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公開番号2024100350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004295
出願日2023-01-16
発明の名称乾燥機
出願人株式会社大川原製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F26B 17/28 20060101AFI20240719BHJP(乾燥)
要約【課題】メンテナンス費用を抑制した乾燥機を提供する。
【解決手段】周方向に沿った複数の溝2Gを外周面に有し軸線AX周りに回転する伝熱ローラ2に被乾燥物Mを接触させて被乾燥物Mを乾燥させ、乾燥した被乾燥物Mをスクレーパ3によって伝熱ローラ2から掻き取る乾燥機1において、伝熱ローラ2は、内側から加熱されるローラ本体20と、溝2Gを形成する溝構成体22とを備えたものであり、溝構成体22は、ローラ本体20に着脱可能に取り付けられたものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
周方向に沿った複数の溝を外周面に有し軸線周りに回転する伝熱ローラに被乾燥物を接触させて該被乾燥物を乾燥させ、乾燥した該被乾燥物をスクレーパによって該伝熱ローラから掻き取る乾燥機において、
前記伝熱ローラは、内側から加熱されるローラ本体と、前記溝を構成する溝構成体とを備えたものであり、
前記溝構成体は、前記ローラ本体に着脱可能に取り付けられたものであることを特徴とする乾燥機。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記溝構成体は、前記軸線方向に重ねられ互いに分離自在な複数の分割体で形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
【請求項3】
前記ローラ本体と前記溝構成体は、棒状のキーによって回転不能に連結されたものであることを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
【請求項4】
前記溝構成体は、該溝構成体を前記周方向に開くことを可能にする切れ目を有するものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の乾燥機。
【請求項5】
前記溝構成体は、前記切れ目に連接して形成され該溝構成体を前記周方向に開く器具を挿入するための切欠き部を有するものであることを特徴とする請求項4記載の乾燥機。
【請求項6】
前記切欠き部は、前記溝構成体の、前記軸線方向における少なくとも一方の端面から前記器具が挿入可能に形成されていることを特徴とする請求項5記載の乾燥機。
【請求項7】
前記溝構成体は、該溝構成体を前記ローラ本体に連結するための棒状のキーが嵌合する被嵌合部と、該被嵌合部と前記周方向において重複する位置に形成され該溝構成体を該周方向に開くことを可能にする切れ目とを有するものであることを特徴とする請求項1または2記載の乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は被乾燥物を乾燥させる乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
軸線周りに回転する伝熱ローラに被乾燥物を接触させて該被乾燥物を乾燥させる乾燥機が知られている。この被乾燥物は、汚泥や一般廃棄物の他、食品、染料、高分子化合物など多くの種類がある。この乾燥機において伝熱ローラの伝熱効率を高めるために、伝熱ローラの表面に周方向に沿った多数の溝または突起を形成することが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。また、汚泥や一般廃棄物を一対の伝熱ローラの間に投入して成形と乾燥を同時に行う乾燥機も知られている(例えば、特許文献2等参照)。この特許文献2の乾燥機では成形と乾燥を同時に行うために、伝熱ローラの表面に周方向に沿った多数の溝が形成されている。特許文献1に記載された乾燥機であっても特許文献2に記載された乾燥機であっても、先端が伝熱ローラに近接して配置されたスクレーパを備えている。そして、乾燥して伝熱ローラの外周面に付着した被乾燥物は、スクレーパによって伝熱ローラから掻き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭56-21601号公報
特開2006-38339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
伝熱ローラから被乾燥物を掻き取ることを繰り返すことで、極僅かづつではあるが伝熱ローラの外周面は徐々に摩耗していく。また、特許文献2のように一対の伝熱ローラを用いた乾燥機では、一対の伝熱ローラの間に被乾燥物が入り込む際に伝熱ローラの外周面が摩耗したり傷つくことがある。伝熱ローラが摩耗したり傷ついた場合、伝熱ローラを交換する必要がある。また、特許文献2のように成形と乾燥を行う乾燥機では、被乾燥物の成形形状を変更するために溝形状の異なる伝熱ローラに交換することがある。しかしながら、伝熱ローラは、溝を形成するための加工などに手間がかかるため作製費用が高くなってしまう。また、伝熱ローラは、溝が形成された状態で必要な強度を維持可能な肉厚を有する筒部とその筒部を支持できる2枚の鏡板が必要なため材料費が高くなる上に質量が大きいので交換作業に手間がかかる。これらにより、乾燥機のメンテナンス費用が高価になるという問題があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み、メンテナンス費用を抑制した乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の乾燥機は、
周方向に沿った複数の溝を外周面に有し軸線周りに回転する伝熱ローラに被乾燥物を接触させて該被乾燥物を乾燥させ、乾燥した該被乾燥物をスクレーパによって該伝熱ローラから掻き取る乾燥機において、
前記伝熱ローラは、内側から加熱されるローラ本体と、前記溝を構成する溝構成体とを備えたものであり、
前記溝構成体は、前記ローラ本体に着脱可能に取り付けられたものであることを特徴とする。
【0007】
本発明の乾燥機によれば、摩耗や傷がつきやすい前記溝構成体を前記ローラ本体から取り外して該溝構成体のみでも交換できるので、この乾燥機のメンテナンス費用を抑制できる。
【0008】
ここで、前記伝熱ローラは、前記溝に前記被乾燥物を担持するものであってもよい。前記スクレーパは、先端が前記伝熱ローラの前記外周面に近接して配置されたものであってもよい。また、前記スクレーパは、前記被乾燥物が担持された前記外周面に先端が対向して配置されたものであってもよい。さらに、前記スクレーパは、前記溝に入り込む爪を有するものであってもよい。前記溝構成体は、前記軸線方向から見て環状をしたものであってもよい。また、前記溝構成体は、筒状をしたものであってもよい。さらに、前記溝構成体は、前記スクレーパの先端が対向する位置に配置されたものであってもよい。
【0009】
本発明の乾燥機において、
前記溝構成体は、前記軸線方向に重ねられ互いに分離自在な複数の分割体で形成されたものであってもよい。
【0010】
摩耗や傷がついた前記分割体のみを交換できるので、この乾燥機のメンテナンス費用をより抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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