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公開番号
2025063720
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023173137
出願日
2023-10-04
発明の名称
動物用歩行補助具
出願人
ポンポリース株式会社
代理人
個人
主分類
A01K
15/02 20060101AFI20250409BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】動物の種や個体の状態に応じて、胴着の吊下げ状態を適切に調整して動物の歩行を補助することができる、動物用歩行補助具を提供する。
【解決手段】動物用歩行補助具10は、胴着を吊り下げる吊下げ本体11と、吊下げ本体11を支持する脚部12,13と、脚部12,13の下端部に設けられた車輪14とを備えている。吊下げ本体11の前側及び後側には、それぞれにおいて、動物の左右両側に垂れ下がり、胴着を吊り下げる一対の調整ベルト61が設けられ、その下端部には胴着取付け用の金具62が設けられている。吊下げ本体11の高さ位置は、第1高さ調整機構31によって調整される。また、吊下げ本体11の前側と後側とで個別に、調整ベルト61の金具62の高さ位置が調整される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
動物よりも上方において、動物の胴体部に着用される胴着を吊り下げる吊下げ本体と、
前記吊下げ本体を支持する脚部と、
前記脚部の下端部に設けられた車輪と、
を備えた動物用歩行補助具であって、
前記吊下げ本体の前側及び後側には、それぞれ、動物の左右両側に垂れ下がるように設けられて前記胴着を吊り下げる一対の胴着吊下げ部が設けられ、
各胴着吊下げ部は、前記胴着が取り付けられる胴着取付け部を有しており、
前記吊下げ本体の高さ位置を調整する第1調整部と、
前記胴着取付け部の高さ位置を前側と後側とで個別に調整する第2調整部と、
を備えた、動物用歩行補助具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1調整部による高さ位置の調整は、所定間隔ごとに段階的に行われ、
前記第2調整部による高さ位置の調整は無段階で行われる、請求項1に記載の動物用歩行補助具。
【請求項3】
前記第2調整部による高さ位置の調整範囲として、前記第1調整部による段階調整の範囲である前記所定間隔の高さ以上の範囲を有している、請求項2に記載の動物用歩行補助具。
【請求項4】
前記第1調整部は、前記吊下げ本体の前記脚部に対する高さ位置を調整する、請求項1に記載の動物用歩行補助具。
【請求項5】
前記脚部は、前側に設けられた一対の前脚部と、後側に設けられた一対の後脚部とを有しており、
前記一対の前脚部及び前記一対の後脚部は、前方から見て、下側ほど間隔が広がるハの字状に形成され、
側方から見て、前記前脚部と前記後脚部とは、下側ほど間隔が広がるハの字状に形成されている、請求項1に記載の動物用歩行補助具。
【請求項6】
前記吊下げ本体は、その前側に設けられた前本体部と、後側に設けられた後本体部とを有し、
前記胴着吊下げ部は、前記前本体部及び前記後本体部のそれぞれから垂れ下がるように設けられており、
前記第2調整部は、前記前本体部及び前記後本体部の前記脚部に対する高さ位置を維持しながら、前記前本体部及び前記後本体部にそれぞれ設けられた前記胴着吊下げ部の取り付け箇所の高さ位置を調整する、請求項1に記載の動物用歩行補助具。
【請求項7】
前記吊下げ本体の前側及び後側において、それぞれの左右に設けられた前記胴着取付け部の高さ位置を個別に調整する第3調整部を備えた、請求項1に記載の動物用歩行補助具。
【請求項8】
前記胴着吊下げ部はベルト部材であり、
前記第3調整部は、前記ベルト部材の長さを調整可能とする機構である、請求項7に記載の動物用歩行補助具。
【請求項9】
前記第1調整部による高さ位置の調整は、所定間隔ごとに段階的に行われ、
前記第2調整部及び前記第3調整部による高さ位置の調整は、無段階で行われる、請求項8に記載の動物用歩行補助具。
【請求項10】
前記第2調整部及び前記第3調整部による高さ位置の調整範囲として、前記第1調整部による調整範囲である前記所定間隔の高さ以上の範囲を有している、請求項9に記載の動物用歩行補助具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動物用歩行補助具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
犬や猫等の愛玩動物、動物園等で飼育されている動物も含め、人間と同様、動物も高齢になったり、事故や病気等が原因で脚に障害を抱えたりすると歩行が困難となる。そのため、四足歩行が困難になった動物の歩行を補助するための歩行補助具が各種提案されている。例えば、特許文献1では、胴着に帯状のサポータが設けられ、当該サポータをカートのフレームから吊下げるようにしたカートが提案されている。このカートを用いると、胴着全体で動物が引き上げられるため、動物の胴体部を引き上げる力が分散され、動物の負担を軽減できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-29302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたカートでは、サポータによる胴着の吊下げ位置が固定されているため、動物の大きさに合わせて胴着の吊下げ位置を変更することができず、汎用性に乏しいという問題がある。また、例えば犬にも犬種があるように、同じ種の動物であっても、個体ごとで体格が違ったり、脚の障害の内容や程度も違っていたりする。その場合、動物の種に合わせてカートの大きさや胴着の吊下げ位置等を変えても、個体に応じた調整ができないという問題もある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、動物の種や個体の状態に応じて、胴着の吊下げ状態を適切に調整して動物の歩行を補助することができる、動物用歩行補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明の動物用歩行補助具は、
動物よりも上方において、動物の胴体部に着用される胴着を吊り下げる吊下げ本体と、
前記吊下げ本体を支持する脚部と、
前記脚部の下端部に設けられた車輪と、
を備えた動物用歩行補助具であって、
前記吊下げ本体の前側及び後側には、それぞれ、動物の左右両側に垂れ下がるように設けられて前記胴着を吊り下げる一対の胴着吊下げ部が設けられ、
各胴着吊下げ部は、前記胴着が取り付けられる胴着取付け部を有しており、
前記吊下げ本体の高さ位置を調整する第1調整部と、
前記胴着取付け部の高さ位置を前側と後側とで個別に調整する第2調整部と、
を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の動物用歩行補助具によれば、第1調整部により吊下げ本体の高さ位置を調整した上で、第2調整部により、前側と後側とでそれぞれ個別に胴着取付け部の高さ位置を調整することができる。そのため、吊下げ本体の高さ位置をベースの高さ位置とし、例えば、後側のみ胴着取付け部の高さ位置をより高くするなど、動物の種や個体の状態に応じて胴着の前後の高さ位置を適切に調整して動物の歩行を補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
動物用歩行補助具の側面図。
動物用歩行補助具の上面図。
図2におけるX-X断面図であり、(a)は基準状態を、(b)は高さ位置を変更した状態を示している。
図2におけるY-Y断面図であり、(a)は基準状態を、(b)は高さ位置を変更した状態を示している。
吊下げ本体を示す側面図。
図2におけるZ-Z断面図。
顎吊下げフレームが取り付けられる様子を示す上面図。
動物用歩行補助具の使用状態を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の動物用歩行補助具を具体的に実施する形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の動物用歩行補助具10は、動物Aの胴体部Bに着用される胴着91(図8参照)を吊下げる吊下げ本体11と、吊下げ本体11に設けられた4本の脚部12,13とを有している。吊下げ本体11と4本の脚部12,13とで、全体のフレームが形成されている。各脚部12,13の下端部には、車輪14が設けられている。吊下げ本体11は、車輪14の接地面Gに対して水平をなすように設けられ、脚部12,13と車輪14とでその状態が維持されている。
(【0011】以降は省略されています)
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