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公開番号2024126965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035761
出願日2023-03-08
発明の名称乾燥装置
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人
主分類F26B 25/04 20060101AFI20240912BHJP(乾燥)
要約【課題】ディスクの乾燥面から掻き取られた乾燥物が押付具に引っかかって滞留することを防止する。
【解決手段】乾燥装置は、乾燥面を有するディスクと、前記ディスクの前記乾燥面を加熱する加熱装置と、前記ディスクを回転させる回転装置と、加熱され且つ回転する前記ディスクの前記乾燥面に被乾燥物を吹き付ける吹付装置と、加熱され且つ回転する前記ディスクの前記乾燥面に付着した乾燥物を掻き取る掻取刃を有する掻取装置と、一端が前記掻取刃に当接する当接体と、前記当接体の前記一端から前記乾燥面から掻き取られた前記乾燥物の進行方向に所定距離離間する位置に設けられ、前記当接体を介して前記掻取刃を前記ディスクの前記乾燥面に押し付ける押付具と、前記ディスクの前記乾燥面の前記掻取刃が接触する位置と前記押付具との間の領域に、前記乾燥物が回収部に移動する方向に、気体を噴射する噴射装置と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
乾燥面を有するディスクと、
前記ディスクの前記乾燥面を加熱する加熱装置と、
前記ディスクを回転させる回転装置と、
加熱され且つ回転する前記ディスクの前記乾燥面に被乾燥物を吹き付ける吹付装置と、
加熱され且つ回転する前記ディスクの前記乾燥面に付着した乾燥物を掻き取る掻取刃を有する掻取装置と、
一端が前記掻取刃に当接する当接体と、
前記当接体の前記一端から前記乾燥面から掻き取られた前記乾燥物の進行方向に所定距離離間する位置に設けられ、前記当接体を介して前記掻取刃を前記ディスクの前記乾燥面に押し付ける押付具と、
前記ディスクの前記乾燥面の前記掻取刃が接触する位置と前記押付具との間の領域に、前記乾燥物が回収部に移動する方向に、気体を噴射する噴射装置と、
を備える乾燥装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記噴射装置は、前記ディスクの前記乾燥面から掻き取られた前記乾燥物が前記押付具の位置に到達する前に、前記気体を噴射する、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記噴射装置により噴射される前記気体の温度は、前記ディスクの表面から前記乾燥物が掻き取られた時の前記乾燥物の温度より低い、請求項1又は請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記ディスクの前記乾燥面から掻き取られた前記乾燥物が前記押付具に到達することを防止する防止部材を更に備える、請求項1又は請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記防止部材は、前記ディスクの前記乾燥面から掻き取られた前記乾燥物の進行方向を、前記ディスクの前記掻取刃に対する移動方向と逆方向の成分を有する方向に変更する傾斜面を有する傾斜部材である、請求項4に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記防止部材は、前記傾斜面の前記乾燥物の前記変更後の進行方向の端部には、前記乾燥物の前記変更後の進行方向を更に前記掻取刃に向かう方向に変更する変更部材を更に備える、請求項5に記載の乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乾燥装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乾燥装置として以下のディスク型乾燥装置が提案されている(特許文献1)。このディスク型乾燥装置は、加熱されたディスクを回転させると共に、吹付装置により、加熱され且つ回転するディスクの表面に、液状の被乾燥原料を吹付け、さらに、ディスクの表面に掻取刃を弾性的に圧接させ、ディスクの表面に付着した乾燥原料を掻き取っている。掻き取られた乾燥原料は、回収部に落下して、回収される。そして、このディスク型乾燥装置では、ディスクの表面に掻取刃を圧接させるために、掻取刃に当接体を、ディスクの表面とは逆側からディスクの表面に向かって、当接させておき、当接体を貫通するボルトに当接体を介して蝶ナットを係合した押付具において、蝶ナットを回転することにより、当接体を下方に移動させて、掻取刃を、ディスクの表面に向かって、圧接させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-241235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記ディスク型乾燥装置では、当接体を貫通するボルトの位置は、ディスクの表面から掻き取られた乾燥原料が進行する先に位置する。よって、ディスクの表面から掻き取られた乾燥原料は、回収部に落下する前に、ボルト又は蝶ナットに引っかかり、滞留する。
【0005】
本開示の技術は、ディスクの乾燥面から掻き取られた乾燥物が押付具に引っかかって滞留することを防止することができる乾燥装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本開示の技術の第1の態様の乾燥装置は、乾燥面を有するディスクと、前記ディスクの前記乾燥面を加熱する加熱装置と、前記ディスクを回転させる回転装置と、加熱され且つ回転する前記ディスクの前記乾燥面に被乾燥物を吹き付ける吹付装置と、加熱され且つ回転する前記ディスクの前記乾燥面に付着した乾燥物を掻き取る掻取刃を有する掻取装置と、一端が前記掻取刃に当接する当接体と、前記当接体の前記一端から前記乾燥面から掻き取られた前記乾燥物の進行方向に所定距離離間する位置に設けられ、前記当接体を介して前記掻取刃を前記ディスクの前記乾燥面に押し付ける押付具と、前記ディスクの前記乾燥面の前記掻取刃が接触する位置と前記押付具との間の領域に、前記乾燥物が回収部に移動する方向に、気体を噴射する噴射装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の技術は、ディスクの乾燥面から掻き取られた乾燥物が押付具に引っかかって滞留することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
乾燥装置の内部の一例を示す正面図である。
乾燥装置の内部の一例を示す側面図である。
掻取装置、及び押付具の構成の一例を示す図である。
乾燥装置の内部における一対のディスクの間の構成の一例を示す断面図である。
噴射装置が、ディスクの乾燥面の掻取刃が接触する位置と押付具との間の領域に、乾燥物が回収部に移動する方向に、気体を噴射する様子の一例を示す図である。
噴射装置が、乾燥物が押付具の位置に到達するまでに時間がある場合に、気体を噴射しない様子を示す図である。
噴射装置が、乾燥物が押付具の位置に到達する直前に、気体を噴射する様子を示す図である。
第2実施形態の乾燥装置の内部における一対のディスクの間の構成の一例を示す断面図である。
第2実施形態の乾燥装置の巻き込み部材の一例を示す斜視図である。
第1の変形例の巻き込み部材の一例を示す斜視図である。
第2の変形例の巻き込み部材に変更部材が設けられた一例を示す斜視図である。
第3の変形例の巻き込み部材の一例を示す斜視図である。
第4の変形例の巻き込み部材の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本開示の技術の実施の形態を説明する。
【0010】
[第1の実施の形態]
図1は、乾燥装置の内部の一例を示す正面図であり、図2は、乾燥装置の内部の一例を示す側面図である。以下、乾燥装置の一例として、被乾燥物としてウイスキー製造の際に生じる酵母が懸濁した原料スラリーを加熱乾燥させて、スラリー乾燥物としての乾燥酵母を製造するためのスラリー乾燥機を例にとり説明する。本開示の技術の乾燥装置は、スラリー乾燥機に限定されない。
本開示の技術の乾燥装置は、樹脂溶液の乾燥や、無機懸濁液等の乾燥に利用される。溶媒は水に限定されず、有機溶媒が含まれても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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