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公開番号2025133781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025109226,2020183008
出願日2025-06-27,2020-10-30
発明の名称人力駆動車用の制御装置および動力伝達システム
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 6/45 20100101AFI20250904BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】変速比率を好適に変更できる人力駆動車用の制御装置および動力伝達システムを提供する。
【解決手段】人力駆動車は、クランク軸と、第1回転体と、車輪と、第2回転体と、第1回転体と第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、変速比率を変更するために伝達体を操作するように構成されるディレーラと、伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、制御装置は、制御部を含み、制御部は、変速比率を変更するためにディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、モータによって伝達体を駆動させるように、モータを制御するように構成され、車輪の回転速度と変速比率とに応じて算出される第1回転速度と、予め定める回転速度、または、予め定める範囲の回転速度との差が大きいほど、モータの回転速度が大きくなるように、モータを制御するように構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、クランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、
前記制御装置は、前記モータを制御するように構成される制御部を含み、
前記制御部は、
前記変速比率を変更するために前記ディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、前記車輪の回転速度と前記変速比率とに応じて算出される第1回転速度と、予め定める回転速度、または、予め定める範囲の回転速度との差が大きいほど、前記モータの回転速度が大きくなるように、前記モータを制御して、前記モータによって前記伝達体を駆動させるように構成され、
前記ペダリングに関する予め定める条件は、前記クランク軸に入力される人力駆動力が予め定める駆動力以下の場合、前記クランク軸の回転速度が第2回転速度以下の場合、前記クランク軸が揺動している場合、の少なくとも1つの場合に満たされる、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の制御装置および動力伝達システムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示されている人力駆動車は、変速比率を変更するように伝達体を操作するディレーラを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-222211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、変速比率を好適に変更できる人力駆動車用の制御装置および動力伝達システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、クランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、前記制御装置は、前記モータを制御するように構成される制御部を含み、前記制御部は、前記変速比率を変更するために前記ディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、前記車輪の回転速度と前記変速比率とに応じて算出される第1回転速度と、予め定める回転速度、または、予め定める範囲の回転速度との差が大きいほど、前記モータの回転速度が大きくなるように、前記モータを制御して、前記モータによって前記伝達体を駆動させるように構成される。
第1側面の制御装置によれば、変速比率を変更するためにディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、モータを制御して、モータによって伝達体を駆動させるように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。第1側面の制御装置によれば、車輪の回転速度と変速比率とに応じて算出される第1回転速度と、予め定める回転速度、または、予め定める範囲の回転速度との差が大きいほど、モータの回転速度が大きくなるように、モータを制御して伝達体を駆動させるように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記第1回転速度、前記予め定める回転速度、および、前記予め定める範囲の回転速度は、前記クランク軸の回転速度に対応する。
第2側面の制御装置によれば、クランク軸の回転速度に応じてモータを好適に制御できる。
【0007】
本開示の第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記予め定める回転速度、および、前記予め定める範囲の回転速度は、50rpm以上80rpm以下の回転速度である。
第3側面の制御装置によれば、ユーザがクランク軸の回転速度を、50rpm以上80rpm以下の回転速度に維持しやすい。
【0008】
本開示の第4側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、クランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、前記制御装置は、前記モータを制御するように構成される制御部を含み、前記制御部は、前記変速比率を変更するために前記ディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、前記人力駆動車の進行方向への加速度に応じて、前記モータの回転速度を変更し、前記人力駆動車の加速度が大きいほど、前記モータの前記回転速度が大きくなるように、前記モータを制御して、前記モータによって前記伝達体を駆動させるように構成される。
第4側面の制御装置によれば、変速比率を変更するためにディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、モータを制御して、モータによって伝達体を駆動させるように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。第4側面の制御装置によれば、人力駆動車の加速度が大きいほど、モータの回転速度が大きくなるように、モータを制御して、モータによって伝達体を駆動させるように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。
【0009】
本開示の第5側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、クランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、前記制御装置は、前記モータを制御するように構成される制御部を含み、前記制御部は、前記変速比率を変更するために前記ディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、前記人力駆動車の状態に応じて、前記モータの回転角度、および、前記モータの出力トルクの少なくとも1つを変更するように、前記モータを制御し、前記モータによって前記伝達体を駆動させるように構成される。
第5側面の制御装置によれば、変速比率を変更するためにディレーラが動作する場合、かつ、ペダリングに関する予め定める条件が満たされる場合、モータを制御して、モータによって伝達体を駆動させるように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。第5側面の制御装置によれば、人力駆動車の状態に応じて、モータの回転角度、および、モータの出力トルクの少なくとも1つを変更するように、モータを制御して、モータによって伝達体を駆動させるように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。
【0010】
本開示の第5側面に従う第6側面の制御装置において、前記人力駆動車の状態は、前記車輪の回転速度、および、前記変速比率、を含み、前記制御部は、前記車輪の前記回転速度と前記変速比率とに応じて算出される第1回転速度と、予め定める回転速度、または、予め定める範囲の回転速度との差が大きいほど、前記モータの回転角度、および、前記出力トルクの少なくとも1つが大きくなるように、前記モータを制御するように構成される。
第6側面の制御装置によれば、車輪の回転速度と変速比率とに応じて算出される第1回転速度と、予め定める回転速度、または、予め定める範囲の回転速度との差が大きいほど、モータの回転速度が大きくなるように、モータを制御するように構成されるため、変速比率を好適に変更できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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