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公開番号
2025025637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130564
出願日
2023-08-10
発明の名称
含水流動状組成物
出願人
キユーピー株式会社
代理人
主分類
A01N
63/50 20200101AFI20250214BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】本発明は、リゾチーム変性物を水中や低濃度の極性有機溶剤中で保存した場合であっても、抗ノロウイルス活性が維持できる含水流動状組成物を提供するものである。
【解決手段】リゾチーム変性物及び/又はその塩と、カチオン性界面活性剤と、を含む含水流動状組成物であって、前記含水流動状組成物は、下記(A)に規定される蛍光強度が5000以上である、
含水流動状組成物、
(A)蛍光強度:前記含水流動状組成物をリゾチーム変性物及び/又はその塩の濃度が固形分換算で0.05質量%になり、且つリン酸塩の濃度が0.2Mとなるようにリン酸緩衝液(pH7.0)で希釈して得られる希釈液5mLに8mMの1,8-アニリノナフタレンスルホン酸のメタノール溶液25μLを添加して得られる液を30分間室温で反応させた後の該液について、励起波長390nm(励起バンド幅10nm)及び蛍光波長470nm(蛍光バンド幅10nm)の条件にて測定された蛍光強度
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
リゾチーム変性物及び/又はその塩、防腐剤、及びカチオン性界面活性剤と、
を含む含水流動状組成物であって、
前記含水流動状組成物は、下記(A)に規定される蛍光強度が5000以上である、
含水流動状組成物。
(A)蛍光強度:前記含水流動状組成物をリゾチーム変性物及び/又はその塩の濃度が固形分換算で0.05質量%になり、且つリン酸塩の濃度が0.2Mとなるようにリン酸緩衝液(pH7.0)で希釈して得られる希釈液5mLに8mMの1,8-アニリノナフタレンスルホン酸のメタノール溶液25μLを添加して得られる液を30分間室温で反応させた後の該液について、励起波長390nm(励起バンド幅10nm)及び蛍光波長470nm(蛍光バンド幅10nm)の条件にて測定された蛍光強度
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の含水流動状組成物において、
前記リゾチーム変性物及び/又はその塩1部に対する前記カチオン性界面活性剤の含有比が0.005部以上0.1部以下である、
含水流動状組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の含水流動状組成物を対象物に接触させる工程を含む、菌及び/又はウイルスの不活化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、含水流動状組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
リゾチームは、卵、動物の組織、体液、植物など生物界に広く存在する酵素である。工業的には、卵白から単離されるリゾチームが、食品及び医薬品に応用されている(特許文献1)。例えば、リゾチームは抗菌作用を有することから、消毒剤の成分として広く使用されている。
【0003】
本発明者らは、リゾチームを特定の条件で変性して得られるリゾチーム変性物が抗ノロウイルス活性を有すること、ならびに、該リゾチーム変性物を高濃度の極性有機溶剤の存在下で保存すると、抗ノロウイルス活性の低下を抑制できることを過去に見出した(特許文献1)。
しかし、リゾチーム変性物を水中や低濃度の極性有機溶剤中で保存した場合に、保存中に抗ノロウイルス活性が低下するという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2016/017784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明の目的は、リゾチーム変性物を水中や低濃度の極性有機溶剤中で保存した場合であっても、抗ノロウイルス活性が維持できる含水流動状組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、リゾチーム変性物とカチオン性界面活性剤をあわせることにより、リゾチーム変性物を水中や低濃度の極性有機溶剤中で保存した場合であっても、抗ノロウイルス活性が維持できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本発明において、格別に断らない限り、「部」は「質量部」を意味し、「%」は「質量%」を意味し、「%RH」は相対湿度を意味する。
【0008】
すなわち、本発明は、
(1)リゾチーム変性物及び/又はその塩、防腐剤、及びカチオン性界面活性剤と、を含む含水流動状組成物であって、前記含水流動状組成物は、下記(A)に規定される蛍光強度が5000以上である、含水流動状組成物、
(A)蛍光強度:前記含水流動状組成物をリゾチーム変性物及び/又はその塩の濃度が固形分換算で0.05質量%になり、且つリン酸塩の濃度が0.2Mとなるようにリン酸緩衝液(pH7.0)で希釈して得られる希釈液5mLに8mMの1,8-アニリノナフタレンスルホン酸のメタノール溶液25μLを添加して得られる液を30分間室温で反応させた後の該液について、励起波長390nm(励起バンド幅10nm)及び蛍光波長470nm(蛍光バンド幅10nm)の条件にて測定された蛍光強度
(2)(1)の含水流動状組成物において、
前記リゾチーム変性物及び/又はその塩1部に対する前記カチオン性界面活性剤の含有比が0.005部以上0.1部以下である、
含水流動状組成物、
(3)(1)又は(2)に記載の含水流動状組成物を対象物に接触させる工程を含む、菌及び/又はウイルスの不活化方法、
含水流動状組成物、
である。
【発明の効果】
【0009】
上記含水流動状組成物は例えば、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品の洗浄用途、あるいは衛生用途としての使用が可能である。この場合、ノロウイルスの除去用途として上記含水流動状組成物を使用することができる。より具体的には、上記含水流動状組成物は例えば、容器(例えば、ノズル又はスプレー等が付属されている容器、あるいはこれらが付属していない容器)に収容した形態にて、あるいは、不織布に含浸させた形態にて使用することができる。
また、上記含水流動状組成物は上述の医薬品、医薬部外品、化粧品、食品の洗浄用途、あるいは衛生用途の商品原料又は仕掛品としてもよい。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<含水流動状組成物>
本発明の一実施形態に係る含水流動状組成物は、リゾチーム変性物及び/又はその塩と、カチオン性界面活性剤と、を含む含水流動状組成物であって、前記含水流動状組成物は、下記(A)に規定される蛍光強度が5000以上である。
(A)蛍光強度:前記含水流動状組成物をリゾチーム変性物及び/又はその塩の濃度が固形分換算で0.05質量%になり、且つリン酸塩の濃度が0.2Mとなるようにリン酸緩衝液(pH7.0)で希釈して得られる希釈液5mLに8mMの1,8-アニリノナフタレンスルホン酸のメタノール溶液25μLを添加して得られる液を30分間室温で反応させた後の該液について、励起波長390nm(励起バンド幅10nm)及び蛍光波長470nm(蛍光バンド幅10nm)の条件にて測定された蛍光強度
(【0011】以降は省略されています)
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