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公開番号2025000090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099752
出願日2023-06-19
発明の名称集塵機
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B01D 46/24 20060101AFI20241224BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】フィルタが外れにくい集塵機を提供する。
【解決手段】集塵機は、外気が導入される第1空気室と、第1空気室に配置され、外気から粉塵を分離し、空気を通過させるフィルタと、フィルタを通過した空気が導入される第2空気室と、第1空気室と第2空気室とを仕切る仕切板と、仕切板と対向して配置され、フィルタを保持する保持部材と、を備える。フィルタは、第1方向に延在する本体と、本体の第1方向の端部に設けられた端部部材と、を有する。保持部材には、本体を第1方向に貫通させる開口が形成されている。端部部材は、第1方向から見て端部の外側に延在し、保持部材の開口の周縁部と当接する延在部を有する。延在部には、複数の孔が形成されている。保持部材は、周縁部に設けられ、複数の孔に差し込まれる複数の爪を有する。複数の爪は、複数の孔に差し込まれた状態で、延在部に引っ掛かる突起を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
外気が導入される第1空気室と、
前記第1空気室に配置され、前記外気から粉塵を分離し、空気を通過させるフィルタと、
前記フィルタを通過した前記空気が導入される第2空気室と、
前記第1空気室と前記第2空気室とを仕切る仕切板と、
前記仕切板と対向して配置され、前記フィルタを保持する保持部材と、を備え、
前記フィルタは、第1方向に延在する本体と、前記本体の前記第1方向の端部に設けられた端部部材と、を有し、
前記保持部材には、前記本体を前記第1方向に貫通させる開口が形成されており、
前記端部部材は、前記第1方向から見て前記端部の外側に延在し、前記保持部材の前記開口の周縁部と当接する延在部を有し、
前記延在部には、複数の孔が形成されており、
前記保持部材は、前記周縁部に設けられ、前記複数の孔に差し込まれる複数の爪を有し、
前記複数の爪は、前記複数の孔に差し込まれた状態で、前記延在部に引っ掛かる突起を含む、
集塵機。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記端部部材上に取り付けられ、前記端部部材と前記仕切板との間を封止するパッキンをさらに備え、
前記保持部材は、前記仕切板と対向する面に設けられ、前記仕切板と当接して前記パッキンの圧縮量を制限する制限部を有する、
請求項1に記載の集塵機。
【請求項3】
前記本体は、前記第1方向を軸方向とする円筒状であり、
前記複数の爪の形状は、前記フィルタの中心軸に対して互いに回転対称性を有している、
請求項1又は2に記載の集塵機。
【請求項4】
前記複数の爪は、前記周縁部からの高さ位置が互いに異なると共に、互いに逆方向に突出する複数の前記突起を含む、
請求項1又は2に記載の集塵機。
【請求項5】
前記保持部材を支持すると共に、前記保持部材を前記仕切板に沿って摺動させるレール部材をさらに備え、
前記保持部材は、前記仕切板の反対側を向く面に設けられた把持部を有する、
請求項1又は2に記載の集塵機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、集塵機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、粉塵が含まれた空気から筒状フィルタにより粉塵を除去する集塵装置が開示されている。この集塵装置は、筐体を備え、筐体は、セルプレートにより粉塵室と清浄空気室とに区画されている。セルプレートには、フィルタ枠を介して複数の筒状フィルタが取り付けられている。筒状フィルタは、フィルタ枠に設けられた爪が筒状フィルタの上部皿に設けられた孔部に差し込まれることにより、フィルタ枠に対して位置決めされた状態で、フィルタ枠に保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/139083号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の集塵装置では、筒状フィルタの取り付け作業や取り外し作業中に、筒状フィルタがフィルタ枠から外れる場合がある。本開示は、フィルタが外れにくい集塵機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る集塵機は、外気が導入される第1空気室と、第1空気室に配置され、外気から粉塵を分離し、空気を通過させるフィルタと、フィルタを通過した空気が導入される第2空気室と、第1空気室と第2空気室とを仕切る仕切板と、仕切板と対向して配置され、フィルタを保持する保持部材と、を備える。フィルタは、第1方向に延在する本体と、本体の第1方向の端部に設けられた端部部材と、を有する。保持部材には、本体を第1方向に貫通させる開口が形成されている。端部部材は、第1方向から見て端部の外側に延在し、保持部材の開口の周縁部と当接する延在部を有する。延在部には、複数の孔が形成されている。保持部材は、周縁部に設けられ、複数の孔に差し込まれる複数の爪を有する。複数の爪は、複数の孔に差し込まれた状態で、延在部に引っ掛かる突起を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、フィルタが外れにくい集塵機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る集塵機の概要を示す断面図である。
図2は、フィルタを示す斜視図である。
図3は、フィルタを示す断面図である。
図4は、フィルタ上皿を示す上面図である。
図5は、図1の一部拡大図である。
図6は、フィルタ枠を示す斜視図である。
図7は、爪をスリットに差し込む方法についての説明図である。
図8は、パッキン付きフィルタをフィルタ枠に取り付けた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。「上」「下」「左」「右」の語は、図示する状態に基づくものであり、便宜的なものである。
【0009】
[集塵機の構成]
一実施形態に係る集塵機は、例えば工場などに配置され、空気中の粉塵を収集する。粉塵(ダスト)とは、空気中に浮遊できる程度に微細な粉体であり、レーザ加工、プラズマ加工、および溶接などの際に発生するヒュームなどを含む。
【0010】
図1は、一実施形態に係る集塵機の概要を示す断面図である。図中のX方向及びY方向が水平方向であり、Z方向が垂直方向である。以下ではZ方向を上下方向ともいう。図1に示されるように、集塵機1は、筐体10、吸気ダクト11、及び、排気ダクト12を備える。筐体10は、吸気口10aを介して外気を内部に導入する。吸気口10aには、吸気ダクト11が設けられる。筐体10は、粉塵を取り除いた空気を、排気口10bを介して装置外へ排気する。排気口10bには、排気ダクト12が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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