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公開番号
2025049833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158287
出願日
2023-09-22
発明の名称
検針機
出願人
株式会社ハシマ
代理人
個人
,
個人
主分類
G01V
3/10 20060101AFI20250327BHJP(測定;試験)
要約
【課題】より適切に金属異物を検出することができる検針機を提供する。
【解決手段】検針機は、定められた搬送方向DRに搬送される検査対象が特定の空間を通過する際に、検査対象に金属異物が混入しているかどうかを検査する。検針機は、特定の空間に印加される磁界を発生する永久磁石21と、磁界の変化に応じた電流を生じる複数の検出コイル22と、検出コイル22に生じる電流の変化に基づき、金属異物を検出する処理回路31と、を有する。処理回路31は、検出コイル22に生じる電流を取り込み、取り込まれる電流の値に基づき金属異物に対する検出コイル22の反応の程度を示す反応値を演算する処理と、複数の検出コイル22に対応する反応値を足し合わせることにより合成値を演算する処理と、合成値と反応値しきい値との比較を通じて金属異物を検出する処理と、を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
定められた搬送方向に搬送される検査対象が特定の空間を通過する際に、前記検査対象に金属異物が混入しているかどうかを検査するように構成される検針機であって、
前記特定の空間に印加される磁界を発生するように構成される永久磁石と、
前記磁界の変化に応じた電流を生じるように構成される複数の検出コイルと、
前記検出コイルに生じる前記電流の変化に基づき、前記金属異物を検出するように構成される処理回路と、を有し、
前記処理回路は、前記検出コイルに生じる前記電流を取り込み、取り込まれる前記電流の値に基づき前記金属異物に対する前記検出コイルの反応の程度を示す反応値を演算する処理と、
複数の前記検出コイルに対応する前記反応値を足し合わせることにより合成値を演算する処理と、
前記合成値と反応値しきい値との比較を通じて前記金属異物を検出する処理と、を実行するように構成される検針機。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記処理回路は、前記検出コイルから取り込まれる前記電流の波形に対して反転処理を行うことにより前記反応値を演算するように構成され、
前記反転処理は、前記電流の波形の負の領域を正に反転する処理である請求項1に記載の検針機。
【請求項3】
複数の前記検出コイルに対応する複数のインジケータ領域を表示するように構成される表示装置を有し、
複数の前記検出コイルは、前記搬送方向に対して直交する方向に等間隔に一列に配置されており、
前記処理回路は、前記金属異物が検出されるとき、前記金属異物に反応した前記検出コイルに対応する前記インジケータ領域を点灯あるいは点滅させるように構成される請求項1または請求項2に記載の検針機。
【請求項4】
前記永久磁石と、複数の前記検出コイルとを2組有し、
一方の組は前記搬送方向の上流側に、他方の組は前記搬送方向の下流側に配置されている請求項1または請求項2に記載の検針機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検針機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、たとえば特許文献1のような検針機が存在する。検針機は、検査対象を搬送ベルトに載せて搬送し、検出ヘッドを通過させることにより、検査対象に混入した金属異物を検出する。検査対象は、縫製品などの製品である。異物は、たとえば縫い針などの金属異物である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-189412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のものを含め、検針機には、より適切に金属異物を検出することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する検針機は、定められた搬送方向に搬送される検査対象が特定の空間を通過する際に、前記検査対象に金属異物が混入しているかどうかを検査するように構成される。検針機は、前記特定の空間に印加される磁界を発生するように構成される永久磁石と、前記磁界の変化に応じた電流を生じるように構成される複数の検出コイルと、前記検出コイルに生じる前記電流の変化に基づき、前記金属異物を検出するように構成される処理回路と、を有する。前記処理回路は、前記検出コイルに生じる前記電流を取り込み、取り込まれる前記電流の値に基づき前記金属異物に対する前記検出コイルの反応の程度を示す反応値を演算する処理と、複数の前記検出コイルに対応する前記反応値を足し合わせることにより合成値を演算する処理と、前記合成値と反応値しきい値との比較を通じて前記金属異物を検出する処理と、を実行するように構成される。
【0006】
この構成によれば、各検出コイルに対応する反応値を合成することにより、金属異物の通過高さに応じた検出感度差が抑えられる。このため、処理回路は、金属異物の通過高さにかかわらず、金属異物を適切に検出することができる。
【0007】
上記の検針機において、前記処理回路は、前記検出コイルから取り込まれる前記電流の波形に対して反転処理を行うことにより前記反応値を演算するように構成されてもよい。前記反転処理は、前記電流の波形の負の領域を正に反転する処理である。
【0008】
この構成によれば、反転処理を通じて演算される各検出コイルの反応値を合成することにより、金属異物の通過高さに応じた検出感度差を抑えることができる。
上記の検針機において、複数の前記検出コイルに対応する複数のインジケータ領域を表示するように構成される表示装置を有していてもよい。また、複数の前記検出コイルは、前記搬送方向に対して直交する方向に等間隔に一列に配置されていてもよい。この場合、前記処理回路は、前記金属異物が検出されるとき、前記金属異物に反応した前記検出コイルに対応する前記インジケータ領域を点灯あるいは点滅させるように構成されてもよい。
【0009】
この構成によれば、作業者は、インジケータ領域を目視することにより、複数の検出コイルが並ぶ方向における金属異物の位置を認識することができる。
上記の検針機において、前記永久磁石と、複数の前記検出コイルとを2組有していてもよい。この場合、一方の組は前記搬送方向の上流側に、他方の組は前記搬送方向の下流側に配置されていてもよい。
【0010】
この構成によれば、永久磁石と複数の前記検出コイルとの組が、それぞれ搬送方向の上流側と下流側との2ヶ所に設けられる。このため、金属異物の検出漏れを抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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