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公開番号
2025110707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004692
出願日
2024-01-16
発明の名称
人力駆動車用の変速機および人力駆動車用のコンポーネント
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
主分類
B62M
11/06 20060101AFI20250722BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】好適に変速できる人力駆動車用の変速機および人力駆動車用のコンポーネントを提供する。
【解決手段】人力駆動車用の変速機は、第1変速部と、第2変速部と、を備え、第1変速部は、第1入力回転体の回転速度に対する第1出力回転体の回転速度の比を、複数の第1変速比から選択可能に構成され、第2変速部は、第2入力回転体の回転速度に対する第2出力回転体の回転速度の比を、複数の第2変速比から選択可能に構成され、複数の第1変速比は、いずれも1以上であり、複数の第2変速比は、いずれも1以下であり、第1変速部は、第1変速ピッチを有し、第2変速部は、第2変速ピッチを有し、第1変速ピッチは、第1所定変速比に対する第2所定変速比の比であり、第2変速ピッチは、第3所定変速比に対する第4所定変速比の比であり、第1変速ピッチは、第2変速ピッチよりも小さい。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の異なる変速比に変更できる人力駆動車用の変速機であって、
人力駆動力が入力される入力回転体から駆動力が入力される第1変速部と、
前記第1変速部から駆動力が入力される第2変速部と、を備え、
前記第1変速部は、第1入力回転体と、第1出力回転体と、を含み、前記第1入力回転体の回転速度に対する前記第1出力回転体の回転速度の比を、複数の第1変速比から選択可能に構成され、
前記第2変速部は、第2入力回転体と、第2出力回転体と、を含み、前記第2入力回転体の回転速度に対する前記第2出力回転体の回転速度の比を、複数の第2変速比から選択可能に構成され、
前記複数の第1変速比は、いずれも1以上であり、
前記複数の第2変速比は、いずれも1以下であり、
前記第1変速部は、第1変速ピッチを有し、
前記第2変速部は、第2変速ピッチを有し、
前記複数の第1変速比は、第1所定変速比および前記第1所定変速比の次に大きい第2所定変速比を含み、
前記第1変速ピッチは、前記第1所定変速比に対する前記第2所定変速比の比であり、
前記複数の第2変速比は、第3所定変速比および前記第3所定変速比の次に大きい第4所定変速比を含み、
前記第2変速ピッチは、前記第3所定変速比に対する前記第4所定変速比の比であり、
前記第1変速ピッチは、前記第2変速ピッチよりも小さい、変速機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1変速ピッチは、1.0よりも大きく、かつ、1.3以下である、請求項1に記載の変速機。
【請求項3】
前記第2変速ピッチは、1.8以上、かつ、2.1以下である、請求項1に記載の変速機。
【請求項4】
前記第1変速ピッチの最大値と最小値との差は、0.01以上、かつ、0.02以下である、請求項1に記載の変速機。
【請求項5】
前記第2変速ピッチの最大値と最小値との差は、0.06以上、かつ、0.07以下である、請求項1に記載の変速機。
【請求項6】
前記複数の第1変速比の数は、前記複数の第2変速比の数よりも多い、請求項1に記載の変速機。
【請求項7】
前記複数の異なる変速比のそれぞれは、前記複数の第1変速比のうちの選択される1つと前記複数の第2変速比のうちの選択される1つとの組み合わせによって決定される、請求項1に記載の変速機。
【請求項8】
前記第1変速部は、複数の第1遊星歯車機構を有し、
前記複数の第1変速比のそれぞれは、前記複数の第1遊星歯車機構のそれぞれと対応する、請求項1に記載の変速機。
【請求項9】
前記第2変速部は、複数の第2遊星歯車機構を有し、
前記複数の第2変速比のそれぞれは、前記複数の第2遊星歯車機構のそれぞれと対応する、請求項1に記載の変速機。
【請求項10】
前記第1変速部は、第1遊星歯車ユニットを有し、
前記第1遊星歯車ユニットは、
第1遊星ギアと、
前記第1遊星ギアを支持する第1キャリアと、
前記第1遊星ギアに噛み合う第1太陽ギアと、
前記第1遊星ギアに噛み合う第1リングギアと、を含み、
前記第1太陽ギア、前記第1キャリア、および、前記第1リングギアのうちの1つの回転状態が制御されることによって、前記複数の第1変速比のうちの1つが選択され、
前記第2変速部は、第2遊星歯車ユニットを有し、
前記第2遊星歯車ユニットは、
第2遊星ギアと、
前記第2遊星ギアを支持する第2キャリアと、
前記第2遊星ギアに噛み合う第2太陽ギアと、
前記第2遊星ギアに噛み合う第2リングギアと、を含み、
前記第2太陽ギア、前記第2キャリア、および、前記第2リングギアのうちの1つの回転状態が制御されることによって、前記複数の第2変速比のうちの1つが選択される、請求項1に記載の変速機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の変速機および人力駆動車用のコンポーネントに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、例えば、変速機を含むコンポーネントが開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-100060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、好適に変速できる人力駆動車用の変速機および人力駆動車用のコンポーネントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う変速機は、複数の異なる変速比に変更できる人力駆動車用の変速機であって、人力駆動力が入力される入力回転体から駆動力が入力される第1変速部と、前記第1変速部から駆動力が入力される第2変速部と、を備え、前記第1変速部は、第1入力回転体と、第1出力回転体と、を含み、前記第1入力回転体の回転速度に対する前記第1出力回転体の回転速度の比を、複数の第1変速比から選択可能に構成され、前記第2変速部は、第2入力回転体と、第2出力回転体と、を含み、前記第2入力回転体の回転速度に対する前記第2出力回転体の回転速度の比を、複数の第2変速比から選択可能に構成され、前記複数の第1変速比は、いずれも1以上であり、前記複数の第2変速比は、いずれも1以下であり、前記第1変速部は、第1変速ピッチを有し、前記第2変速部は、第2変速ピッチを有し、前記複数の第1変速比は、第1所定変速比および前記第1所定変速比の次に大きい第2所定変速比を含み、前記第1変速ピッチは、前記第1所定変速比に対する前記第2所定変速比の比であり、前記複数の第2変速比は、第3所定変速比および前記第3所定変速比の次に大きい第4所定変速比を含み、前記第2変速ピッチは、前記第3所定変速比に対する前記第4所定変速比の比であり、前記第1変速ピッチは、前記第2変速ピッチよりも小さい。
第1側面の変速機によれば、第1変速ピッチは、第2変速ピッチよりも小さいため、第1変速比が第1所定変速比と第2所定変速比との間において切り替えられる場合のイナーシャによる加速トルクまたは減速トルクを小さくできる。したがって、第1変速比が第1所定変速比と第2所定変速比との間において切り替えられる場合にライダが違和感を覚えにくいため、変速機は好適に変速できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の変速機において、前記第1変速ピッチは、1.0よりも大きく、かつ、1.3以下である。
第2側面の変速機によれば、第1変速ピッチを好適な値に設定できる。
【0007】
本開示の第1または第2側面に従う第3側面の変速機において、前記第2変速ピッチは、1.8以上、かつ、2.1以下である。
第3側面の変速機によれば、第2変速ピッチを好適な値に設定できる。
【0008】
本開示の第1から第3側面のいずれか一項に従う第4側面の変速機において、前記第1変速ピッチの最大値と最小値との差は、0.01以上、かつ、0.02以下である。
第4側面の変速機によれば、第1変速比が順次変更されることによって変速比が変更される場合、常に第1変速ピッチが、0.01以上、かつ、0.02以下の範囲内であるため、ライダが違和感を覚えにくい。
【0009】
本開示の第1から第4側面のいずれか1つに従う第5側面の変速機において、前記第2変速ピッチの最大値と最小値との差は、0.06以上、かつ、0.07以下である。
第5側面の変速機によれば、第2変速比が順次変更されることによって変速比が変更される場合、常に第2変速ピッチが、0.06以上、かつ、0.07以下の範囲内であるため、ライダが違和感を覚えにくい。
【0010】
本開示の第1から第5側面のいずれか1つに従う第6側面の変速機において、前記複数の第1変速比の数は、前記複数の第2変速比の数よりも多い。
第6側面の変速機によれば、第1変速部は、第2変速部よりも多段の変速ができる。
(【0011】以降は省略されています)
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