TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025069491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179220
出願日
2023-10-18
発明の名称
穀物タンクの換気装置
出願人
株式会社サタケ
代理人
主分類
A01F
25/00 20060101AFI20250423BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】集中配管による排気管を設置することなく、配管を簡易化でき、かつ、排気装置の効率的な運転が可能となる穀物タンクの換気装置を提供する。
【解決手段】投入口40から投入される穀物を貯留する穀物タンク11の上部に設けられ、塵埃と空気とを分離するフィルタユニット17と、フィルタユニット17によって分離された空気を外部に排気するブロワユニット18と、を備え、フィルタユニット17は、塵埃などの粉体と内部空気とを分離するフィルタ19と、フィルタ19を収納するハウジング20と、フィルタ19の逆洗を行う逆洗機構21とから構成され、ブロワユニット18は、ハウジング23内に、吸気口と排気口とを有するブロワ26と、ブロワ26の排気口に接続した風量調整弁27と、逆洗機構21、ブロワ26及び風量調整弁27を制御する制御部32を設けた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
穀物の投入口から投入される穀物を貯留する穀物タンクの上部に設けられ、塵埃と空気とを分離するフィルタユニットと、前記フィルタユニットによって分離された空気を外部に排気するブロワユニットと、を備えた穀物タンクの換気装置であって、
前記フィルタユニットは、塵埃などの粉体と内部空気とを分離するフィルタと、前記フィルタを収納するハウジングと、前記フィルタの逆洗を行う逆洗機構とから構成され、
前記ブロワユニットは、ハウジング内に、吸気口と排気口とを有するブロワと、前記ブロワの排気口に接続した風量調整弁と、前記フィルタユニットの逆洗機構、前記ブロワユニットのブロワ及び風量調整弁を制御する制御部とを設けたことを特徴とする穀物タンクの換気装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記制御部との間で通信データの送受信を行い、前記ブロワの運転・停止の指令、前記逆洗機構の運転・停止の指令、及び/又は前記風量調整弁の開度調整の有無の指令を前記制御部に送信する中央制御装置を設け、前記制御部と前記中央制御装置とが、所定のネットワークによって相互に通信可能となっている請求項1記載の穀物タンクの換気装置。
【請求項3】
前記穀物タンクが複数存在している場合において、前記複数の穀物タンクのそれぞれと対応するように、前記換気装置が対で設けられ、前記換気装置のそれぞれの制御部には、異なる識別情報が設定され、
前記中央制御装置は、前記穀物タンクと前記換気装置の識別情報とを照合して前記制御部に指令を発信してなる請求項2記載の穀物タンクの換気装置。
【請求項4】
前記換気装置のフィルタユニットと前記換気装置のブロワユニットとは、工具を用いることなく取り外しが可能となるように複数の尾錠金具により相互に固定されてなる請求項1記載の穀物タンクの換気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、精米工場などに多数設置されている玄米タンクや精米タンクなどの穀物タンクの換気装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、精米工場には荷受後に玄米を貯留する玄米タンクや精米後に精米を貯留する精米タンクが複数設置されてあり、これら穀物タンクの換気(エアレーション)や集塵を行うためには、集中配管を行うとともに、単一の空調機や単一の集塵機を設置して設備の集約化を図っている。
【0003】
特許文献1には、複数の玄米タンクが配置され、集中配管を行うとともに、単一の排気設備により換気を行うことの開示がある。各玄米タンクには、穀物投入口と、排気のための吸気口と、排気口とが備えられている。そして、制御部からの信号が発せられると、シーケンスに従い、特定の玄米タンクに対しての排気が実施される。排気口より排気される空気は、浮遊している糠や粉塵を共に吸引して排気管から排気装置に向かう。排気装置内にはバグフィルタが設置され、排気流を除塵している。
【0004】
実施例では、排気口にバルブを設置し、それをシーケンスで開閉するようにしている。そのため、換気は常に1つの玄米タンクだけに実施されるから、すでに処理の終了したタンクや空タンクについて換気が実施されることがない。また、排気装置は、1つのタンク容量に見合うものだけで済む(段落0017)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-65039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術は、以下のような問題点がある。
(A)集中配管による排気管を設置しているので、配管が複雑化する。
(B)この集中配管による排気管の中に、ダストが堆積するおそれがあり、定期的な清掃を要する。
(C)排気装置の運転の際、非効率な運転がされるおそれがある。
【0007】
本発明は上記問題点にかんがみ、集中配管による排気管を設置することなく、配管を簡易化でき、かつ、排気装置の効率的な運転が可能となる穀物タンクの換気装置を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明では、穀物の投入口から投入される穀物を貯留する穀物タンクの上部に設けられ、塵埃と空気とを分離するフィルタユニットと、前記フィルタユニットによって分離された空気を外部に排気するブロワユニットと、を備えた穀物タンクの換気装置であって、前記フィルタユニットは、塵埃などの粉体と内部空気とを分離するフィルタと、前記フィルタを収納するハウジングと、前記フィルタの逆洗を行う逆洗機構とから構成され、 前記ブロワユニットは、ハウジング内に、吸気口と排気口とを有するブロワと、前記ブロワの排気口に接続した風量調整弁と、前記フィルタユニットの逆洗機構、前記ブロワユニットのブロワ及び風量調整弁を制御する制御部とを設ける、という技術的手段を講じた。
【0009】
請求項2記載の発明では、前記制御部との間で通信データの送受信を行い、前記ブロワの運転・停止の指令、前記逆洗機構の運転・停止の指令、及び/又は前記風量調整弁の開度調整の有無の指令を前記制御部に送信する中央制御装置を設け、前記制御部と前記中央制御装置とが、所定のネットワークによって相互に通信可能となっていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明では、前記穀物タンクが複数存在している場合において、前記複数の穀物タンクのそれぞれと対応するように、前記換気装置が対で設けられ、前記換気装置のそれぞれの制御部には、異なる識別情報が設定され、前記中央制御装置は、前記穀物タンクと前記換気装置の識別情報とを照合して前記制御部に指令を発信していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社サタケ
穀物タンクの換気装置
1日前
株式会社サタケ
加工玄米及び加工玄米の製造方法
8日前
株式会社サタケ
循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構
4日前
個人
昆虫捕獲器
17日前
個人
トラップタワー
16日前
井関農機株式会社
作業車両
17日前
井関農機株式会社
収穫作業機
22日前
個人
ペット用デンタルおもちゃ
16日前
有限会社小林工業
エビ養殖設備
9日前
株式会社猫壱
首輪
8日前
井関農機株式会社
作業車両
15日前
井関農機株式会社
作業車両
8日前
個人
ペット用排泄物収納袋取付具
23日前
株式会社ダイイチ
海苔網の酸処理船
今日
トヨタ自動車株式会社
飛行体
23日前
松山株式会社
草刈作業機
今日
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
15日前
株式会社サタケ
穀物タンクの換気装置
1日前
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
7日前
池田食研株式会社
腹足類の駆除忌避剤
今日
東都興業株式会社
シート開閉装置
18日前
ニシム電子工業株式会社
散布装置
今日
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
今日
井関農機株式会社
収穫作業機
22日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
今日
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
今日
第一ビニール株式会社
植物の茎保持具
15日前
株式会社 ジークラック
ルアー
2日前
第一ビニール株式会社
栽培容器載置台
15日前
ポンポリース株式会社
動物用歩行補助具
16日前
株式会社シマノ
ルアー
8日前
IWKイノベーション株式会社
止まり木ステップ
8日前
株式会社シマノ
ルアー
8日前
株式会社アテックス
草刈機の弾性カバー保持機構
今日
株式会社クボタ
歩行型作業機
今日
個人
防虫袋体及び苗の植え付け方法
2日前
続きを見る
他の特許を見る