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公開番号2025021124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124856
出願日2023-07-31
発明の名称センサモジュール
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 1/02 20060101AFI20250205BHJP(測定;試験)
要約【課題】植物の対象部位の一部の領域から放出されるガスを検出できる技術を提供する。
【解決手段】センサモジュールは、植物から放出されるガスが通過可能な第1管と、植物の対象部位の一部の領域に対して第1管の端部を固定する固定部材と、第1管に接続され、第1管内を負圧にする吸引器と、第1管に設けられ、ガスに含まれる植物由来の対象物質を検出し、検出された対象物質の情報を出力する第1センサと、を備える。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
植物から放出されるガスが通過可能な第1管と、
前記植物の対象部位の一部の領域に対して第1管の端部を固定する固定部材と、
前記第1管に接続され、前記第1管内を負圧にする吸引器と、
前記第1管に設けられ、前記ガスに含まれる植物由来の対象物質を検出し、検出された対象物質の情報を出力する第1センサと、
を備える、センサモジュール。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記固定部材には、植物から放出されるガスが通過可能な第1流路が形成され、
前記固定部材は、前記植物の対象部位の一部の領域に接着可能な接着面を有し、
前記第1管は、前記固定部材に接続し、前記第1流路を通過した前記ガスが通過可能であって、
前記吸引器は、前記第1流路及び前記第1管内を負圧にする、請求項1に記載のセンサモジュール。
【請求項3】
前記固定部材には、植物から放出されるガスが通過可能であって、前記第1流路とは別の第2流路が形成され、
前記第2流路に対応し、前記第1管とは別の第2管をさらに備え、
前記吸引器は、前記第2管に接続され、前記第2流路及び前記第2管内を負圧にする、請求項2に記載のセンサモジュール。
【請求項4】
前記第2管に設けられ、前記ガスに含まれる植物由来の対象物質を検出し、検出された対象物質の情報を出力する第2センサをさらに備え、
前記第1センサ及び前記第2センサは、同一の対象物質を検出する、請求項3に記載のセンサモジュール。
【請求項5】
前記第2管に設けられ、前記ガスに含まれる植物由来の対象物質を検出し、検出された対象物質の情報を出力する第2センサをさらに備え、
前記第1センサ及び前記第2センサは、互いに異なる対象物質を検出する、請求項3に記載のセンサモジュール。
【請求項6】
前記第1管に設けられ、前記ガスに含まれる対象物質を通過させ、前記対象物質と異なる対象外物質を前記ガスから除去するフィルタを更に備える、請求項1~5の何れか一項に記載のセンサモジュール。
【請求項7】
前記固定部材の前記接着面は、粘着により前記植物の対象部位の前記一部の領域に接着する、請求項2~5の何れか一項に記載のセンサモジュール。
【請求項8】
前記固定部材及び前記第1管の少なくとも一部は、透光性を有する材料又は透明な材料で構成されている、請求項1~5の何れか一項に記載のセンサモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、センサモジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、光合成蒸散測定装置を開示する。この光合成蒸散測定装置は、箱体と、チャンバーと、分析計とを備える。箱体は、被測定葉を気密的に収容可能で透光性を有する。チャンバーは、一部の空気を排気口から大気放出する。分析計として、チャンバーの後段に湿度センサ及び赤外センサが接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平1-77342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、植物は、その状態に応じて種々のガスを放出することが知られている。植物が放出する種々のガスの種類及び濃度によって、植物の状態が推定される。特許文献1に記載の方法では、植物の一枚の葉全体が箱体内に気密的に収容されるため、例えば、葉の一部の領域等、植物の対象部位の一部の領域における状態を推定できない。本開示は、植物の対象部位の一部の領域から放出されるガスを検出できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係るセンサモジュールは、植物から放出されるガスが通過可能な第1管と、植物の対象部位の一部の領域に対して第1管の端部を固定する固定部材と、第1管に接続され、第1管内を負圧にする吸引器と、第1管に設けられ、ガスに含まれる植物由来の対象物質を検出し、検出された対象物質の情報を出力する第1センサと、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、植物の対象部位の一部の領域から放出されるガスを適切に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るセンサモジュールの外観を示す図である。
図2は、実施形態に係るセンサモジュールの詳細な外観を示す図である。
図3は、図2に示す第1検出装置及び第2検出装置の断面の構成を概略的に示す図である。
図4は、変形例に係るセンサモジュールの詳細な外観を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の例示]
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0009】
図1は、実施形態に係るセンサモジュールの外観を示す図である。図1に示すセンサモジュール1は、植物由来のガスに含まれる対象物質を検出して植物の対象部位の一部の領域の状態を検出する。この状態には、植物の対象部位の一部の領域の健康状態又は成育状態が含まれる。センサモジュール1は、栽培されている植物Pの対象部位の一部の領域に対して配置される。栽培されているとは、植えられて育てられていることをいう。植物Pは、植物工場、圃場若しくはビニールハウス等の農場で栽培される野菜、果樹又は花卉等の植物である。一例として、植物Pは、箱状の培地(地面)で栽培される。植物Pは、検出対象となる植物である。植物Pは、野生の草木、花等であってもよい。植物Pの対象部位とは、葉、実、花、蕾、茎、及び根を含む。センサモジュール1は、栽培又は野生の植物Pから摘まれた葉、実、花、蕾、茎、及び根等を植物Pの対象部位として配置されてもよい。
【0010】
図2は、実施形態に係るセンサモジュールの詳細な外観を示す図である。以下では、植物Pの対象部位の一例である栽培中の植物Pの葉Lに対して配置されたセンサモジュール1について説明する。図1及び図2に示すように、センサモジュール1は、固定部材10と、第1管21と、第2管22と、吸引器30と、第1検出装置40と、第2検出装置50とを備える。センサモジュール1は、植物状態検出装置60を備えてもよい。センサモジュール1における第1管21、第2管22、第1検出装置40、及び第2検出装置50は、支柱(不図示)によって支持され、固定されてもよい。吸引器30及び植物状態検出装置60は、支柱(不図示)によって支持されてもよく、地面等に載置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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