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公開番号2025094515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210104
出願日2023-12-13
発明の名称圃場管理装置
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類A01B 39/18 20060101AFI20250618BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】水田の泥を攪拌して泥水として除草作業を行う装置では、濁度の測定を行っていないため、均一な濁度状態に圃場を保つことができず、除草効果においても十分な効果を発揮できない領域が発生した。
【解決手段】
濁度検出装置を備え、濁度の状態を管理しながら圃場内が均一な状態になるように、管理ロボットの走行ルートを決定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
水に浮くフロートに、スクリュー装置を配置し、水田の泥を攪拌しながら水上を走行する機能を有し、
攪拌により発生した水田の濁度の度合いを検出する装置を備え、
濁度の度合いを水田用の地図である圃場地図に所定の領域ごとにデータ登録し、
圃場地図に登録されたデータに基づき、走行ルートを設定する圃場管理ロボット。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
濁度の度合いが低いと判断された領域の走行回数を増加させるように、走行ルートを変更する機能を有した、請求項１の圃場管理ロボット。
【請求項３】
圃場地図に登録された濁度データを利用して、耕耘機械で土を耕す場合において、濁度の度合いが低かった領域の耕耘の深さを深く設定するようにした、請求項１の圃場管理ロボット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、田植え後の水田における除草作業を主体とする圃場管理作業を行う、遠隔操作の可能な小型ロボットに関する。
続きを表示（約 940 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、合鴨を水田に放ち除草する合鴨農法が知られているが、生物の管理の困難性から、合鴨をロボットで代替した水田用除草装置（所謂、アイガモロボット）が知られているところである。例えば、特許文献１には、浮力を備えたフロートボディと、該フロートボディ下部に配されたスクリュー推進機構によって、水田（圃場）の水上を自動走行しながら、水底の泥を攪拌し、これにより水面下の雑草の光合成を阻害して、その生育を抑えることで除草する水田用除草装置が開示されている。（特許文献１）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７１９３８１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来技術では、水田の水を泥水化させて雑草の抑制を行う装置については、作業機の座礁にともなうレスキュー作業などが頻繁に要求されることがあり、ロボット作業運航の完全な自動化が必ずしも実現されていない。
【０００５】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、使い勝手を向上することができる雑草発生抑制機を提供、また雑草抑制のみならず、圃場領域的な分析を行うことで汎用的な作業にも対応し、圃場管理装置とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第一の発明は、次の技術手段により解決される。
【０００７】
水に浮くフロートに、スクリュー装置を配置し、水田の泥を攪拌しながら水上を走行する機能を有し、攪拌により発生した水田の濁度の度合いを検出する装置を備え、濁度の度合いを水田用の地図である圃場地図に所定の領域ごとにデータ登録し、圃場地図に登録されたデータに基づき、走行ルートを設定する。
【０００８】
第二の発明は、次の技術手段により解決される。
【０００９】
濁度の度合いが低いと判断された領域の走行回数を増加させるように、走行ルートを変更する機能を有した。
【００１０】
第三の発明は、次の技術手段により解決される。
（【００１１】以降は省略されています）

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