TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025031163
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137197
出願日
2023-08-25
発明の名称
包装装置
出願人
三洋化成工業株式会社
,
新東工業株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
H01M
4/139 20100101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】真空リークの発生を抑制することができる、リチウムイオン電池用電極材を包装する包装装置を提供する。
【解決手段】リチウムイオン電池用電極材を包装する包装装置1は、リチウムイオン電池用電極材が配置されるフィルム2と、フィルム2の下方に配置されるシート状の下側シート4であって、上下方向から視た場合にリチウムイオン電池用電極材を覆う下側シート4と、フィルムの上方に配置されるシート状の上側シート6であって、上下方向から視た場合に下側シートを覆う上側シート6と、下側シート4を下方から支持する台座8と、枠形状を有するリップパッキン10であって、内部に下側シート4が位置し、且つ上側シート6と接するように台座8に配置されるリップパッキン10と、フィルムが上側シート6と下側シート4によって挟み込まれることで形成されリチウムイオン電池用電極材を配置可能な包装空間9を減圧するための減圧装置12と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
リチウムイオン電池用電極材を包装する包装装置であって、
前記リチウムイオン電池用電極材が配置されるフィルムと、
前記フィルムの下方に配置されるシート状の下側シートであって、上下方向から視た場合に前記リチウムイオン電池用電極材を覆う下側シートと、
前記フィルムの上方に配置されるシート状の上側シートであって、上下方向から視た場合に前記下側シートを覆う上側シートと、
前記下側シートを下方から支持する台座と、
枠形状を有するリップパッキンであって、内部に前記下側シートが位置し、且つ前記上側シートと接するように前記台座に配置されるリップパッキンと、
前記フィルムが前記上側シートと前記下側シートによって挟み込まれることで形成され前記リチウムイオン電池用電極材を配置可能な包装空間を減圧するための減圧装置と、を備える、
包装装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記リップパッキンは、L字状の断面形状を有し、
前記リップパッキンの上面は、第1上面と、前記第1上面よりも低く、且つ前記第1上面より前記リップパッキンの内側に位置する第2上面と、を含む、
請求項1に記載の包装装置。
【請求項3】
前記フィルムは、上下方向から視た場合に少なくとも一部が前記リップパッキンと重複するように構成されており、
前記第1上面は、前記上側シートに当接する当接部と、前記フィルムの少なくとも一部によって下方に押圧されることで凹部を形成する凹面形成部と、を含み、
上下方向において、前記フィルムの上面と前記上側シートの下面との隙間の大きさは、1mm以下である、
請求項2に記載の包装装置。
【請求項4】
前記リップパッキンは、デュロメータ硬さが40以上80以下である、
請求項3に記載の包装装置。
【請求項5】
前記台座は、上下方向から視た場合に前記包装空間を覆う下板を含み、
前記下板には、上下方向に貫通する孔が形成されており、
前記下側シートを前記下板の上面に貼り付けるため、前記孔を介して前記下側シートを吸引する吸引装置と、をさらに備える、
請求項1から4の何れか一項に記載の包装装置。
【請求項6】
前記リチウムイオン電池用電極材は、粉状の電極活物質層を含み、
前記電極活物質層の粉体特性を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記粉体特性に基づいて、前記減圧装置が単位時間あたりに前記包装空間を減圧する減圧量を制御する減圧量制御部と、を含む制御装置をさらに備える、
請求項1から4の何れか一項に記載の包装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、リチウムイオン電池用電極材を包装する包装装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、基板上に配置されているリチウムイオン電池用電極材を、基板ごと袋状の包装材で包装し、包装材の内部を減圧しながらヒートシールすることで、リチウムイオン電池用電極材が包装されている真空パッケージを製造する包装装置が開示されている。また、特許文献2には、真空パッケージを製造する別の方法として、2枚のシート状の包装材で被プレス体を挟みこみ、2枚の包装材によって形成される空間(包装空間)を減圧する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-017924号公報
WO2014/057769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン電池用電極の製造には複数工程を経るため、生産効率の観点から、電極材をフィルムのような搬送治具に載せて搬送する場合がある。しかしながら、フィルムに載せてある電極材を2枚のシート状の包装材にて包含しきれず、真空リークの発生によりプレス時に不具合が発生するという課題があった。
【0005】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、真空リークの発生を抑制することができる包装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る包装装置は、リチウムイオン電池用電極材を包装する包装装置であって、前記リチウムイオン電池用電極材が配置されるフィルムと、前記フィルムの下方に配置されるシート状の下側シートであって、上下方向から視た場合に前記リチウムイオン電池用電極材を覆う下側シートと、前記フィルムの上方に配置されるシート状の上側シートであって、上下方向から視た場合に前記下側シートを覆う上側シートと、前記下側シートを下方から支持する台座と、枠形状を有するリップパッキンであって、内部に前記下側シートが位置し、且つ前記上側シートと接するように前記台座に配置されるリップパッキンと、前記フィルムが前記上側シートと前記下側シートによって挟み込まれることで形成され前記リチウムイオン電池用電極材を配置可能な包装空間を減圧するための減圧装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の包装装置によれば、真空リークの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
リチウムイオン電池用電極材の構成例を概略的に示す図である。
第1実施形態に係る包装装置の構成を概略的に示す図である。
第1実施形態に係るフィルム、下側シート、及び上側シートのレイアウトを説明するための図である。
第1実施形態に係るリップパッキンの斜視図である。
幾つかの実施形態に係るリップパッキンの固着方法の一例を説明するための図である。
第1実施形態に係るリップパッキンの構成を概略的に示す図である。
第2実施形態に係る包装装置の構成を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態による包装装置について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
本開示に係る包装装置1は、リチウムイオン電池用電極材100を包装する。図1は、リチウムイオン電池用電極材100の構成例を概略的に示す図である。図1に例示する形態では、リチウムイオン電池用電極材100は、板状の基板102と、基板102上に配置されている枠部材104と、枠部材104の内側の空間に電極活物質粒子Aが配置されることで形成される粉状の電極活物質層106と、を含んでいる。尚、図1に例示する形態では、リチウムイオン電池用電極材100は、電極活物質層106の表面が枠部材104の上面と面一となっているが、リチウムイオン電池用電極材100は図1に例示する形態に限定されない。電極活物質層106は、表面が枠部材104の上面よりも上方に位置するように、又は枠部材104の上面よりも下方に位置するように形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日星電気株式会社
平型電線
6日前
株式会社FLOSFIA
半導体装置
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
5日前
株式会社村田製作所
電池
4日前
株式会社村田製作所
電池
3日前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
3日前
株式会社村田製作所
電池
3日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
5日前
株式会社村田製作所
電池
3日前
日本電気株式会社
光学モジュール
10日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
ローム株式会社
半導体装置
4日前
株式会社東京精密
ワーク保持装置
9日前
TDK株式会社
コイル部品
10日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
KDDI株式会社
伸展マスト
5日前
株式会社村田製作所
二次電池
4日前
株式会社東芝
半導体装置
9日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
4日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
4日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
4日前
TDK株式会社
電子部品
3日前
株式会社SUBARU
電池モジュール
5日前
三桜工業株式会社
冷却器
3日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
ローム株式会社
半導体発光装置
9日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
4日前
ローム株式会社
半導体発光装置
9日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池セル
4日前
株式会社豊田中央研究所
二次電池
3日前
住友電気工業株式会社
多芯ケーブル
3日前
本田技研工業株式会社
制御装置
5日前
矢崎総業株式会社
ヒューズブロック
6日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品
5日前
続きを見る
他の特許を見る