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公開番号
2025115912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010632
出願日
2024-01-28
発明の名称
乾燥装置
出願人
エイ・エス・デイ株式会社
代理人
個人
主分類
F26B
11/14 20060101AFI20250731BHJP(乾燥)
要約
【課題】乾燥処理後の被乾燥物に含まれた油分を減少させる。
【解決手段】
乾燥室18の底板54周囲に油分を流す溝58と補助排出口62を設ける。乾燥処理中に被乾燥物から染み出した油分を補助排出口62から排出するので、乾燥処理後の被乾燥物の含有油分が減少し、被乾燥物を家畜の飼料等にする場合に油を搾り取る処理を無くせるか、あるいは、軽減することができる。乾燥室18に投入された被乾燥物が多量の水分を含んでいるような場合に、乾燥処理開始直後には補助排出口62を閉じておくので、被乾燥物が流れ出すのを防ぐ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被乾燥物を加熱乾燥させて、泥状の状態から塊状の状態にし、さらに粉砕して顆粒状もしくは細粉状にして排出する装置であって、
円筒状の乾燥室と、
前記乾燥室の内壁面及び底板の上面板を加熱する加熱装置と、
前記乾燥室の中心に配置された回転軸と、
前記回転軸を回転駆動する回転駆動装置と、
前記回転軸から前記乾燥室の内壁面方向に伸びた複数の腕と、
前記複数の腕の端部に取り付けられ、前記被乾燥物を乗せて跳ね上げる上面と、前記乾燥室の内壁面に沿う掻き落し縁部とを有する複数の撹拌羽根と、
前記撹拌羽根の上面に配置されて前記被乾燥物を破砕する突起と、
前記乾燥室の底板の上面上で前記乾燥室の内壁面方向に伸びた複数の底拭羽根を備え、
この底拭羽根は、前記乾燥室の底板上に付着した被乾燥物を掻き取って巻き上げて前記攪拌羽根方向に送るとともに、前記被乾燥物から染み出して前記乾燥室の底面に付着した油分を前記乾燥室の底面の外周に設けられた溝に送り出す側面を有し、
前記溝は一方向に傾斜した底面を有し、
前記底拭羽根により送り出された油分と、前記被乾燥物から染み出して乾燥室の壁面を伝って流れ落ちる油分が前記溝の傾斜に従って流れた先で、その脂分を前記乾燥室の外部に排出する補助排出口を備えたことを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記補助排出口には開閉装置が取り付けられており、この開閉装置は、前記乾燥室の内部の湿度を測定する湿度検出器の検出した湿度が、予め設定した値以下になったときに閉じた状態から開いた状態になり、前記補助排出口から前記油分を排出することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記開閉装置は、前記湿度検出器の検出した湿度が、開閉装置を開いたときからさらに低い予め設定した値以下になったときに、開いた状態から閉じた状態になることを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記開閉装置は、開いたときから予め設定された時間を経過したときに閉じた状態に移ることを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記補助排出口には開閉装置が取り付けられており、乾燥処理の開始から予め設定された時間を経過したときに、前記開閉装置を綴じた状態から開いた状態にして、前記補助排出口から前記油分を排出することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記開閉装置は、開いたときから予め設定された時間を経過したときに閉じた状態に移ることを特徴とする請求項5に記載の乾燥装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品残渣等の被乾燥物を加熱乾燥させて、泥状の状態から塊状の状態にし、さらに顆粒状もしくは細粉状にして排出する乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明者は、食品残渣等の被乾燥物を乾燥させて、顆粒状もしくは細粉状にして、肥料や家畜の飼料等として再利用する装置を開発して実用化した(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4282551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被乾燥物の成分が、多量の塩分や脂分を含んでいなければ、この装置で得られた乾燥した顆粒状もしくは細粉状の粉末はそのまま家畜の飼料として出荷できる。しかしながら、この装置で得られた粉末が油分を多く含む場合には、油分を絞り出す後処理工程を経てから出荷する必要があった。
【0005】
これは処理コストの低減を妨げる要因である。食品残渣には、食品工場から排出されるものから家庭ゴミやレストランから排出されるゴミ等、多種多様なものがある。被乾燥物の種類に応じて後処理工程を選択するのは煩雑になる。本発明はこの問題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
【0007】
<構成1>
被乾燥物を加熱乾燥させて、泥状の状態から塊状の状態にし、さらに粉砕して顆粒状もしくは細粉状にして排出する装置であって、
円筒状の乾燥室と、
前記乾燥室の内壁面及び底板の上面板を加熱する加熱装置と、
前記乾燥室の中心に配置された回転軸と、
前記回転軸を回転駆動する回転駆動装置と、
前記回転軸から前記乾燥室の内壁面方向に伸びた複数の腕と、
前記複数の腕の端部に取り付けられ、前記被乾燥物を乗せて跳ね上げる上面と、前記乾燥室の内壁面に沿う掻き落し縁部とを有する複数の撹拌羽根と、
前記撹拌羽根の上面に配置されて前記被乾燥物を破砕する突起と、
前記乾燥室の底板の上面上で前記乾燥室の内壁面方向に伸びた複数の底拭羽根を備え、
この底拭羽根は、前記乾燥室の底板上に付着した被乾燥物を掻き取って巻き上げて前記攪拌羽根方向に送るとともに、前記被乾燥物から染み出して前記乾燥室の底面に付着した油分を前記乾燥室の底面の外周に設けられた溝に送り出す側面を有し、
前記溝は一方向に傾斜した底面を有し、
前記底拭羽根により送り出された油分と、前記被乾燥物から染み出して乾燥室の壁面を伝って流れ落ちる油分が前記溝の傾斜に従って流れた先で、その脂分を前記乾燥室の外部に排出する補助排出口を備えたことを特徴とする乾燥装置。
【0008】
<構成2>
前記補助排出口には開閉装置が取り付けられており、この開閉装置は、前記乾燥室の内部の湿度を測定する湿度検出器の検出した湿度が、予め設定した値以下になったときに閉じた状態から開いた状態になり、前記補助排出口から前記油分を排出することを特徴とする構成1に記載の乾燥装置。
【0009】
<構成3>
前記開閉装置は、前記湿度検出器の検出した湿度が、開閉装置を開いたときからさらに低い予め設定した値以下になったときに、開いた状態から閉じた状態になることを特徴とする構成2に記載の乾燥装置。
【0010】
<構成4>
前記開閉装置は、開いたときから予め設定された時間を経過したときに閉じた状態に移ることを特徴とする構成2に記載の乾燥装置。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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