、あらかじめ登録していた作業車両(80)と作業機(100)の組み合わせパターンと、作業車両と作業機の組み合わせパターンに適合した走行ルート(140)の組み合わせを自動検索し、圃場別作業モデル(X)を作成する農業支援システム。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
圃場別作業モデル(X)のデータに利用される作業車両(80)の、作業時の走行速度(170)、作業機の回転数(180)、使用する資材の種類と量(200)、各設定が登録されてあり、この登録設定を作業車両設定モデル(160)とし自動運転を行う、請求項1の農業支援システム。
【請求項3】
作業車両設定モデル(160)によって作業を行った作業結果(250)で、作業により習得した収穫物収量(310)、作業時間(270)、消費エネルギー(260)を算出し、この値を作業車両設定モデル(160)の各データとして登録する、請求項1又は請求項2の農業支援システム。
【請求項4】
圃場別作業モデル(X)と、作業車両設定モデル(160)を利用し、得られた作業結果(250)と、あらかじめ登録している、各作業によって得られるべき標準的な作業結果である作業結果基準(330)との差異を、人工知能により差異分析(420)を行うことで、作業車両設定モデル(160)の各設定にある走行速度(170)と、作業機回転数(180)と、資材の種類と量(200)の設定を所定量補正する、請求項3の農業支援システム。
【請求項5】
作業結果(250)において、不具合履歴を登録しておく過去の不具合登録(400)を備え、該当する不具合が作業車両の作業中に検出された場合は、作業不具合の検出(320)部にデータ転送することで、作業結果(250)の消費エネルギー結果(260)と、作業時間の結果(270)と、収穫物の収量の結果(310)の値を、あらかじめ登録しているバランス設定(500)で許容された範囲を外れた場合は、作業車両設定モデル(160)の各設定にある走行速度(170)と、作業機回転数(180)と、資材の種類と量(200)の設定を所定量補正する、請求項3の農業支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場ごとに作業内容データを登録しておき、登録データを基準に作業内容の選択と、作業結果の判定を行い、次回以降の作業内容を改善するための農業支援システムである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
圃場地図データに圃場レイヤを有し、機種別の作業レイヤを作成し、管理データを座標位置においてデータ管理する発明がある。
(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-68533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、機種別の作業レイヤを作成し、管理データを座標位置においてデータ管理する技術がある。しかし、トラクタ等は装着する作業機によって作業内容や走行ルートは変更されることがあり、車両の走行設定も変化する。それによって得る結果は変化するため、管理データとしては、圃場別の作業モデルと作業車両設定モデルは別として、その関係性を作業結果によって修正、変更する学習機能を必要とすると考えられる。特に過去の不具合検出を、圃場データに織り込むことで、学習機能を有した、早期不具合検出を可能とする。
【0005】
本発明は、圃場が持つデータ、作業車両が持つデータ、作業結果、作業結果基準に分け、それぞれを比較演算、修正、変更、学習することで、最適な条件を自動設定する農業支援システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の発明は、次の技術手段により解決される。
【0007】
圃場マップに、あらかじめ圃場範囲の区分けを行い登録しておき、圃場番号40を選択し、作業時期50、作業内容60を入力ことで、あらかじめ登録していた作業車両80と作業機100の組み合わせパターンと、作業車両と作業機の組み合わせパターンに適合した走行ルート140の組み合わせを自動検索し、圃場別作業モデルXを作成する。
【0008】
第二の発明は、次の技術手段により解決される。
【0009】
圃場別作業モデルXのデータに利用される作業車両80の、作業時の走行速度170、作業機の回転数180、使用する資材の種類と量200、各設定が登録されてあり、この登録設定を作業車両設定モデル160とし自動運転を行う。
【0010】
第三の発明は、次の技術手段により解決される。
(【0011】以降は省略されています)

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