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公開番号2025128446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025059
出願日2024-02-22
発明の名称給水方法及びこれを用いた給水装置
出願人個人
代理人
主分類A01G 25/02 20060101AFI20250827BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
自動灌水装置には次の2つの課題がある。
その1は、かん水チューブに、ごみ等が詰まることである。
その2は、かん水チューブが長く、なるとその上流と下流でかん水量が不均一になることである。
【解決手段】
その1については約0.2mmの微細な穴をあける散水チューブや複雑な構造の点滴チューブに代えて内径2.5mm(0.2mmの10倍以上の内径)のチューブを用い、これを下り勾配の塩ビ管に挿入する給水方法及びこの給水装置とした。
その2については上記のその1の給水方法及びこの給水装置を長さ方向に短いものを多数用いることで解決した。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
管路を斜めに設置し上端より水(又は養液、以下同様)を流す方法でありこの管路の長さ方向に間隔をあけて底面に多数の穴をあけ、この穴にチューブを挿入するがチューブの外周と管路の穴との間は隙間のない、水の漏れないものでありチューブの穴への挿入長は零ないし流れる水の表面までの距離で増減するもので、この増減に応じて、水面からの距離は逆に減増するものであり、これに応じて、水圧及び水の流入量も減増する方法で、水の流入量を加減する方法であり、これを方法1とし更に方法2として挿入したチューブの上部の管路の下面に近い位置に穴をあけ、この位置から下垂したチューブの先端まで距離の間の水の重量により水が下に引かれることを緩和し、下垂したチューブの長短による落下する水の量のばらつきを減少する方法であり方法1と方法2を同時に使用するか又は各々を単独に使用するかの、いずれかである給水方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
管路を斜めに設置し上端より水(又は養液、以下同様)を流す装置でありこの管路の長さ方向に間隔をあけて底面に多数の穴をあけ、この穴にチューブを挿入するがチューブの外周と管路の穴との間は隙間のない、水の漏れないものでありチューブの穴への挿入長は零ないし流れる水の表面までの距離で増減するもので、この増減に応じて、水面からの距離は逆に減増するものであり、これに応じて、水圧及び水の流入量も減増する装置で、水の流入量を加減する装置であり、これを装置1とし更に装置2として挿入したチューブの上部の管路の下面に近い位置に穴をあけ、この位置から下垂したチューブの先端まで距離の間の水の重量により水が下に引かれることを緩和し、下垂したチューブの長短による落下する水の量のばらつきを減少する装置であり装置1と装置2を同時に使用するか又は各々を単独に使用するかの、いずれかである給水装置。
【請求項3】
請求項1及び請求項2のものを長さ方向に多数並べるのもであり、斜めの管路をUターンせずに図4の様に多数長さ方向に並べるか又は図8の様にUターンさせて多数長さ方向に並べるかのいずれかであり、これにより、かん水チューブが長くなると上流と下流とでかん水量が不均一になることを解消でき、この給水方法及びこれを用いた給水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は作物及び植物への給水方法及びこれを用いた給水装置に関し更に壁面緑化構造への水やりに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
水やり、は作物及び植物を育成する際の重要な課題である。毎日又は1~数日置きに欠かさず、じょうろや水差しで水を与えたり、省力化してタイマーや水分計を用いることもある。また農業では自動灌水装置を用いることもある。なお本願の水の場合薄い養液を用いても同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7262706号
【非特許文献】
【0004】
現代農業 一般社団法人 農山漁村文化協会 2024年1月号 P、143
現代農業 一般社団法人 農山漁村文化協会 1998年8月号 P、286
野菜・花卉の養液土耕 一般社団法人 農山漁村文化協会 2000年3月10日 六本木和夫 加藤俊博 著 P、46
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記(0002)の自動灌水装置には次の2つの課題がある。
その1は、かん水チューブに、ごみ等が詰まることである。これについて、その対策の一案が非特許文献2のP、286にかん水は2系統で、の項に示されている。
その2は、かん水チューブが長く、なるとその上流と下流でかん水量が不均一になることである。これについては非特許文献1のP、143の上段の図表及び非特許文献3のP、46の図2-7に示されている。非特許文献1のP、143の上段の図表の散水Bでは吐出比率が50%程度に低下している。点滴A、B、Cでは吐出比率の低下は少ないがフィルターをこまめに掃除する必要がP.143の下段の前半に指摘されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題その1について当出願人は先に特許文献1特許第7262706号のものを出願したが構造が複雑であった。また接合点に折れ角が生じる不都合もあった。また上流と下流でかん水量が不均一になることへの対策も今回新たに検討した。
【0007】
前記の課題その1について、それを解決するための手段を記載する。特許文献1のものは水流の分岐に硬質塩化ビニール管(以下塩ビ管とする)のT型のチーズ及び短管を多用しているが、これが構造を複雑にし折れ角を生じる原因であった。今回これらをなくした。塩ビ管に直接にチューブを挿入した。チューブの径はその1として外径4mm内径2.5mmのものと(以降チューブ40とする)、その2として外径6mm内径4mmのものを(以降チューブ64する)用いる。
【0008】
塩ビ管の底面に4mmの穴をあける。チューブ40を長さ3~5cmにカットし(符号1とする)、チューブ64を3~5mmにカットし(符号2とする)、ここに前記チューブ40を挿入する。挿入する深さはチューブ40の先端より3~6mmとする。これを図1に示し、部品aとする。挿入部分を符号bとする。bの部分を塩ビ管に挿入する。塩ビ管の製品の厚さは内径16mmと20mmの場合3mmであり、チューブ40の突出長cは残りの0~3mmになる。これを図2に示す。塩ビ管を一点鎖線で示す。チューブ64の長さを3~5mmと短く、するのは挿入しやすくためである。製品の多少のばらつきにより緩い時があるが、この部分は使用しない。
更に詳しく、発明を実施するための形態に示す。
課題その2についても発明を実施するための形態に示す。
【図面の簡単な説明】
【0009】
2種類のチューブを接合したものを示す図であり部品aとする。
チューブを塩ビ管に挿入し、落下用チューブを結合した図である。
塩ビ管の配置図である。
塩ビ管の側面図である。
チューブの長さ、等のデータを示す表である。
重力調整孔の実験のための水槽の図である。
重力調整孔の実験の詳細の図である。
上流と下流とで、かん水量が不均一になる課題を解決する方法の図である。
壁面緑化構造の断面図、正面図、平面図である。
給水部詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
発明を実施するための形態として図3及び図4のものを示す。塩ビ管の内径16mm長さ2mのものを2本用い図3のように実線で示す。d=15cm、e=50cmとし100cmにつき4cmの4%の下り勾配に図4のように設置する。図4の上下方向の縮尺は拡大して表示している。図4のように塩ビ管の底面に4mmの穴を8箇所あけ、段落(0008)に記載の部品aを挿入する。塩ビ管の底面からの突出長cは当初いずれも3mmとする。図4に記載のように上流から水を注入し下流の水槽で受ける。注入の方法はじょうろ等による方法、電源、水槽、ポンプを設置して手動によるON、OFF又はタイマーによるON、OFFなどがある。部品aのチューブ(1)にチューブ64の落下用チューブ(3)をしっかり深く取り付ける。これを図2に示す。落下用チューブ(3)の長さは設置する場所による。例えば下流で1mとして順次4%分長くする。図5の表ー1のチューブの長さの欄に、これを示す。
(【0011】以降は省略されています)

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