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公開番号2024113397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018344
出願日2023-02-09
発明の名称乾燥装置及び乾燥方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類F26B 5/04 20060101AFI20240815BHJP(乾燥)
要約【課題】乾燥の効率を向上できる乾燥装置及び乾燥方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る乾燥装置は、物品を乾燥させる乾燥装置であって、乾燥室と、サファイア製の窓部と、表面温度測定部と、制御部と、を備える。前記乾燥室は、壁面と、ステージと、を有する。前記ステージは、前記壁面で囲まれた空間の内部に設けられる。前記ステージには、前記物品が載置される。前記窓部は、前記乾燥室の前記壁面に設けられる。前記表面温度測定部は、前記窓部の外側に設けられる。前記表面温度測定部は、前記物品から放射され前記窓部を透過した赤外線を検出することで前記物品の表面温度を測定する。前記制御部は、前記乾燥室の内部における乾燥条件を制御する。前記制御部は、前記表面温度測定部により測定された前記物品の前記表面温度に基づいて、前記乾燥条件を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
物品を乾燥させる乾燥装置であって、
壁面と、前記壁面で囲まれた空間の内部に設けられ前記物品が載置されるステージと、を有する乾燥室と、
前記乾燥室の前記壁面に設けられたサファイア製の窓部と、
前記窓部の外側に設けられ、前記物品から放射され前記窓部を透過した赤外線を検出することで前記物品の表面温度を測定する表面温度測定部と、
前記乾燥室の内部における乾燥条件を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記表面温度測定部により測定された前記物品の前記表面温度に基づいて、前記乾燥条件を制御する、乾燥装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記乾燥室を減圧することで前記物品を乾燥させる排気ポンプと、
前記乾燥室と前記排気ポンプとを接続する排気管と、
をさらに備えた、請求項1記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記乾燥室は、上面視で円形の下面部と、上面視で円形の上面部と、前記下面部と前記上面部とを接続する側面部と、を有する円筒形である、請求項2記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記窓部は、前記乾燥室の側面部に設けられており、
前記窓部と前記ステージとを結ぶ第1直線と、前記排気管と前記ステージとを結ぶ第2直線と、のなす角度が90度以上である、請求項2記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記窓部は、前記乾燥室の上面部に設けられており、
上面視において、前記窓部は、前記乾燥室の中心と前記排気管との間に設けられており、
上面視において、前記ステージは、前記乾燥室の中心と前記排気管との間に設けられている、請求項2記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記窓部は、第1窓部と、第2窓部と、を有し、
前記表面温度測定部は、第1表面温度測定部と、第2表面温度測定部と、を有し、
前記第1表面温度測定部は、前記第1窓部の外側に設けられ、前記物品から放射され前記第1窓部を透過した赤外線を検出することで前記物品の第1面の表面温度を測定し、
前記第2表面温度測定部は、前記第2窓部の外側に設けられ、前記物品から放射され前記第2窓部を透過した赤外線を検出することで前記物品の第2面の表面温度を測定する、請求項1記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記表面温度測定部により測定された前記物品の前記表面温度と、予め機械学習により作成された前記物品の水分量に関するモデルである水分量モデルと、に基づいて前記水分量を予測し、前記水分量に基づいて前記乾燥条件を制御する、請求項1~6のいずれか1つに記載の乾燥装置。
【請求項8】
物品を乾燥させる乾燥方法であって、
前記物品から放射され乾燥室の壁面に設けられたサファイア製の窓部を透過した赤外線を検出することで前記物品の表面温度を測定し、
前記物品の前記表面温度と、予め機械学習により作成された前記物品の水分量に関するモデルである水分量モデルと、に基づいて前記水分量を予測し、前記水分量に基づいて前記乾燥室の内部における乾燥条件を制御する、乾燥方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乾燥装置及び乾燥方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
物品の表面を乾燥させる乾燥装置がある。このような乾燥装置において、乾燥の効率を向上することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2008-516206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、乾燥の効率を向上できる乾燥装置及び乾燥方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る乾燥装置は、物品を乾燥させる乾燥装置であって、乾燥室と、サファイア製の窓部と、表面温度測定部と、制御部と、を備える。前記乾燥室は、壁面と、ステージと、を有する。前記ステージは、前記壁面で囲まれた空間の内部に設けられる。前記ステージには、前記物品が載置される。前記窓部は、前記乾燥室の前記壁面に設けられる。前記表面温度測定部は、前記窓部の外側に設けられる。前記表面温度測定部は、前記物品から放射され前記窓部を透過した赤外線を検出することで前記物品の表面温度を測定する。前記制御部は、前記乾燥室の内部における乾燥条件を制御する。前記制御部は、前記表面温度測定部により測定された前記物品の前記表面温度に基づいて、前記乾燥条件を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る乾燥装置を模式的に表す説明図である。
第1実施形態に係る乾燥装置の内部を模式的に表す斜視図である。
第1実施形態に係る乾燥装置を模式的に表す上断面図である。
第1実施形態に係る乾燥装置の動作の一例を表すフローチャートである。
水分量のシミュレーション値及び予測値の一例を示すグラフである。
第2実施形態に係る乾燥装置を模式的に表す上断面図である。
第3実施形態に係る乾燥装置を模式的に表す上断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る乾燥装置を模式的に表す説明図である。
図2は、第1実施形態に係る乾燥装置の内部を模式的に表す斜視図である。
図1では、乾燥装置の斜視図とブロック図を併せて表している。
図1及び図2に表したように、第1実施形態に係る乾燥装置100は、乾燥室10と、窓部20と、表面温度測定部30と、乾燥部40と、制御部50と、を備える。
【0009】
乾燥室10は、壁面11と、ステージ15と、を有する。壁面11は、乾燥室10の外郭を構成する。ステージ15は、壁面11で囲まれた空間の内部に設けられる。ステージ15には、物品1が載置される。
【0010】
この例では、乾燥室10は、円筒形である。この例では、乾燥室10は、壁面11として、下面部11aと、上面部11bと、側面部11cと、を有する。下面部11aは、ステージ15の下方に位置する。上面部11bは、ステージ15の上方に位置する。側面部11cは、ステージ15の側方に位置する。上面部11bは、例えば、下面部11aと平行である。側面部11cは、下面部11aの外周と上面部11bの外周との間を接続する。下面部11a及び上面部11bは、上面視において円形である。側面部11cは、下面部11a及び上面部11bの円状の外周に沿って湾曲している。
(【0011】以降は省略されています)

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