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公開番号
2025131923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2025109219,2021096951
出願日
2025-06-27,2021-06-09
発明の名称
人力駆動車用の制御装置
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
主分類
B62M
6/45 20100101AFI20250902BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ディレーラによる変速動作を好適に行えるようにモータを駆動できる人力駆動車用の制御装置を提供する。
【解決手段】駆動力を伝達するように構成される伝達体と、ディレーラと、伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、伝達体を駆動するようにモータを制御し、変速比率を変更するために伝達体を操作するようにディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、制御部は、第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、第1条件が満たされる場合、第1時間より短い第2時間内に第1段数の変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、第2制御状態において、第1制御状態よりもモータの回転速度が大きくなるようにモータを制御するように構成される、制御装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して、前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、
ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、前記伝達体を駆動するように前記モータを制御し、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、前記第1条件が満たされる場合、第2時間内に前記第1段数の前記変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、
前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記モータの回転速度が大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
前記第1条件が満たされ、かつ、第2条件が満たされる場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、
前記第2時間は、前記第1時間より短く、
前記第2条件は、前記人力駆動車の加速度が第1加速度以上の場合に満たされる、制御装置。
続きを表示(約 3,600 文字)
【請求項2】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して、前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、
ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、前記伝達体を駆動するように前記モータを制御し、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、前記第1条件が満たされる場合、第2時間内に前記第1段数の前記変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、
前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記モータの回転速度が大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
前記第1条件が満たされ、かつ、第2条件が満たされる場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、
前記第1条件が満たされ、かつ、前記第2条件が満たされる場合において、さらに第3条件が満たされる場合、前記第2制御状態において、複数段数の前記変速段数を変更するように構成され、
前記第2時間は、前記第1時間より短く、
前記第2条件は、前記人力駆動車の加速度が第1加速度以上の場合、および、前記人力駆動車の減速度が第1減速度以上の場合の少なくとも1つの場合に満たされ、
前記第3条件は、前記複数段数の前記変速段数の変更が必要とされると推定される場合に満たされる、制御装置。
【請求項3】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して、前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、
ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、前記伝達体を駆動するように前記モータを制御し、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、前記第1条件が満たされる場合、第2時間内に前記第1段数の前記変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、
前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記モータの回転速度が大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
前記人力駆動車のシートポストの高さが第1高さ以下の場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、
前記第2時間は、前記第1時間より短い、制御装置。
【請求項4】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して、前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、サスペンション装置と、を含み、
ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、前記伝達体を駆動するように前記モータを制御し、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、前記第1条件が満たされる場合、第2時間内に前記第1段数の前記変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、
前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記モータの回転速度が大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
前記サスペンション装置のストローク長が増加および減少を繰り返す頻度が所定頻度以上の場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、
前記第2時間は、前記第1時間より短い、制御装置。
【請求項5】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して、前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、
ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、前記伝達体を駆動するように前記モータを制御し、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、前記第1条件が満たされる場合、第2時間内に前記第1段数の前記変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、
前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記モータの回転速度が大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
前記人力駆動車が下り坂を走行する場合、かつ、前記人力駆動車の走行方向における前方にカーブが検出される場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、
前記第2時間は、前記第1時間より短い、制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1条件が満たされ、かつ、第2条件が満たされる場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、
前記第2条件は、前記人力駆動車の加速度が第1加速度以上の場合、および、前記人力駆動車の減速度が第1減速度以上の場合の少なくとも1つの場合に満たされる、請求項3から5のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1条件が満たされ、かつ、前記第2条件が満たされる場合において、さらに第3条件が満たされる場合、前記第2制御状態において、複数段数の前記変速段数を変更するように構成され、
前記第3条件は、前記複数段数の前記変速段数の変更が必要とされると推定される場合に満たされる、請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記人力駆動車のシートポストの高さが第1高さ以下の場合、前記制御部は、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成される、請求項1、2、4および5のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記人力駆動車は、サスペンション装置をさらに含み、
前記サスペンション装置のストローク長が増加および減少を繰り返す頻度が所定頻度以上の場合、前記制御部は、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成される、請求項1から3および5のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記人力駆動車が下り坂を走行する場合、かつ、前記人力駆動車の走行方向における前方にカーブが検出される場合、前記制御部は、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示される人力駆動車用の制御装置は、伝達体を駆動するように構成されるモータを制御するように構成される。特許文献1に開示される人力駆動車用の制御装置は、クランク軸の回転が停止している場合に、モータによって伝達体を駆動し、ディレーラによって伝達体を操作することにより変速比率を変更する変速動作を行うことができるように構成される。ディレーラは変速比率を変更するために伝達体を操作するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5686876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、ディレーラによる変速動作を好適に行えるようにモータを駆動できる人力駆動車用の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランク軸と、前記クランク軸に接続される第1回転体と、車輪と、前記車輪に接続される第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体に係合して、前記第1回転体と前記第2回転体との間において駆動力を伝達するように構成される伝達体と、前記クランク軸の回転速度に対する前記車輪の回転速度の変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように構成されるディレーラと、前記伝達体を駆動するように構成されるモータと、を含み、ペダリングに関する第1条件が満たされる場合、前記伝達体を駆動するように前記モータを制御し、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを制御する、変速制御を行うように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記第1条件が満たされる場合、第1時間内に第1段数の変速段数を変更する第1制御状態と、前記第1条件が満たされる場合、第2時間内に前記第1段数の前記変速段数を変更する第2制御状態と、を含む制御状態を有するように構成され、前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記モータの回転速度が大きくなるように前記モータを制御するように構成され、前記第2時間は、前記第1時間より短い。
第1側面の制御装置によれば、第2制御状態において、第1時間より短い第2時間内に第1段数の変速段数を変更できるようにモータの回転速度が大きくなるようにモータを制御するため、第1制御状態の場合よりも早期に変速制御を行える。このため、ディレーラによる変速動作を好適に行えるようにモータを駆動できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記制御部は、前記第1条件が満たされ、かつ、第2条件が満たされる場合、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成され、前記第2条件は、前記人力駆動車の加速度が第1加速度以上の場合、および、前記人力駆動車の減速度が第1減速度以上の場合の少なくとも1つの場合に満たされる。
第2側面の制御装置によれば、第1条件が満たされ、かつ、人力駆動車の加速度が第1加速度以上の場合、および、人力駆動車の減速度が第1減速度以上の場合の少なくとも1つの場合に、制御状態を第2制御状態に移行するため、早期に変速制御を行える。
【0007】
本開示の第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記制御部は、前記第1条件が満たされ、かつ、前記第2条件が満たされる場合において、さらに第3条件が満たされる場合、前記第2制御状態において、複数段数の前記変速段数を変更するように構成され、前記第3条件は、前記複数段数の前記変速段数の変更が必要とされると推定される場合に満たされる。
第3側面の制御装置によれば、第1条件が満たされ、かつ、第2条件が満たされる場合において、さらに複数段数の変速段数の変更が必要とされると推定される場合、第2制御状態において、複数段数の変速段数を変更できる。
【0008】
本開示の第1から3側面のいずれか1つに従う第4側面の制御装置において、前記人力駆動車は、前記変速比率を変更するために前記伝達体を操作するように前記ディレーラを動作させる電動アクチュエータをさらに含み、前記制御部は、前記電動アクチュエータを制御するように構成され、前記第1条件が満たされる場合、前記電動アクチュエータを制御することによって、前記ディレーラによって前記伝達体を操作させるように構成され、前記第2制御状態において、前記第1制御状態よりも前記ディレーラの動作速度が大きくなるように前記電動アクチュエータを制御するように構成される。
第4側面の制御装置によれば、第2制御状態において、第1制御状態よりもディレーラの動作速度が大きくなるように電動アクチュエータを制御する。このため、早期に変速制御を実行できる。
【0009】
本開示の第1から4側面のいずれか1つに従う第5側面の制御装置において、前記人力駆動車のシートポストの高さが第1高さ以下の場合、前記制御部は、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成される。
第5側面の制御装置によれば、人力駆動車のシートポストの高さが第1高さ以下の場合、変速制御を早期に開始できる。
【0010】
本開示の第1から5側面のいずれか1つに従う第6側面の制御装置において、前記人力駆動車は、サスペンション装置をさらに含み、前記サスペンション装置のストローク長が増加および減少を繰り返す頻度が所定頻度以上の場合、前記制御部は、前記制御状態を前記第2制御状態に移行するように構成される。
第6側面の制御装置によれば、サスペンション装置のストローク長が増加および減少を繰り返す頻度が所定頻度以上の場合、変速制御を早期に開始できる。
(【0011】以降は省略されています)
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