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公開番号
2025067123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176841
出願日
2023-10-12
発明の名称
回転電機
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
H02K
11/25 20160101AFI20250417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】設置スペースを増加することなく温度検出器を容易に設置することが可能な回転電機を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、回転電機は、第1端面と、第2端面と、それぞれ軸方向に延び第1端面および第2端面に開口する複数のスロットと、を有する固定子鉄心と、それぞれスロットに複数本ずつ挿通された線状導体で構成され、第1端面から固定子鉄心の外側に延出した第1コイルエンドと第2端面から固定子鉄心の外側に延出した第2コイルエンドと、を有し、第1コイルエンドおよび第2コイルエンドの少なくとも一方は、隣合う2つのスロットのうち、一方のスロットから軸方向に突出する複数本の線状導体の立上り部と他方のスロットから軸方向に突出する複数本の線状導体の立上り部との間に形成された隙間空間を有している固定子コイルと、隙間空間に装填され、それぞれ線状導体に当接した少なくとも2つの当接面を有する支持体と、当接面に設けられ線状導体に当接した感熱素子と、を有する温度検知器と、を備えている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向において一端に位置する第1端面と、前記軸方向において他端に位置する第2端面と、それぞれ前記軸方向に延び前記第1端面および前記第2端面に開口する複数のスロットと、を有する固定子鉄心と、
それぞれ前記スロットに複数本ずつ挿通された線状導体で構成され、前記第1端面から前記固定子鉄心の外側に延出した第1コイルエンドと前記第2端面から前記固定子鉄心の外側に延出した第2コイルエンドと、を有し、前記第1コイルエンドおよび前記第2コイルエンドの少なくとも一方は、隣合う2つの前記スロットのうち、一方の前記スロットから軸方向に突出する複数本の前記線状導体の立上り部と他方の前記スロットから軸方向に突出する複数本の前記線状導体の立上り部との間に形成された隙間空間を有している固定子コイルと、
前記隙間空間に装填され、それぞれ前記線状導体に当接した少なくとも2つの当接面を有する支持体と、前記当接面に設けられ前記線状導体に当接した感熱素子と、を有する温度検知器と、
を備える回転電機。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記固定子コイルは、互いに間隔を置いて対向する一対の直線部と前記直線部の一端同士を連結した架橋部とを一体に有する平角導体からなる複数のコイルセグメントで構成され、前記コイルセグメントの一対の直線部はそれぞれ異なる前記スロットに挿通され、前記架橋部は前記第1端面から延出し前記第1コイルエンドを構成している、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記支持体は、弾性を有する材料で形成され、前記当接面および前記感熱素子は前記支持体の弾性により前記線状導体に押し付けられている、請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記支持体は、互いに対向する一対の側面と前記一対の側面と交差する底面とを有し、前記一対の側面が前記線状導体に当接した前記当接面を形成し、前記底面が前記第1端面に当接あるいは対向している、請求項3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記隙間空間は、5角形の断面形状を有し、
前記支持体は、前記隙間空間に対応する5角形の断面形状を有し、それぞれ前記線状導体および前記第1端面に当接した5つの当接面を有している、請求項3に記載の回転電機。
【請求項6】
前記支持体の当接面のうち、少なくとも1つの当接面は、凹凸を有している、請求項5に記載の回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、回転電機に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、回転電機では、固定子に備えられたコイルに電流が流れることにより、コイルの温度が上昇する。コイルの過大な温度上昇を避けて回転電機を安定して動作させるため、温度検出器(例えば、サーミスタ)を用いてコイルの温度を検出している。このような温度検出器は、固定子コイルに容易に装着でき、かつ、設置スペースを最小限にすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-205260号公報
特開2013-219961号公報
国際公開第2019/087568号
特開2012-175861号公報
特開2019-12083号公報
特開2011-223827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の課題は、設置スペースを増加することなく温度検出器を容易に設置することが可能な回転電機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、回転電機は、軸方向において一端に位置する第1端面と、前記軸方向において他端に位置する第2端面と、それぞれ前記軸方向に延び前記第1端面および前記第2端面に開口する複数のスロットと、を有する固定子鉄心と、それぞれ前記スロットに複数本ずつ挿通された線状導体で構成され、前記第1端面から前記固定子鉄心の外側に延出した第1コイルエンドと前記第2端面から前記固定子鉄心の外側に延出した第2コイルエンドと、を有し、前記第1コイルエンドおよび前記第2コイルエンドの少なくとも一方は、隣合う2つの前記スロットのうち、一方の前記スロットから軸方向に突出する複数本の前記線状導体の立上り部と他方の前記スロットから軸方向に突出する複数本の前記線状導体の立上り部との間に形成された隙間空間を有している固定子コイルと、前記隙間空間に装填され、それぞれ前記線状導体に当接した少なくとも2つの当接面を有する支持体と、1つの前記当接面に設けられ前記線状導体に当接した感熱素子と、を有する温度検知器と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る回転電機の縦断面図。
図2は、実施形態に係る回転電機の横断面図。
図3は、上記回転電機の固定子の第2端面の側を示す斜視図。
図4は、コイルセグメントの一例を示す斜視図。
図5は、上記固定子の1スロットを拡大して示す断面図。
図6は、円筒状に配列されたコイルセグメントおよび固定子鉄心を示す分解斜視図。
図7は、コイルセグメントを固定子鉄心のスロットに挿入した状態を示す斜視図
図8は、固定子の第2端面側を示す斜視図。
図9は、固定子鉄心の第1端面16aから外部に延出した第1コイルエンドを示す斜視図。
図10は、第1コイルエンドの側面図
図11は、温度検出器の一例および第1コイルエンドの一部を模式的に示す斜視図。
図12は、温度検出器が設置された第1コイルエンドの一部を模式的に示す側面図。
図13は、第1変形例に係る温度検知器の(a)斜視図、(b)線A-Aに沿った温度検知器の断面図、(c)線B-Bに沿った温度検知器の断面図。
図14は、第2変形例に係る温度検知器の斜視図。
図15は、第2変形例に係る温度検出器が設置された第1コイルエンドの一部を模式的に示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
(実施形態)
図1は、実施形態に係る回転電機の縦断面図であり、中心軸線C1を中心として片側の半分だけを示している。図2は、回転電機の横断面図である。
図1に示すように、回転電機10は、例えば、永久磁石型の回転電機として構成されている。回転電機10は、環状あるいは円筒状の固定子12と、固定子12の内側に中心軸線C1の回りで回転自在に、かつ固定子12と同軸的に支持された回転子14と、これら固定子12および回転子14を支持するケーシング30と、を備えている。
以下の説明では、中心軸線C1の延在方向を軸方向、中心軸線C1回りに回転する方向を周方向、軸方向および周方向に直交する方向を径方向と称する。
【0009】
図1および図2に示すように、固定子12は、円筒状の固定子鉄心16と固定子鉄心16に巻き付けられた回転子巻線(コイル)18とを備えている。固定子鉄心16は、磁性材、例えば、ケイ素鋼などの円環状の電磁鋼板17を多数枚、同芯状に積層して構成されている。多数枚の電磁鋼板17は、固定子鉄心16の外周面の複数個所を溶接することにより、互いに積層状態に連結されている。固定子鉄心16は、軸方向一端に位置する第1端面16a、および軸方向他端に位置する第2端面16bを有している。第1端面16aおよび第2端面16bは、中心軸線C1と直交して延在している。
【0010】
固定子鉄心16の内周部には、複数のスロット20が形成されている。複数のスロット20は、円周方向に等間隔を置いて並んでいる。各スロット20は、固定子鉄心16の内周面に開口し、固定子鉄心の径方向において、その内周面から外周面に向けた方向に延出している。各スロット20は、固定子鉄心16の軸方向の全長に亘って延在している。各スロット20の一端は第1端面16aに開口し、他端は第2端面16bに開口している。なお、スロット20は、固定子鉄心16の内周面に開口していない構成としてもよい。すなわち、スロット20は、固定子鉄心16において軸方向に沿って貫通する貫通孔として形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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