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公開番号2025036044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024057456
出願日2024-03-29
発明の名称システム、およびサンドバッグ
出願人新東工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A63B 69/00 20060101AFI20250306BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】物理的な衝撃を与える体験を提供するためのシステムにおいて、体験のリアリティが損なわれないようにする。
【解決手段】システム(S1)は、第一部材(13)、およびユーザ(U1)の動作に起因して第一部材に衝撃を与える第二部材(11)であって、少なくとも一方が柔軟性を有する第一部材および第二部材と、第一部材の表面に沿って所定間隔で規則的に配列された複数の静電容量センサ(141)と、第二部材の表面に配置された導電性部材(12)と、第二部材が第一部材に衝撃を与えたことに伴い導電性部材との間の静電容量が変化した静電容量センサの数に基づいて、前記第一部材が前記第二部材から受けた衝撃の強さを示す検知信号を、当該検知信号に基づく処理を実行する装置へ提供する出力部(15)と、を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第一部材、およびユーザの動作に起因して前記第一部材に衝撃を与える第二部材であって、少なくとも一方が柔軟性を有する第一部材および第二部材と、
前記第一部材の表面に沿って所定間隔で規則的に配列された複数の静電容量センサと、
前記第二部材の表面に配置された導電性部材と、
前記第二部材が前記第一部材に衝撃を与えたことに伴い前記導電性部材との間の静電容量が変化した前記静電容量センサの数に基づいて、前記第一部材が前記第二部材から受けた衝撃の強さを示す検知信号を、当該検知信号に基づく処理を実行する装置へ提供する出力部と、
を備えている、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記静電容量センサは、前記第一部材の表層部に取り付けられた導電性の糸からなる刺繍センサである、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第一部材は、サンドバッグであり、
前記第二部材は、グローブであり、
前記導電性部材は、前記第二部材における前記第一部材と衝突する部位の表層部に配置されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記サンドバッグは、
本体と、
前記本体を支持する支持部材と、
前記支持部材に設けられ、前記グローブが前記本体に衝撃を与えたことに伴う前記本体から前記支持部材への作用を検知する検知部と、
を備え、
前記出力部は、前記検知部が検知した作用を示す第二検知信号を、前記装置へ提供する、
ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記支持部材は、鉛直方向に延びるように設けられた支柱であり、
前記本体は、前記支柱の側面を覆うように設けられ、
前記検知部は、前記支柱の下部に設けられた力覚センサで構成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記検知信号に基づいて前記ユーザの対戦相手を含む仮想空間の映像を生成し、生成した前記映像を前記ユーザが装着するヘッドマウントディスプレイに供給するシミュレーション装置を備え、
前記出力部は、前記検知信号を前記シミュレーション装置へ提供する、
ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項7】
前記出力部は、前記第二部材が前記第一部材に衝撃を与えたことに伴い前記導電性部材との間の静電容量が変化した前記静電容量センサの位置および数に基づいて、前記第一部材が前記第二部材から衝撃を受けた位置および当該衝撃の強さを示す検知信号を、前記シミュレーション装置へ提供し、
前記ユーザとは異なる他のユーザによって装着され、前記他のユーザと接する面に複数の振動子が設けられた第三部材を更に備え、
前記シミュレーション装置は、前記検知信号に基づいて、静電容量を変化させた前記静電容量センサに対応する位置に設けられた前記振動子を振動させることを指示する制御信号を、前記第三部材へ送信する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
第四部材、および前記他のユーザの動作に起因して前記第四部材に衝撃を与える第五部材であって、少なくとも一方が柔軟性を有する第四部材および第五部材と、
前記第四部材の表面に沿って所定間隔で規則的に配列された複数の他の静電容量センサと、
前記第五部材の表面に配置された他の導電性部材と、
前記第五部材が前記第四部材に衝撃を与えたことに伴い前記他の導電性部材との間の静電容量が変化した前記他の静電容量センサの位置および数に基づいて、前記第四部材が前記第五部材から衝撃を受けた位置および当該衝撃の強さを示す他の検知信号を、前記シミュレーション装置へ提供する他の出力部と、
前記ユーザによって装着され、前記ユーザと接する面に複数の他の振動子が設けられた第六部材を更に備え、
前記シミュレーション装置は、前記他の検知信号に基づいて、前記第四部材と接触した前記他の静電容量センサに対応する位置に設けられた前記他の振動子を振動させることを指示する他の制御信号を、前記第六部材へ送信する、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
ボクシング体験をユーザに提供するためのサンドバッグであって、
本体と、
前記本体を支持する支持部材と、
前記本体の表面に沿って所定間隔で規則的に配列された複数の静電容量センサと、
前記支持部材に設けられた力覚センサと、
表面に導電性部材が配置されたグローブが前記本体に衝撃を与えたことに伴い前記導電性部材との間の静電容量が変化した前記静電容量センサの数に基づいて、前記本体が前記グローブから受けた衝撃の強さを示す検知信号、および前記グローブが前記本体に衝撃を与えたことに伴う前記本体から前記支持部材への作用を示す第二検知信号を、当該検知信号および当該第二検知信号に基づく処理を実行する装置へ提供する出力部と、
を備えている、
ことを特徴とするサンドバッグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、およびサンドバッグに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されたようなボクシングゲーム機が知られている。このゲーム機は、打撃バッグと、打撃バッグの複数の部位にそれぞれ設けた感圧センサと、遊技者のダミーおよび仮想敵を画像として映し出すためのTVモニタと、効果音を出力するためのスピーカと、感圧センサの出力に基づいてTVモニタの画像を動作させ、かつスピーカから効果音を出力させる制御手段と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平1-274780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のゲーム機は、感圧センサによって打撃の強度を検知している。感圧センサは、変形の度合いによって受けた圧力の強さを検知するものであるため、打撃を受けて変形した後、元の状態に戻るまでに時間がかかることがある。このため、従来のゲーム機は、短い周期で繰り返される打撃を認識しきれない可能性があった。また、従来のゲーム機は、打撃バッグにおける打撃を受ける各部位(顔の正面、顎、腹部等に対応)に感圧センサが一つずつ設けられている。このため、打撃が感圧センサからずれた場合、ゲーム機がその打撃を認識できない可能性があった。ユーザが打撃を加えているにもかかわらずゲーム機がそれを認識しないという事態は、体験のリアリティという観点から問題がある。
【0005】
本発明の一態様は、上記課題に鑑みてなされたもので、物理的な衝撃を与える体験を提供するためのシステムにおいて、体験のリアリティが損なわれないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るシステムは、第一部材、およびユーザの動作に起因して前記第一部材に衝撃を与える第二部材であって、少なくとも一方が柔軟性を有する第一部材および第二部材と、前記第一部材の表面に沿って所定間隔で規則的に配列された複数の静電容量センサと、前記第二部材の表面に配置された導電性部材と、前記第二部材が前記第一部材に衝撃を与えたことに伴い前記導電性部材との間の静電容量が変化した前記静電容量センサの数に基づいて、前記第一部材が前記第二部材から受けた衝撃の強さを示す検知信号を、当該検知信号に基づく処理を実行する装置へ提供する出力部と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の各態様によれば、物理的な衝撃を与える体験を提供するためのシステムにおいて、体験のリアリティが損なわれないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態1に係るシステムの一例を示す図である。
システムの電気的構成を示すブロック図である。
システムが備える複数の静電容量センサの配列の一例を示す図である。
静電容量センサ同士の間隔設定の考え方を示す図である。
システムが備える第三部材(第六部材)の一例を示す図である。
システムの動作の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施形態2に係るシステムの一例を示す図である。
システムが備えるサンドバッグの変形例を示す図である。
変形例に係るサンドバッグが検知可能な衝撃(パンチ)の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
<実施形態1:ボクシング体験システム>
本実施形態に係るシステムは、ボクシング体験システム(以下、システムS1)となっている。システムS1は、仮想空間における対戦型のボクシング体験をユーザU1、U2に提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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