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公開番号
2025058591
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168615
出願日
2023-09-28
発明の名称
イチゴの果実収穫用切断具
出願人
タキゲン製造株式会社
代理人
個人
主分類
A01D
46/24 20060101AFI20250402BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】容易かつ安全に使用でき、安価な収穫器具を提供する。
【解決手段】イチゴの果実収穫用切断具1は、弾性合成樹脂で一体成形され、ばね部2と、基端がばね部2の各端に連続し、互いに先方広がりに延びる一対の握り部3,4と、それの先端側に連続し、対向内縁部に刃先部51,61を有する第1及び第2の刀身部5,6とを具備する。第1の刀身部5は、刃先部51と反対側の外側面に人差し指当接部52を具備し、第2の刀身部6は、刃先部61と反対側の外側面に親指当接部62を具備する。第1及び第2の刀身部5,6は、自由状態で互いに離れて対向し、親指と人差し指によるばね部2の圧縮で刃先部51,61を重ねて摺り合わせ操作可能に配置される。一対の握り部3,4には、自由状態で互いに離れて対向し、ばね部2の圧縮時に刃先部51,61の重なりと上下反対に重なって互いに摺り合わされるガイド片31,41が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性合成樹脂で一体成形され、U字状のばね部と、基端が当該ばね部の各端に連続し互いに先方広がりに延びる一対の握り部と、当該各握り部の先端側に連続して形成され対向内縁部に刃先部を有する第1及び第2の一対の刀身部とを具備し、
前記第1の刀身部は、前記刃先部と反対側の外側面に人差し指当接部を具備し、
前記第2の刀身部は、前記刃先部と反対側の外側面に親指当接部を具備し、
前記第1及び第2の刀身部は、自由状態で互いに離れて対向し、親指と人差し指による前記ばね部の圧縮で前記刃先部を重ねて摺り合わせ操作可能に配置され、
前記一対の握り部には、自由状態で互いに離れて対向し、前記ばね部の圧縮時に前記刃先部の重なりと上下反対に重なって互いに摺り合わされるガイド片が設けられることを特徴とするイチゴの果実収穫用切断具。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記第1及び第2の刀身部は、先端側の切っ先部と基端側のあご部とを具備し、
前記切っ先部とあご部には、前記刃先部への接触を防止するための丸面の隆起部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のイチゴの果実収穫用切断具。
【請求項3】
前記第1の刀身部の前記人差し指当接部の周りには、指挿入環部が形成され、 前記第2の刀身部の基端部には、切断操作時に前記第1の刀身部のあご部に当接する停止突起が形成され、
切断操作時の前記停止突起と前記あご部との当接により、前記第2の刀身部が、前記人差し指挿入環部内へ突出するのを阻止するように設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のイチゴの果実収穫用切断具。
【請求項4】
前記ばね部の外周側に、ストラップを掛け止める係止部が形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のイチゴの果実収穫用切断具。
【請求項5】
前記第1及び第2の刀身部には、前記あご部と前記停止突起とが当接した位置において互いに噛み合って果実側に残る果柄を挟持する果柄挟持部が形成されることを特徴とする請求項3に記載のイチゴの果実収穫用切断具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イチゴの果実を収穫するのに使用される果柄の切断具に関し、特にイチゴ狩り農園において、顧客が使用するのに適したイチゴの果実収穫用切断具に係るものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、果実を枝から簡単にもぎ取りできる果実切取り器具として、例えば特許文献1に開示された果実切取り器がある。この器具は、前方に広がった2つの腕部が後端において弾力的に結合され、前端部近傍に刃部を有する。2つの腕部を弾性に抗して握り、刃部間に挟んだ果実の枝を刃部でする切断する構成である。
また、特許文献2には、果樹のもぎ取りに便利で、しかも掌に納まる程の小さなサイズの鋏が提案されている。この鋏は、使用者の親指による操作を受ける第一鋏片と、他の指による操作を受ける第二鋏片とが基端において互いに枢着され、各鋏片には、指を挿入する環部が設けられる構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-4744号公報
実用新案登録第3242508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イチゴ狩り農園の課題の一つは、果実の摘み取作業に不慣れな顧客、特に、主たる顧客である幼児童が、果柄の切断時に苗を傷めてしまうことである。顧客に果柄の切断器具を貸与して適切に使用してもらえればよいが、上記従来の収穫器具は、顧客に使用方法を周知し、安全、適切に使用させるには困難性がある。
したがって、本発明は、イチゴ狩り来訪の顧客が容易かつ安全に使用でき、また感染症予防の観点から、顧客ごとの使い切りにできる安価な収穫器具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の説明において添付図面の符号を参照するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明のイチゴの果実収穫用切断具1は、弾性合成樹脂で一体成形され、U字状のばね部2と、基端がばね部2の各端に連続し互いに先方広がりに延びる一対の握り部3,4と、各握り部3,4の先端側に連続して形成され対向内縁部に刃先部51,61を有する第1及び第2の刀身部5,6とを具備する。第1の刀身部5は、刃先部51と反対側の外側面に人差し指当接部52を具備し、第2の刀身部6は、刃先部61と反対側の外側面に親指当接部62を具備する。第1及び第2の刀身部5,6は、自由状態で互いに離れて対向し、親指と人差し指によるばね部2の圧縮で刃先部51,61を重ねて摺り合わせ操作可能に配置される。一対の握り部3,4には、自由状態で互いに離れて対向し、ばね部2の圧縮時に刃先部51,61の重なりと上下反対に重なって互いに摺り合わされるガイド片31,41が設けられる。
【発明の効果】
【0006】
本発明のイチゴの果実収穫用切断具は、弾性合成樹脂で一体成形可能で、親指と人差し指で刀身部を押圧操作する小型の器具であるから、安価に得られ、取り扱いも容易である。親指と人差し指による果柄の切断操作時に、ガイド片が刀身部を適正な摺り合わせ位置に誘導するので、小型で軟弱素材であるにもかかわらず、刀身の重なり違いが生じない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(A)は本発明の切断具の自由状態における一面側の斜視図、(B)は同反対面側の斜視図である。
(A)は図1の切断具の自由状態における平面図、(B)は同底面図である。
(A)は図2のIIIA-IIIA切断端面図、(B)はIIIB-IIIB切断端面図である。
(A)は図1の切断具の切断操作状態の平面図、(B)は同状態の底面図である。
図1の切断具の使用状態を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態の切断具を示し、(A)は自由状態の底面図、(B)は切断操作状態の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
イチゴの果実収穫用切断具1は、例えば生分解プラスチックのような弾性合成樹脂で一体成形され、U字状のばね部2と、これに連続する一対の握り部3,4と、これに連続する第1及び第2の一対の刀身部5,6とを具備する。
【0009】
一対の握り部3,4は、基端がばね部2の各端に連続し、互いに先方広がりに延びる。
【0010】
第1及び第2の刀身部5,6は、各握り部3,4の先端側に連続して形成され、対向内縁部に刃先部51,61を有する。いずれの刃先部51,61も、安全上、先端にR0.5以上の丸みを付けるのが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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