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公開番号2025020941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124583
出願日2023-07-31
発明の名称培養システム
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250205BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養効率の低下を抑制することができる培養システムを提供する。
【解決手段】培養システム1は、光合成微生物Pを培養するための培養液Cを収容する培養槽24aと、Z軸方向に延びると共に、Z軸方向に昇降可能に設けられた排出管51であって、下端部に設けられた開口部56を有し、開口部56から培養液Cを排出する排出管51と、培養槽24aと排出管51とを連通し、可撓性を有する連通管53aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光合成微生物を培養するための培養液を収容する第1培養槽と、
上下方向に延びると共に、前記上下方向に昇降可能に設けられた排出管であって、下端部に設けられた第1開口部を有し、前記第1開口部から前記培養液を排出する前記排出管と、
前記第1培養槽と前記排出管とを連通し、可撓性を有する第1連通管と、
を備える、
培養システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1培養槽は、底部を有し、
前記第1連通管は、
前記底部に接続されている第1端と、
前記排出管に接続されている第2端と、を有する、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項3】
前記光合成微生物を培養するための前記培養液を収容する第2培養槽と、
前記第2培養槽と前記排出管とを連通し、可撓性を有する第2連通管と、を更に備える、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項4】
前記第1培養槽は、第1底部を有し、
前記第1連通管は、
前記第1底部に接続されている第1端と、
前記排出管に接続されている第2端と、を有し、
前記第2培養槽は、第2底部を有し、
前記第2連通管は、
前記第2底部に接続されている第3端と、
前記排出管に接続されている第4端と、を有し、
前記第1培養槽と前記第2培養槽とは、前記上下方向に配列されており、
前記第1端と前記第3端との距離は、前記第2端と前記第4端との距離と等しい、
請求項3に記載の培養システム。
【請求項5】
前記排出管は、
前記第1開口部を含み、前記上下方向に延びると共に前記第1連通管が接続された本体部と、
前記第1開口部とは反対側に設けられた第2開口部を含み、前記本体部の上端から延びる延出部と、を有する、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の培養システム。
【請求項6】
前記第2開口部は、下方を向いている、
請求項5に記載の培養システム。
【請求項7】
前記排出管の前記第1開口部から排出された前記培養液を貯留する受槽と、
前記受槽に貯留されている前記培養液の液量を計測する液量計測部と、
前記受槽に貯留されている前記培養液を前記第1培養槽に供給する供給部と、
前記排出管を昇降させる駆動部と、
前記供給部及び前記駆動部を制御する制御部と、を更に備え、
前記制御部は、
前記駆動部を制御することで、前記排出管を所定高さに移動させ、
前記排出管が前記所定高さに位置する状態で、前記供給部を制御することで前記培養液の供給を開始し、
前記培養液の供給を開始してから所定時間が経過し、かつ、前記液量が所定液量以下であるという条件が満たされたか否かを判定し、
前記条件が満たされていないと判定された場合、前記培養液の供給を再び開始し、
前記条件が満たされたと判定された場合、前記培養液の供給を停止する、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の培養システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、培養システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、光合成によって増殖する光合成微生物が注目されている。光合成微生物の一種である藻類は、栄養素を含む液体中で細胞分裂を繰り返すことで増殖する微細な植物プランクトンである。藻類は、成長が早く、培養しやすいので、様々な産業で利用可能な有機性資源として有効活用が期待されている。例えば、藻類は、食品、薬品、吸着材又は油の原料として利用される。
【0003】
このような光合成微生物を培養する技術として、特許文献1には、微細藻類を培養するための藻類培養システムが記載されている。この藻類培養システムは、微細藻類が懸濁された培養液で満たされた培養槽と、培養液を溶解部に輸送するためのポンプと、培養液に二酸化炭素を供給する溶解部と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-65331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の藻類培養システムでは、培養槽内の培養液は、ポンプによって培養槽から溶解部に送られる。このため、ポンプのインペラに藻類が巻き込まれることによって、藻類が切断され、培養効率が低下するおそれがある。
【0006】
本開示は、培養効率の低下を抑制することができる培養システムを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る培養システムは、光合成微生物を培養するための培養液を収容する第1培養槽と、上下方向に延びると共に、上下方向に昇降可能に設けられた排出管であって、下端部に設けられた第1開口部を有し、第1開口部から培養液を排出する排出管と、第1培養槽と排出管とを連通し、可撓性を有する第1連通管と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の各側面及び各実施形態によれば、培養効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る培養システムを概略的に示す図である。
図2は、図1に示される培養部を概略的に示す図である。
図3は、図2に示される培養装置を概略的に示す図である。
図4は、一実施形態に係る培養システムの動作を示すフローチャートである。
図5は、図4に示される準備処理を詳細に示すフローチャートである。
図6は、培養液の排出を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。なお、図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。各図には、XYZ座標系が示される場合がある。Y軸方向は、X軸方向及びZ軸方向と交差(例えば、直交)する方向である。Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向と交差(例えば、直交)する方向である。本明細書において、「等しい」とは、必ずしも厳密に等しいことを意味するものでなく、本発明の効果を奏する限りにおいて、所定の範囲内において互いに異なることを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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