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公開番号
2025101843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218897
出願日
2023-12-26
発明の名称
釣竿
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
87/00 20060101AFI20250701BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】魚のアタリを瞬時に感じ取ることができる高感度であり、且つ軸方向に沿って調子が急変しない釣竿を提供すること。
【解決手段】この釣竿20は、第1番節21を含む複数のブランクを有する。第1番節21の先端部に釣糸連結部30が形成されている。釣糸連結部30は、第1番節21と共にプリプレグにより焼成される。プリプレグは、炭素繊維に樹脂が含浸されたシート状部材である。釣糸連結部30に機械加工が施されて、環状溝35が加工される。前記炭素繊維は、軸方向27に対して45度の方向に沿って揃っている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
釣竿本体と、
前記釣竿本体に設けられ、釣糸が連結される釣糸連結部と、
を備えた釣竿であって、
前記釣糸連結部は、前記釣竿本体の周方向に延びる環状溝を有し、強化繊維を含む樹脂により前記釣竿本体と一体的に形成されている、釣竿。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記強化繊維は、前記釣竿本体の軸方向に対して45度の方向に揃って延びている、請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記釣糸連結部は、前記強化繊維を含む樹脂を備えたプリプレグからなる、請求項1または2に記載の釣竿。
【請求項4】
前記釣糸連結部は、前記釣竿本体の軸方向に沿って所定の間隔で並設された第1連結部および第2連結部からなり、
前記第1連結部、前記第2連結部および前記釣竿本体により前記環状溝が区画される、請求項1または2に記載の釣竿。
【請求項5】
前記第1連結部は、第1強化繊維を含む樹脂を備えた第1プリプレグからなり、
前記第2連結部は、第2強化繊維を含む樹脂を備えた第2プリプレグからなる、請求項4に記載の釣竿。
【請求項6】
前記第1強化繊維および前記第2強化繊維のうち少なくともいずれか一方は、前記釣竿本体の軸方向に対して45度の方向に揃って延びている、請求項5に記載の釣竿。
【請求項7】
前記第1強化繊維は、前記第2強化繊維と異なる繊維である、請求項5または6に記載の釣竿。
【請求項8】
前記釣糸連結部の前記釣竿本体の軸方向に沿う長さは、10mm以上15mm以下である、請求項1または2に記載の釣竿。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、釣竿の構造、特に釣竿の先端部の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
釣竿(典型的には延べ竿)は、その先端部に釣糸が連結される。実釣において、釣糸は、延べ竿の先端部に確実に連結され、しかも容易に着脱されることが要請される。この要請に応えるため、従来、延べ竿の先端部に釣糸連結具が備えられている(たとえば特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
ところで、鮎釣りや渓流釣り等では、魚がヒットしたことを釣人が認知できることは重要である。そのため、延べ竿の先端部に慣性が大きい部分が形成され、魚がヒットした際に釣糸から伝わる振動を前記慣性を利用して竿尻まで(釣人の手元まで)伝播させる構造が提案されている(たとえば特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平2-403号公報
特開平9-74953号公報
特許第6333616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
他方、実釣において釣人は、魚がヒットしたことを認知することよりも、いわゆる魚のアタリ(すなわち、ターゲットとなる魚が仕掛けにアタックしたこと)を瞬時に感じ取りたい場合がある。この釣竿を通じたアタリの感じ取り易さは、特に「釣竿の感度」と称され、ターゲットとなる魚の種類によっては、高感度の釣竿が要請されることもある。
【0006】
特許文献1および特許文献2に開示された釣竿では、釣糸連結具が釣竿とは別部材として構成され、釣竿の先端に取り付けられる。このような構造では、釣竿の部品点数が多くなり、釣竿の先端部の重量(すなわち慣性)が大きくなる。すなわち、釣竿の先端部の慣性が大きくなり、釣竿の感度が低下する。特許文献3には、釣糸連結具について開示されていないが、釣竿の先端部に高剛性且つ大重量の部分が一体的に形成される構造が開示されている。ところが、この部分の外形サイズは大きく、慣性もきわめて大きくなるので、釣竿の感度は著しく低下する。
【0007】
前記各特許文献に開示された釣竿は、釣人にとって魚のアタリを感じ取り難い(釣竿の感度を上げにくい)構造を有し、釣竿の高感度化の要請に沿うものではなかった。加えて、特許文献3に開示された釣竿では、その先端部の機械的強度(特に釣竿の長手方向の引張強度)が極端に大きくなり、いわゆる釣竿の調子が不連続に変化してしまうという不都合もあった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、魚のアタリを瞬時に感じ取ることができ(高感度)、且つ釣糸が確実に連結されると共に着脱が容易で、しかも、調子が局部的に急変することのない釣竿を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 上記課題を解決するために、本件発明の第1側面の釣竿は、釣竿本体と、前記釣竿本体に設けられ、釣糸が連結される釣糸連結部とを備える。前記釣糸連結部は、前記釣竿本体の周方向に延びる環状溝を有し、強化繊維を含む樹脂により前記釣竿本体と一体的に形成されている。
【0010】
この構成によれば、釣竿本体と一体的に釣糸連結部が形成され、しかも、この釣糸連結部は、強化繊維を含む樹脂からなるので、前記釣糸連結部が軽量且つコンパクトであり、前記環状溝も同時に形成される。これにより、釣竿の感度が向上する。加えて、前記環状溝は釣竿本体の周方向に延びるから、この環状溝に釣糸が容易且つ確実に連結されると共に、釣糸の着脱も容易である。さらに、前記釣糸連結部が軽量且つコンパクトであるから、この釣糸連結部において釣竿の調子が局部的に急変することがない。
(【0011】以降は省略されています)
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