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公開番号
2025064378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174085
出願日
2023-10-06
発明の名称
搬送式乾燥炉
出願人
アントム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F26B
15/00 20060101AFI20250410BHJP(乾燥)
要約
【課題】防湿剤等の塗布剤を塗布した部材を、塗布剤を劣化や飛散させることなく、急速に乾燥させることができる搬送式乾燥炉を提供する。
【解決手段】塗布剤を塗布した部材を乾燥させる搬送式乾燥炉1であって、前記部材を搬送するコンベア2を備え、コンベア2の上部に、上から順に、ファン3、パネルヒーター4及び遠赤外線プレート5を備え、パネルヒーター4及び遠赤外線プレート5に、それぞれ、熱風を通す複数個の穴4h及び5hを有する。塗布剤から蒸発した溶剤を排気する気ダクト6を備えることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塗布剤を塗布した部材を乾燥させる搬送式乾燥炉であって、前記部材を搬送するコンベアを備え、前記コンベアの上部に、上から順に、ファン、パネルヒーター及び遠赤外線プレートを備え、前記パネルヒーター及び前記遠赤外線プレートに、それぞれ、熱風を通す複数個の穴を有する、搬送式乾燥炉。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記パネルヒーター及び前記遠赤外線プレートが密着し、前記パネルヒーター及び前記遠赤外線プレートの有する複数個の穴が、それぞれ連通している請求項1に記載の搬送式乾燥炉。
【請求項3】
前記パネルヒーター及び前記遠赤外線プレートの有する穴の直径が、3~7mmである、請求項1に記載の搬送式乾燥炉。
【請求項4】
前記パネルヒーター及び前記遠赤外線プレートの有する穴の数が、それぞれ、100cm
2
当たり20~200個である、請求項1~3のいずれか1項に記載の搬送式乾燥炉。
【請求項5】
前記搬送式乾燥炉の上部に、塗布剤から蒸発した溶剤を排気する排気ダクトを備える、請求項1に記載の搬送式乾燥炉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布剤を塗布した部材を乾燥させる搬送式乾燥炉に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
使用環境が厳しい電子部品に用いる回路基板等には防湿剤を塗布することが行われており、防湿剤を乾燥させることが必要になるが、従来、自然乾燥させることが通常であった(特許文献1及び2参照)。
【0003】
特許文献1には、「この乾燥ラック12は、防湿剤塗布済みの電子回路基板5を載置しつつ乾燥させるためのものであり、平置き棚としても良いが、図4に示しているように、回転式にすることが望ましい。」(段落[0023])と記載され、特許文献2には、「次いで、前記各電子回路実装基板表面に防湿剤(製品名:タッフィー TF-4200、日立化成(株)製)を塗布し、これを室温下に6時間放置して乾燥させた。」(段落[0085])と記載されている。
【0004】
一方、種々の塗布剤を塗布した部材を乾燥させる乾燥炉として、熱風と遠赤外線を併用して加熱する乾燥炉も公知である(例えば、特許文献3~6参照)。
【0005】
特許文献3には、「片面又は両面に塗布液が塗布されたシート又はウェブを搬送しながら、並設されたノズルから噴射する熱風により塗布膜を乾燥させる乾燥装置において、前記ノズルにスリットノズルを用い、このスリットノズルの塗布面に対する噴射角度と塗布面との距離を個々に調整する機構を設けたことを特徴とする乾燥装置。」(請求項1)、「前記各スリットノズルの間にそれぞれ遠赤外線ヒーターを配設したことを特徴とする請求項1記載の乾燥装置。」(請求項2)が記載されている。
【0006】
特許文献4には、「熱風を発生させる熱風発生手段と、該熱風発生手段から発生する熱風の通路に配置され、遠赤外線発生物質からなる又は遠赤外線発生物質が塗布された通気部材とを有し、前記熱風及び前記通気部材から発生する遠赤外線によって対象物を加熱乾燥することを特徴とする乾燥装置。」(請求項1)が記載され、「本発明は、塗装したもの(看板、電化製品、自動車を含む)、食品(蛋白質、澱粉を含む)、その他の原料、製品等を乾燥する場合に適した乾燥装置に関する。」(段落[0001])と記載されている。
【0007】
特許文献5には、「熱風を発生させる熱風発生手段と、該熱風発生手段から発生する熱風の通路に配置された通気部材とを有して、乾燥対象物を熱風と遠赤外線によって加熱乾燥する乾燥装置において、前記通気部材は、通風隙間が形成され、更には全体として多数の凹凸又は波形に形成されて表面積が拡大された板材からなって、該板材の少なくとも前記乾燥対象物側の表面には遠赤外線発生物質が塗布されているか、又は前記板材が遠赤外線発生物質からなることを特徴とする乾燥装置。」(請求項1)が記載され、「請求項1及びこれに従属する請求項3記載の乾燥装置は、通気部材が、通風隙間が形成され、更には全体として多数の凹凸又は波形に形成されて表面積が拡大された板材からなって、板材の少なくとも乾燥対象物側の表面には遠赤外線発生物質が塗布されているか、又は板材が遠赤外線発生物質からなっているので、板材から遠赤外線が発生し、この遠赤外線によって乾燥対象物を加熱することができ、エネルギーの浸達度合いが大きく、乾燥対象物の内部も加熱されることになる。これにより、風量を増加させることで熱量を増やす必要がなくなるため、床や、大気中のゴミ、塵、そしてほこり等が温風と共に塗装面に送風されることなく、塗装面全体を均一に、しかも、しわやひび割れが発生しない状態で乾燥できるので、塗装が有効に働き、外観も良好な状態で加熱乾燥できる。」と記載されている。
【0008】
特許文献6には、「導電ペーストが印刷された帯状の被印刷体を印刷機から搬入し、該印刷体を懸架して滞留させるアキューム部と、前記アキューム部から搬入された前記被印刷体に印刷された導電ペーストを乾燥させる乾燥炉と、前記乾燥炉から搬出された前記被印刷体を巻取る巻取り部と、を備え、前記乾燥炉が、該乾燥炉内に熱風を循環させる熱風循環装置と、前記導電ペーストが印刷された被印刷体に対して該導電ペーストが印刷されていない裏側から遠赤外線を照射する遠赤外線照射装置と、を備えた導電ペーストの乾燥装置。」(請求項4)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2011-243756号公報
特開2020-104169号公報
特開平8-192089号公報
特開2000-310483号公報
特開2001-108370号公報
特開2007-216391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記のように、使用環境が厳しい電子部品に用いる回路基板等に防湿剤を塗布したものを乾燥するために、従来は、自然乾燥が採用されていたが、時間がかかるという問題があった。
また、上記のように、種々の塗布剤を塗布した部材を乾燥させる乾燥炉において、熱風と遠赤外線を併用して加熱するものは周知であるが、熱風により、塗布剤が劣化や飛散したりする問題があり、また、遠赤外線を併用しても、塗布剤を塗布した部材を急速に乾燥させることは難しかった。
(【0011】以降は省略されています)
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