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公開番号2025107930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001496
出願日2024-01-09
発明の名称穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構
出願人株式会社サタケ
代理人あいわ弁理士法人
主分類F26B 17/14 20060101AFI20250714BHJP(乾燥)
要約【課題】簡易な構成でシャッタ開閉機構を構成しつつ、効果的に穀粒漏れを抑制することが可能な、穀物乾燥機における穀粒用搬送装置のシャッタ開閉機構を提供する。
【解決手段】下部スクリュー開閉シャッタ52は、該下部スクリュー開閉シャッタ52の一方の端部を回動可能にシャッタ係止部56に係合するとともに、下部開口部50の閉塞時に、シャッタ係止部56に近い第1下部開口端部5011と該第1下部開口端部5011に対向する第2下部開口端部5012に当接する閉塞部523を備え、開閉シャッタ支持アーム53は、下部開口部50の閉塞時に閉塞部523に当接して押圧する当接角部531を備え、該当接角部531の閉塞部523に対する当接位置は、上記第2下部開口端部5012の鉛直線上から外側の範囲に位置することを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも穀物貯留部及び穀物乾燥部を有した穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構であって、
前記シャッタ開閉機構は、
前記下部スクリューコンベアの下方に位置する下部開口部を開放又は閉塞することが可能な下部スクリュー開閉シャッタと、
前記下部スクリュー開閉シャッタを押圧して該下部スクリュー開閉シャッタによって前記下部開口部を閉塞することが可能な開閉シャッタ支持アームと、を有し、
下部スクリュー開閉シャッタは、該下部スクリュー開閉シャッタの一方の端部を回動可能にシャッタ係止部に係合するとともに、前記下部開口部の閉塞時に、前記シャッタ係止部に近い第1下部開口端部と該第1下部開口端部に対向する第2下部開口端部に当接する閉塞部を備え、
前記開閉シャッタ支持アームは、前記下部開口部の閉塞時に前記閉塞部に当接して押圧する当接角部を備え、
前記当接角部の前記閉塞部に対する当接位置は、前記第2下部開口端部の鉛直線上から外側の範囲に位置する
ことを特徴とする穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記下部スクリュー開閉シャッタは、
前記閉塞部の左右端部から下部開口傾斜部に向けて立設する立設部と、該立設部の上端部から前記下部開口傾斜部に沿って上方へ延びる傾斜当接部と、を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物乾燥機における穀粒用搬送装置、具体的には下部スクリューコンベアの下方を開閉可能なシャッタ開閉機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来における穀物乾燥機の下部スクリューコンベアの掃除用シャッタ機構として、例えば特許文献1には、開閉シャッタの変形を抑制して穀物の漏れを防ぐとともに、支持具の長さを小さくして、穀物乾燥機の全高を低くコンパクト化することを目的とした発明が開示されている。
【0003】
具体的には、開閉シャッタと、当該開閉シャッタを下方から支持する支持具とを設けたものにおいて、支持具の一端側を回動テコ軸に設けている。さらに、上記開閉シャッタの底部を押圧すべく、支持具の他端部を配設し、当該支持具を垂直状態よりも少しばかり過ぎて回動させた位置で、支持具の回動を阻止する逃し止め機構を設けている。
【0004】
加えて、上記支持具に上記開閉シャッタが容易に閉鎖方向に動作するように傾斜面を有する突起部を設けたことを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭61-151192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載のシャッタ機構においては、図1に示されるように、下部スクリュー(スクリュコンベヤ30)の掃除用の開口部(残穀排出口34)には、穀物漏れ防止及び補強用に断面円形の湾曲部36が左右に設けられ、開閉シャッタ(ストッパ60)にも突条部46が設けられている。したがって、開閉シャッタ(ストッパ60)底部の左右中央付近(突条部46付近)を支持具48で支持すると、開閉シャッタ(ストッパ60)の左右両端側が湾曲して変形するおそれがある。そうすると、開閉シャッタ(ストッパ60)の左右両端側が湾曲して穀粒漏れの要因となる。
【0007】
本発明は上記したような課題に鑑み、簡易な構成でシャッタ開閉機構を構成しつつ、効果的に穀物(穀粒)漏れを抑制することが可能な、穀物乾燥機における穀粒用搬送装置のシャッタ開閉機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、少なくとも穀物貯留部及び穀物乾燥部を有した穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構であって、前記シャッタ開閉機構は、前記下部スクリューコンベアの下方に位置する下部開口部を開放又は閉塞することが可能な下部スクリュー開閉シャッタと、前記下部スクリュー開閉シャッタを押圧して該下部スクリュー開閉シャッタによって前記下部開口部を閉塞することが可能な開閉シャッタ支持アームと、を有し、下部スクリュー開閉シャッタは、該下部スクリュー開閉シャッタの一方の端部を回動可能にシャッタ係止部に係合するとともに、前記下部開口部の閉塞時に、前記シャッタ係止部に近い第1下部開口端部と該第1下部開口端部に対向する第2下部開口端部に当接する閉塞部を備え、前記開閉シャッタ支持アームは、前記下部開口部の閉塞時に前記閉塞部に当接して押圧する当接角部を備え、前記当接角部の前記閉塞部に対する当接位置は、前記第2下部開口端部の鉛直線上から外側の範囲に位置することを特徴とする穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構である。
【0009】
さらに本発明は、前記下部スクリュー開閉シャッタは、前記閉塞部の左右端部から下部開口傾斜部に向けて立設する立設部と、該立設部の上端部から前記下部開口傾斜部に沿って上方へ延びる傾斜当接部と、を備えていることを特徴とする穀物乾燥機における下部スクリューコンベアのシャッタ開閉機構である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、開閉シャッタ支持アームの当接角部を、第2下部開口端部の鉛直線上から外側の範囲の閉塞部に当接させることにより、下部スクリュー開閉シャッタの閉塞部が穀物の重みで、従来技術のように凸状に塑性変形することを抑制し、穀物が下部スクリュー開閉シャッタの両端部から漏れることを効果的に防止することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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