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公開番号2025123068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018925
出願日2024-02-09
発明の名称釣糸情報学習システム
出願人株式会社シマノ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類A01K 89/015 20060101AFI20250815BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】学習モードで用いられる釣糸の情報を容易に設定することができる釣糸情報学習システムが、提供される。
【解決手段】釣糸情報学習システム1は、電動リール5と、スマートフォン3と、を備える。電動リール5は、1対のフランジ部35a、および、糸巻き胴部35bを含むスプール35と、第1通信部17と、を有する。スマートフォン3は、カメラ11と、第1通信部17と通信可能な第2通信部41と、糸巻径情報を記憶する第1メモリ21aと、を有する。電動リール5は、第2メモリ43aと、第2コントローラ43bと、を有する。第2コントローラ43bは、第2時点の糸巻径情報に基づいて第2時点の最終糸巻き径DLを推測する。第2コントローラ43bは、第2時点の最終糸巻き径DL、および、スプール35の回転数dの算出式に基づいて糸巻き量FSを算出する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
1対のフランジ部、および、前記1対のフランジ部の間において釣糸が巻き付けられる糸巻き胴部を含むスプールと、第1通信部と、を有する釣用リールと、
前記スプールを撮影可能に構成されるカメラと、前記第1通信部と通信可能な第2通信部と、前記カメラによって取得される第1情報を記憶する第1メモリと、を有する電子機器と、
を備え、
前記釣用リール、および、前記電子機器の少なくともいずれか一方は、
前記釣糸の巻き付けを開始する第1時点から前記釣糸の巻き付けが終了する第2時点までの範囲において、前記釣糸の糸巻き量を算出するために用いられる算出式を記憶する第2メモリと、
前記第2時点の前記第1情報に基づいて前記第2時点の最終糸巻き径を推測し、前記最終糸巻き径、および、前記算出式に基づいて前記糸巻き量を算出するコントローラと、を有する、
釣糸情報学習システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1メモリ、および、前記第2メモリの少なくともいずれか一方は、
前記糸巻き胴部の外径、または、前記第1時点の初期糸巻き径に対応する初期糸巻き径情報、を記憶し、
前記コントローラは、
前記最終糸巻き径、前記初期糸巻き径情報、前記範囲における実際の糸巻き量および、前記算出式に基づいて、前記糸巻き量を算出する、
請求項1に記載の釣糸情報学習システム。
【請求項3】
前記第1メモリ、および、前記第2メモリの少なくともいずれか一方は、
前記糸巻き胴部の外径、または、前記第1時点の初期糸巻き径に対応する初期糸巻き径情報と、
前記釣糸に関する第2情報と、を記憶し、
前記コントローラは、
前記最終糸巻き径、前記初期糸巻き径情報、前記第2情報、および、前記算出式に基づいて、前記糸巻き量を算出する、
請求項1に記載の釣糸情報学習システム。
【請求項4】
前記釣用リールは、前記スプールの回転数を計測する計測部、を有し、
前記第1メモリ、および、前記第2メモリの少なくともいずれか一方は、
前記糸巻き胴部の外径、または、前記第1時点の初期糸巻き径に対応する初期糸巻き径情報、を記憶し、
前記コントローラは、
前記第2時点の前記最終糸巻き径を第1最終糸巻き径として認識し、
前記第2時点から所定の長さの前記釣糸が引き出された第3時点までの間において、前記計測部が計測した前記スプールの回転数を、計測回転数として認識し、
前記第3時点の第2最終糸巻き径を前記第3時点の前記第1情報に基づいて推測し、
前記第1最終糸巻き径、前記初期糸巻き径情報、前記計測回転数、前記第2最終糸巻き径、および、前記算出式に基づいて、前記糸巻き量を算出する、
請求項1に記載の釣糸情報学習システム。
【請求項5】
前記フランジ部、および、前記糸巻き胴部の少なくともいずれか一方には、スプールに関する第3情報を含む識別情報表示部が、設けられ、
前記識別情報表示部は、1次元バーコード、2次元バーコード、および、文字情報の少なくともいずれか1つを含み、
前記識別情報表示部が前記カメラによって撮影された場合に、前記コントローラは、前記第3情報を、前記第1メモリ、および、前記第2メモリの少なくともいずれか一方に、記憶する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の釣糸情報学習システム。
【請求項6】
前記電子機器は、前記第1メモリの情報を表示するための表示部、を有し、
前記表示部は、前記第3情報を表示する、
請求項5に記載の釣糸情報学習システム。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記第3情報と前記算出式との関係を示すテーブルデータ、を生成し、
前記テーブルデータを、前記第1メモリ、および、前記第2メモリの少なくともいずれか一方に記憶する、
請求項5に記載の釣糸情報学習システム。
【請求項8】
前記フランジ部、および、前記糸巻き胴部の少なくともいずれか一方は、凹部を有し、
前記識別情報表示部は、前記凹部に設けられる、
請求項5に記載の釣糸情報学習システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣糸情報学習システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の釣用リール、例えば、電動リールでは、学習モードを有するものがある(特許文献1を参照)。学習モードでは、スプールに巻き付けられる釣糸の長さとスプールの回転位置との関係が学習され設定される。これにより、電動リールにおいて、仕掛けの位置、または、仕掛けの飛距離が推測される。このタイプの電動リールでは、釣り人が複数の操作キーを操作することによって、学習モードの設定項目、例えば釣糸の太さ(号数)、種類や巻き取られる釣糸長さなどの釣糸の情報が入力・設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-65127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電動リールでは、学習モードでの設定作業が、複数の操作キーを操作することによって行われる。ここで、従来の電動リールでは、操作キーの配置スペースに制約があるので少数の操作キーしか容易することができず、学習モードの設定作業では操作キーの操作回数が増える。すなわち、設定作業の操作が煩雑であるという問題がある。
【0005】
また、従来の電動リールでは、学習モードにおいて釣糸をスプールに巻き付ける際に、釣糸の長さとスプールの回転位置との関係が設定される。しかし、学習モードにおいて設定が正確に行われなかった場合、例えば、情報を誤入力したり巻き付け中に電力供給が断たれたりした場合、釣糸を再び巻き直す必要がある。
【0006】
本発明の目的は、学習モードで用いられる釣糸の情報を容易に設定することができる釣糸情報学習システム、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の側面に関して、釣糸情報学習システムは、釣用リールと、電子機器と、を備える。釣用リールは、1対のフランジ部、および、1対のフランジ部の間において釣糸が巻き付けられる糸巻き胴部を含むスプールと、第1通信部と、を有する。電子機器は、スプールを撮影可能に構成されるカメラと、第1通信部と通信可能な第2通信部と、カメラによって取得される第1情報を記憶する第1メモリと、を有する。
【0008】
釣用リール、および、電子機器の少なくともいずれか一方は、第2メモリと、コントローラと、を有する。第2メモリは、釣糸の巻き付けを開始する第1時点から釣糸の巻き付けが終了する第2時点までの範囲において、釣糸の糸巻き量を算出するために用いられる算出式、を記憶する。コントローラは、第2時点の第1情報に基づいて第2時点の最終糸巻き径を推測し、第2時点の最終糸巻き径、および、算出式に基づいて糸巻き量を算出する。
【0009】
第1の側面に係る釣糸情報学習システムでは、電子機器のカメラが釣用リールのスプールを撮影する。この際に、電子機器の第1メモリが、カメラによって取得される第1情報を取得する。釣用リール、および、電子機器の少なくともいずれか一方のコントローラは、第2時点の第1情報に基づいて、第2時点の最終糸巻き径を推測する。ここで、第2時点は、釣糸の巻き付けが終了する時点である。コントローラは、第2時点の最終糸巻き径、および、第2メモリの算出式に基づいて糸巻き量を算出する。
【0010】
このように、本釣糸情報学習システムでは、釣り人は、煩雑な操作や作業を行うことなく、第2時点の第1情報をカメラから取得することによって、学習モードで用いられる釣糸の情報を容易に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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