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公開番号2025129785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026673
出願日2024-02-26
発明の名称人力駆動車用のドライブユニット
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 6/55 20100101AFI20250829BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】応力の集中を抑制できる人力駆動車用のドライブユニットを提供する。
【解決手段】ファスナによって人力駆動車のフレームに取り付け可能な取付部を含むハウジングと、取付部に設けられ、ファスナに連結するように構成される連結部材と、を備え、取付部は、取付部を貫通し、かつ、連結部材が内部空間に配置される取付部貫通孔を規定する内表面、および、取付部貫通孔の取付部貫通孔中心軸心に関する取付部軸方向において、フレームに対向する第1取付部端面を有し、連結部材は、連結部材を貫通し、かつ、ファスナを挿通可能な連結部材貫通孔と、フレームに取付部が取り付けられた取付状態における取付部軸方向において、フレーム側に形成される第1連結部材端面と、を有し、第1取付部端面は、取付部軸方向において第1連結部材端面よりフレーム側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
人力駆動車用のドライブユニットであって、
ファスナによって前記人力駆動車のフレームに取り付け可能な取付部を含むハウジングと、
前記取付部に設けられ、前記ファスナに連結するように構成される連結部材と、を備え、
前記取付部は、前記取付部を貫通し、かつ、前記連結部材が内部空間に配置される取付部貫通孔を規定する内表面、および、前記取付部貫通孔の取付部貫通孔中心軸心に関する取付部軸方向において、前記フレームに対向する第１取付部端面を有し、
前記連結部材は、前記連結部材を貫通し、かつ、前記ファスナを挿通可能な連結部材貫通孔と、前記フレームに前記取付部が取り付けられた取付状態における前記取付部軸方向において、前記フレーム側に形成される第１連結部材端面と、を有し、
前記第１取付部端面は、前記取付部軸方向において前記第１連結部材端面より前記フレーム側に位置する、ドライブユニット。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記取付部の前記内表面は、前記第１連結部材端面の少なくとも一部を覆う第１重複部を含む、請求項１に記載のドライブユニット。
【請求項３】
前記第１重複部は、前記第１連結部材端面の全体を覆う、請求項２に記載のドライブユニット。
【請求項４】
前記第１重複部は、前記取付部軸方向において、前記第１連結部材端面の少なくとも一部と接触する、請求項２に記載のドライブユニット。
【請求項５】
前記連結部材は、前記取付部軸方向において、前記第１連結部材端面とは反対側の第２連結部材端面、および、前記第１連結部材端面と前記第２連結部材端面とを接続する外表面をさらに有し、
前記外表面は、前記外表面から、前記取付部貫通孔の取付部貫通孔中心軸心に関する取付部径方向に突出する少なくとも１つの外側突出部を含み、
前記内表面は、前記内表面から前記取付部径方向に突出し、前記取付部軸方向において、前記第１連結部材端面、および、前記第２連結部材端面の間に配置される少なくとも１つの内側突出部を含み、
前記少なくとも１つの外側突出部、および、前記少なくとも１つの内側突出部は、前記取付部軸方向において、隣接する、請求項１に記載のドライブユニット。
【請求項６】
前記少なくとも１つの外側突出部は、複数の外側突出部を含み、
前記複数の外側突出部は、前記取付部軸方向に互いに間隔をあけて配置される、請求項５に記載のドライブユニット。
【請求項７】
前記少なくとも１つの外側突出部は、前記取付部径方向に関する径方向端部と、前記取付部軸方向において前記径方向端部に向かうにつれて、前記取付部径方向において前記径方向端部に接近する傾斜面と、を有する、請求項５に記載のドライブユニット。
【請求項８】
前記径方向端部は、前記取付部軸方向において、前記第１連結部材端面、および、前記傾斜面の間に配置され、
前記傾斜面は、前記取付部軸方向において、前記径方向端部と隣接する、請求項７に記載のドライブユニット。
【請求項９】
前記取付部は、前記取付部軸方向において、前記第１取付部端面とは反対側の第２取付部端面をさらに有し、
前記連結部材は、前記取付部軸方向において、前記第１連結部材端面とは反対側の第２連結部材端面をさらに有し、
前記第２取付部端面は、前記取付部軸方向において前記第２連結部材端面より前記フレームとは反対側に位置する、請求項１に記載のドライブユニット。
【請求項１０】
前記取付部の前記内表面は、前記第２連結部材端面の少なくとも一部を覆う第２重複部を含む、請求項９に記載のドライブユニット。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、人力駆動車用のドライブユニットの技術に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、人力駆動車用のドライブユニットが知られている。例えば、特許文献１には、人力駆動車のフレームに取り付け可能な取付部を含むハウジングと、取付部に挿通される円筒状の連結部材と、を備えるドライブユニットの技術が開示される。ハウジングには、クランク軸が挿通される。連結部材は、取付部からハウジングの外部に露出し、フレームと接触する。取付部は、連結部材に螺合されるボルトによって、フレームに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
ＵＳ２０２３／０３２２３２７Ａ１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
クランク軸に人力駆動力が入力される場合、ハウジングに荷重が作用する。従来のドライブユニットにおいて、連結部材が、取付部からハウジングの外部に露出してフレームと接触するため、ハウジングに荷重が作用する場合、連結部材には、荷重が作用し易い。連結部材に荷重が作用し易いことによって、従来のドライブユニットは、取付部の連結部材の周辺に応力が集中し易い。
【０００５】
本開示の目的の１つは、応力の集中を抑制できるドライブユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の第１側面に従うドライブユニットは、人力駆動車用のドライブユニットであって、ファスナによって人力駆動車のフレームに取り付け可能な取付部を含むハウジングと、取付部に設けられ、ファスナに連結するように構成される連結部材と、を備え、取付部は、取付部を貫通し、かつ、連結部材が内部空間に配置される取付部貫通孔を規定する内表面、および、取付部貫通孔の取付部貫通孔中心軸心に関する取付部軸方向において、フレームに対向する第１取付部端面を有し、連結部材は、連結部材を貫通し、かつ、ファスナを挿通可能な連結部材貫通孔と、フレームに取付部が取り付けられた取付状態における取付部軸方向において、フレーム側に形成される第１連結部材端面と、を有し、第１取付部端面は、取付部軸方向において第１連結部材端面よりフレーム側に位置する。
第１側面のドライブユニットによれば、ハウジングに荷重が作用する場合に連結部材に荷重が作用し難いため、応力の集中を抑制できる。
【０００７】
第１側面に従う第２側面のドライブユニットにおいて、取付部の内表面は、第１連結部材端面の少なくとも一部を覆う第１重複部を含む。
第２側面のドライブユニットによれば、第１重複部によって、取付部軸方向に沿う連結部材の移動を抑制できるため、応力の集中をさらに抑制できる。
【０００８】
第２側面に従う第３側面のドライブユニットにおいて、第１重複部は、第１連結部材端面の全体を覆う。
第３側面のドライブユニットによれば、取付部軸方向に沿う連結部材の移動をさらに抑制できるため、応力の集中をさらに抑制できる。
【０００９】
第２、または、第３側面に従う第４側面のドライブユニットにおいて、第１重複部は、取付部軸方向において、第１連結部材端面の少なくとも一部と接触する。
第４側面のドライブユニットによれば、取付部軸方向に沿う連結部材の移動をさらに抑制できるため、応力の集中をさらに抑制できる。
【００１０】
第１から第４側面のいずれか１つに従う第５側面のドライブユニットにおいて、連結部材は、取付部軸方向において、第１連結部材端面とは反対側の第２連結部材端面、および、第１連結部材端面と第２連結部材端面とを接続する外表面をさらに有し、外表面は、外表面から、取付部貫通孔の取付部貫通孔中心軸心に関する取付部径方向に突出する少なくとも１つの外側突出部を含み、内表面は、内表面から取付部径方向に突出し、取付部軸方向において、第１連結部材端面、および、第２連結部材端面の間に配置される少なくとも１つの内側突出部を含み、少なくとも１つの外側突出部、および、少なくとも１つの内側突出部は、取付部軸方向において、隣接する。
第５側面のドライブユニットによれば、少なくとも１つの外側突出部、および、少なくとも１つの内側突出部によって、取付部軸方向に沿う連結部材の移動を抑制できため、応力の集中をさらに抑制できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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