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公開番号2025065083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024175424
出願日2024-10-05
発明の名称植物の茎保持具
出願人第一ビニール株式会社
代理人個人
主分類A01G 9/12 20060101AFI20250410BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】茎損傷の恐れなく、又、保持作業を確実且つ能率化し得る植物の茎保持具を提供する。
【解決手段】植物の茎を遊挿状態に収容させる第1の収容部3に、支柱5を挿通状態に収容させる第2の収容部6を連設する。第1の収容部3は、C字の開口部を通して茎を収容させるC字状湾曲片部9を有する。第2の収容部6は、C字状湾曲片部9の両端に、凹面が向き合う湾曲片12,12の基端部が連設され、両該湾曲片12,12の先端間に、茎と支柱を通過させ得る導入開口部16を有する。両湾曲片12,12の先端に、線状係合片19,19が突設され、その先端部分に球状係合体21,21を有する。第1の収容部3に茎が収容され、第2の収容部6に支柱5が収容された状態で、線状係合片19,19が捩じられて球状係合体21,21が互いに係合し、湾曲片12,12が支柱5を挟持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物の茎を遊挿状態に収容させるための第1の収容部に、支柱を挿通状態に収容させるための第2の収容部が連設されており、
前記第1の収容部は、C字状に湾曲され、且つC字の開口部を通して茎を収容させ得るC字状湾曲片部を有し、
前記第2の収容部は、前記C字状湾曲片部の両端に、凹面が向き合う湾曲片の基端部が連設され、両該湾曲片の先端間に、前記茎と前記支柱を通過させ得る導入開口部が設けられており、
又、両該湾曲片の先端の夫々に、弾性的に捩れ変形可能の線状係合片が外向きに突設されると共に、両該線状係合片の先端部分に球状係合体が突設されており、
両該線状係合片間と前記導入開口部と前記C字の開口部を通して前記第1の収容部に前記茎が収容され、且つ、前記線状係合片間と前記導入開口部を通して前記第2の収容部に前記支柱が収容された状態で、前記線状係合片が捩じられて前記球状係合体が互いに係合されることにより、前記第1の収容部に前記茎が遊挿状態に収容された状態で、両前記湾曲片が、前記第2の収容部に挿通状態に収容されている前記支柱を挟持することを特徴とする植物の茎保持具。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
両前記線状係合片は、外向きに凹且つ内向きに凸となるように湾曲しており、
両該線状係合片の先端部分には、前記球状係合体の全体が該先端部分から外向きに凸に突設され、該先端部分の内面が該球状係合体の球状面に段差なく一連状態に連なることを特徴とする請求項1記載の植物の茎保持具。
【請求項3】
前記C字状湾曲片部と両前記湾曲片の外側面の中央線に沿って線状補強リブが連続して設けられており、前記線状係合片の基端が該線状補強リブの端部に一連に連設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の植物の茎保持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は支柱に植物の茎を保持させる植物の茎保持具に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
支柱に植物の茎を保持させる茎保持具において、支柱を保持する円弧状の支柱保持部と、植物の茎を保持する円弧状の茎保持部を形成する開閉式の茎保持具の一例として、特許文献1記載の保持クリップが提案されている。
【0003】
該保持クリップによる、茎を支柱に保持させる要領は、該茎保持具を開いた状態で、先ず支柱保持部に支柱を嵌め入れて後、所要の茎を指で摘まんで、これを茎保持部にまで移動させる。その後、該茎保持具を閉じ、然る後、該茎保持部側の端部を止着していた。
【0004】
かかる要領で茎を支柱に保持させる茎保持具にあっては、茎を指で摘まんで、これを茎保持部にまで移動させる工程を要した。しかしながら、このように指で茎を摘まんで該茎を茎保持部に向けて無理矢理移動させることは、茎を指でロックして茎の動きの自由度を奪った状態での茎移動となる。そのため、茎を移動させている間に茎が折れる恐れがあった。特に風が吹いている中でこのような作業を行う場合は、茎が折れやすかった。
【0005】
又、かかる茎保持具によるときは、支柱保持部に支柱を嵌め入れた状態を一方の手で保持した状態で、他方の手で前記茎の移動を行わざるを得ないことから、支柱に植物を保持させるに際して両手を使わなければならず、保持作業が面倒であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-37346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、植物の茎を支柱に保持させるに際し、該茎を損傷する恐れがなく、又、該保持作業を確実且つ能率的に行うことができる植物の茎保持具の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る植物の茎保持具の第1の態様は、植物の茎を遊挿状態に収容させるための第1の収容部に、支柱を挿通状態に収容させるための第2の収容部が連設されている。前記第1の収容部は、C字状に湾曲され、且つC字の開口部を通して茎を収容させ得るC字状湾曲片部を有し、前記第2の収容部は、前記C字状湾曲片部の両端に、凹面が向き合う湾曲片の基端部が連設され、両該湾曲片の先端間に、前記茎と前記支柱を通過させ得る導入開口部が設けられている。又、両該湾曲片の先端の夫々に、弾性的に捩れ変形可能の線状係合片が外向きに突設されると共に、両該線状係合片の先端部分に球状係合体が突設されている。両該線状係合片間と前記導入開口部と前記C字の開口部を通して前記第1の収容部に前記茎が収容され、且つ、前記線状係合片間と前記導入開口部を通して前記第2の収容部に前記支柱が収容された状態で、前記線状係合体が捩じられて前記球状係合体が互いに係合されることにより、前記第1の収容部に前記茎が遊挿状態に収容された状態で、両前記湾曲片が、前記第2の収容部に挿通状態に収容されている前記支柱を挟持することを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る植物の茎保持具の第2の態様は、前記第1の態様において、両前記線状係合片は、外向きに凹且つ内向きに凸となるように湾曲しており、両該線状係合片の先端部分には、前記球状係合体の全体が該先端部分から外向きに凸に突設され、該先端部分の内面が該球状係合体の球状面に段差なく一連状態に連なることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る植物の茎保持具の第3の態様は、前記第1の態様又は前記第2の態様において、前記C字状湾曲片部と両前記湾曲片の外側面の中央線に沿って線状補強リブが連続して設けられており、前記線状係合片の基端が該線状補強リブの端部に一連に連設されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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