TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025096883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212854
出願日2023-12-18
発明の名称判定装置
出願人株式会社東芝,東芝デジタルソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 21/88 20060101AFI20250623BHJP(測定;試験)
要約【課題】過検出を抑制し、判定精度の向上を図る。
【解決手段】実施形態の判定装置は、良判定に属する判定対象の撮影画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された撮影画像に対する第1良否判定結果を出力する第1判定部と、撮影画像に所定の画像処理を施す前処理を行い、前処理画像を出力する画像処理部と、良判定に属する判定対象の前処理画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された前処理画像に対する第2良否判定結果を出力する第2判定部と、第1及び第2良否判定結果を用いて、判定対象の良否を判定する判定制御部とを有する。判定制御部は、一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と異なる箇所である場合、良と判定する。また、一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と同じ箇所である場合、不良と判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
判定対象の撮影画像を用いて良否を判定する判定装置であって、
良判定に属する判定対象の撮影画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された撮影画像に対する第1良否判定結果を出力する第1判定部と、
撮影画像に所定の画像処理を施す前処理を行い、前処理画像を出力する画像処理部と、
良判定に属する判定対象の前処理画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された前処理画像に対する第2良否判定結果を出力する第2判定部と、
前記第1良否判定結果及び前記第2良否判定結果を用いて、判定対象の良否を判定する判定制御部と、を有し、
前記判定制御部は、
一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と異なる箇所である場合、良と判定し、
一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と同じ箇所である場合、不良と判定する、
ことを特徴とする判定装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記画像処理部は、
撮影画像にエッジ抽出処理を施して第1画像を生成するとともに、撮影画像に平均化処理を施して第2画像を生成し、前記第1画像及び前記第2画像の差分画像を生成する第1前処理と、
前記第1前処理で生成された差分画像にコントラスト変換処理を施し、コントラスト変換処理が施された差分画像に縮小処理及び膨張処理を施して前記前処理画像を生成する第2前処理と、
を行うことを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項3】
前記第1判定部は、予め収集された良判定に属する判定対象の撮影画像を用いた学習処理によって生成され、入力される判定対象の撮影画像から特徴量を抽出して異常の有無を判定する第1良否判定モデルであり、
前記第2判定部は、予め収集された良判定に属する判定対象の前処理画像を用いた学習処理によって生成され、入力される判定対象の前処理画像から特徴量を抽出して異常の有無を判定する第2良否判定モデルである、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の判定装置。
【請求項4】
前記第1判定部は、良判定に属する判定対象の撮影画像から抽出される特徴量に基づいて、判定対象の異常の有無を判定する第1判定処理と、前記第1判定処理において異常ありと判定された場合に、検出された異常領域が所定の許容範囲を超えるか否かを判定する第2判定処理と、を行い、
前記第1判定部は、前記第1判定処理において異常ありと判定され、かつ前記第2判定処理において所定の許容範囲を超えると判定された場合、入力された撮影画像に異常領域が検出されたことを示す前記第1良否判定結果を出力し、
前記第1判定部は、前記第1判定処理において異常ありと判定され、かつ前記第2判定処理において所定の許容範囲を超えないと判定された場合、入力された撮影画像に異常領域が検出されなかったことを示す前記第1良否判定結果を出力する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の判定装置。
【請求項5】
前記第2判定部は、良判定に属する判定対象の前処理画像から抽出される特徴量に基づいて、判定対象の異常の有無を判定する第3判定処理と、前記第3判定処理において異常ありと判定された場合に、検出された異常領域が所定の許容範囲を超えるか否かを判定する第4判定処理と、を行い、
前記第2判定部は、前記第3判定処理において異常ありと判定され、かつ前記第4判定処理において所定の許容範囲を超えると判定された場合、入力された前処理画像に異常領域が検出されたことを示す前記第2良否判定結果を出力し、
前記第2判定部は、前記第3判定処理において異常ありと判定され、かつ前記第4判定処理において所定の許容範囲を超えないと判定された場合、入力された前処理画像に異常領域が検出されなかったことを示す前記第2良否判定結果を出力する、
ことを特徴とする請求項4に記載の判定装置。
【請求項6】
前記第2判定部は、予め収集された良判定に属する判定対象の前処理画像を用いた学習処理によって生成され、入力される判定対象の前処理画像から特徴量を抽出して異常の有無を判定する第2良否判定モデルであり、
前記第2良判定モデルの学習処理で使用した前処理画像を生成するための前処理に関する情報に基づいて、前記画像処理部で行われる前処理を構成する画像処理を選択可能に制御するとともに、選択された画像処理の処理パラメータを設定可能に制御する前処理設定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項7】
判定対象の撮影画像を用いて良否を判定するコンピュータ装置によって実行されるプログラムであって、前記コンピュータ装置に、
良判定に属する判定対象の撮影画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された撮影画像に対する第1良否判定結果を出力する第1機能と、
撮影画像に所定の画像処理を施す前処理を行い、前処理画像を出力する第2機能と、
良判定に属する判定対象の前処理画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された前処理画像に対する第2良否判定結果を出力する第3機能と、
前記第1良否判定結果及び前記第2良否判定結果を用いて、判定対象の良否を判定する第4機能と、を実現させ、
前記第4機能は、
一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と異なる箇所である場合、良と判定し、
一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と同じ箇所である場合、不良と判定する、
ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、判定対象の良否判定技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
判定対象の良否判定技術として、例えば、物品を撮影し、撮影画像に映った物品の良否を判定する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-224833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
過検出を抑制し、判定精度の向上を図ることができる判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の判定装置は、判定対象の撮影画像を用いて良否を判定する。該判定装置は、良判定に属する判定対象の撮影画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された撮影画像に対する第1良否判定結果を出力する第1判定部と、撮影画像に所定の画像処理を施す前処理を行い、前処理画像を出力する画像処理部と、良判定に属する判定対象の前処理画像から抽出される特徴量に基づいて、入力された前処理画像に対する第2良否判定結果を出力する第2判定部と、前記第1良否判定結果及び前記第2良否判定結果を用いて、判定対象の良否を判定する判定制御部と、を有する。前記判定制御部は、一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と異なる箇所である場合、良と判定する。また、一方の良否判定結果において検出された異常領域が、他方の良否判定結果において検出された異常領域と同じ箇所である場合、不良と判定する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の判定装置の機能ブロック図である。
第1実施形態の第1良否判定モデル及び第2良否判定モデルの説明図である。
第1実施形態の判定処理の説明図である。
第1実施形態のモデル生成処理のフローチャートである。
第1実施形態の判定処理のフローチャートである。
第2実施形態の判定装置の機能ブロック図である。
第2実施形態の第2良否判定モデル生成処理のフローチャートである。
第2実施形態の判定処理のフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、実施形態につき、図面を参照して説明する。
【0008】
(第1実施形態)
図1から図5は、第1実施形態の判定装置を説明するための図である。
【0009】
図1は、本実施形態の判定装置100の機能ブロック図である。判定装置100は、判定モデル生成装置200によって生成された良否判定モデルを用いて判定対象の良否判定を行う。
【0010】
本実施形態の判定装置100は、一例として、物品の外観検査に用いることができる。この場合、監視装置Kは、物品を撮影する撮影装置であり、監視データは、撮影画像である。以下、物品の外観検査を一例に、本実施形態の判定装置100について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社東芝
センサ
1か月前
株式会社東芝
立て看板
26日前
株式会社東芝
搬送装置
今日
株式会社東芝
制御装置
28日前
株式会社東芝
電子機器
今日
株式会社東芝
判定装置
1日前
株式会社東芝
回転電機
6日前
株式会社東芝
真空バルブ
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
半導体装置
5日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
区分システム
1か月前
株式会社東芝
静止誘導電器
1か月前
株式会社東芝
アイソレータ
13日前
株式会社東芝
車両システム
1か月前
株式会社東芝
スイッチギヤ
1か月前
株式会社東芝
スイッチギヤ
21日前
株式会社東芝
静止誘導電器
1か月前
株式会社東芝
ディスク装置
25日前
株式会社東芝
粒子線治療装置
1か月前
株式会社東芝
紙葉類処理装置
12日前
株式会社東芝
X線厚み測定装置
1か月前
株式会社東芝
バックアップ回路
12日前
株式会社東芝
物品区分システム
14日前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
1か月前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
今日
株式会社東芝
空転・滑走学習装置
1か月前
株式会社東芝
有機物分解システム
1か月前
株式会社東芝
組電池および通電部材
1か月前
株式会社東芝
冷房能力指標推定装置
1か月前
株式会社東芝
接合方法及び接合装置
6日前
株式会社東芝
固定子および回転電機
15日前
株式会社東芝
データ転送装置及び方法
8日前
続きを見る