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公開番号2025095398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211367
出願日2023-12-14
発明の名称半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H10D 12/00 20250101AFI20250619BHJP()
要約【課題】破壊耐量を向上できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置101は、配線領域RF1、セル領域RC及び境界領域RB1を含む。半導体装置はまた、第1、2電極11、12、配線51、半導体層20、制御電極31及び第1、2コンタクト領域41a、41bを含む。半導体層は、第1~6半導体領域を含む。第1半導体領域21は、セル領域、配線領域及び境界領域に配置される。第2半導体領域22は、境界領域に配置された境界半導体部分22bを含む。第5、6半導体領域25、26は、セル領域に配置され、第1半導体領域と第2電極との間に位置する。第1コンタクト領域は、境界領域に配置され、境界半導体部分と接する。第2コンタクト領域は、セル領域に配置され、第5半導体領域と接する。境界半導体部分における第2導電形の不純物濃度は、第5半導体領域における第2導電形の不純物濃度よりも低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1配線領域と、セル領域と、前記第1配線領域と前記セル領域との間の第1境界領域と、を含む半導体装置であって、
第1電極と、
少なくとも一部が前記第1境界領域及び前記セル領域に配置された第2電極であって、前記第1電極から前記第2電極への方向は、第1方向に沿い、前記第1配線領域から前記セル領域への方向は、前記第1方向に交差する第2方向に沿う、第2電極と、
前記第1配線領域に配置された第1配線と、
半導体層であって、
前記セル領域、前記第1配線領域及び前記第1境界領域に配置された第1導電形の第1半導体領域と、
前記第1境界領域に配置された第1境界半導体部分を含む第2半導体領域であって、前記第1境界半導体部分の少なくとも一部は、前記第1半導体領域と前記第2電極との間に設けられた第2導電形の第2半導体領域と、
前記第1電極と前記第1半導体領域との間に配置された第2導電形の第3半導体領域と、
前記第1電極と前記第1半導体領域との間に配置された第1導電形の第4半導体領域であって、前記第4半導体領域における第1導電形の不純物濃度は、前記第1半導体領域における第1導電形の不純物濃度よりも高い、第4半導体領域と、
前記セル領域に配置され、前記第1半導体領域と前記第2電極との間に位置する第2導電形の第5半導体領域と、
前記セル領域に配置され、前記第1半導体領域と前記第2電極との間に位置し、前記第2電極と電気的に接続された第1導電形の第6半導体領域と、
を含む半導体層と、
前記第1半導体領域、前記第2半導体領域、及び前記第6半導体領域と第1絶縁部を介して対向し、前記第1配線と電気的に接続された第1制御電極と、
前記第1境界領域に配置され、前記第1境界半導体部分と接し、前記第1境界半導体部分と前記第2電極とを電気的に接続する第1コンタクト領域と、
前記セル領域に配置され、前記第5半導体領域と接し、前記第5半導体領域と前記第2電極とを電気的に接続する第2コンタクト領域と、
を備え、
前記第1境界半導体部分における第2導電形の不純物濃度は、前記第5半導体領域における第2導電形の不純物濃度よりも低い、半導体装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記第1境界半導体部分の前記第1コンタクト領域と接する表面から前記第1半導体領域までの前記第1方向に沿った第2導電形の不純物濃度の第1分布は、第1ピークを有し、
前記第5半導体領域の前記第2コンタクト領域と接する表面から前記第1半導体領域までの前記第1方向に沿った第2導電形の不純物濃度の第2分布は、第2ピークと、前記第2ピークよりも高く前記第1ピークよりも高い第3ピークを有する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1ピークの高さは、前記第3ピークの高さの0.01倍以下である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1ピークの高さは、前記第2ピークの高さと同じである、請求項2または3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1ピークは、前記第2ピークよりも低い、請求項2または3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1コンタクト領域は、前記第1境界半導体部分とショットキー接合を形成する、請求項1~3のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2半導体領域は、前記第1配線領域に配置された配線半導体部分を含み、
前記配線半導体部分は、前記第1配線と前記第1半導体領域との間に位置し、
前記配線半導体部分における第2導電形の不純物濃度は、前記第1境界半導体部分における第2導電形の不純物濃度と同じである、請求項1~3のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項8】
前記半導体層は、前記第1境界領域に設けられ、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延在するトレンチを有する、請求項1~3のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項9】
前記トレンチは、前記第1境界半導体部分の前記第1コンタクト領域と接する部分と、前記第5半導体領域と、の間に設けられた、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記トレンチは、前記半導体層の前記第2電極の側の表面から前記第1半導体領域へ向かって延び、前記第1半導体領域まで到達する、請求項8に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
RC-IGBT(Reverse Conducting - Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体装置において、過剰な電流が流れると半導体装置が破壊に到る場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-116567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、破壊耐量を向上できる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、半導体装置は、第1配線領域と、セル領域と、前記第1配線領域と前記セル領域との間の第1境界領域と、を含む。半導体装置は、第1電極と、第2電極と、第1配線と、半導体層と、第1制御電極と、第1コンタクト領域と、第2コンタクト領域と、を含む。前記第2電極の少なくとも一部は、前記第1境界領域及び前記セル領域に配置される。前記第1電極から前記第2電極への方向は、第1方向に沿う。前記第1配線領域から前記セル領域への方向は、前記第1方向に交差する第2方向に沿う。前記第1配線は、前記第1配線領域に配置される。前記半導体層は、第1導電形の第1半導体領域と、第2導電形の第2半導体領域と、第2導電形の第3半導体領域と、第1導電形の第4半導体領域と、第2導電形の第5半導体領域と、第1導電形の第6半導体領域と、を含む。前記第1半導体領域は、前記セル領域、前記第1配線領域及び前記第1境界領域に配置される。前記第2半導体領域は、前記第1境界領域に配置された第1境界半導体部分を含む。前記第1境界半導体部分の少なくとも一部は、前記第1半導体領域と前記第2電極との間に設けられる。前記第3半導体領域は、前記第1電極と前記第1半導体領域との間に配置される。前記第4半導体領域は、前記第1電極と前記第1半導体領域との間に配置される。前記第4半導体領域における第1導電形の不純物濃度は、前記第1半導体領域における第1導電形の不純物濃度よりも高い。前記第5半導体領域は、前記セル領域に配置され、前記第1半導体領域と前記第2電極との間に位置する。前記第6半導体領域は、前記セル領域に配置され、前記第1半導体領域と前記第2電極との間に位置する。前記第6半導体領域は、前記第2電極と電気的に接続される。前記第1制御電極は、前記第1半導体領域、前記第2半導体領域、及び前記第6半導体領域と第1絶縁部を介して対向する。前記第1制御電極は、前記第1配線と電気的に接続される。前記第1コンタクト領域は、前記第1境界領域に配置され、前記第1境界半導体部分と接する。前記第1コンタクト領域は、前記第1境界半導体部分と前記第2電極とを電気的に接続する。前記第2コンタクト領域は、前記セル領域に配置され、前記第5半導体領域と接する。前記第2コンタクト領域は、前記第5半導体領域と前記第2電極とを電気的に接続する。前記第1境界半導体部分における第2導電形の不純物濃度は、前記第5半導体領域における第2導電形の不純物濃度よりも低い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図2は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図3は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面斜視図である。
図4は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面である。
図5は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面である。
図6は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面である。
図7(a)及び図7(b)は、半導体層における不純物濃度の分布を例示する模式的グラフ図である。
図8は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面斜視図である。
図9(a)及び図9(b)は、半導体層における不純物濃度の分布を例示する模式的グラフ図である。
図10は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面斜視図である。
図11は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面斜視図である。
図12は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図13は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図14は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図15は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面斜視図である。
図16は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面斜視図である。
図17(a)~図17(c)は、実施形態に係る半導体装置の動作を例示する模式図である。
図18は、実施形態に係る半導体装置を用いた回路を例示する模式的回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
図1は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図1に表した半導体装置101は、例えばRC-IGBTである。半導体装置101には、X-Y平面内において、複数の第1配線領域RF1と、複数のセル領域RCと、複数の第1境界領域RB1と、が設定されている。
【0009】
セル領域RCは、例えばトランジスタが形成される領域である。複数のセル領域RCは、X方向に並んでいる。セル領域RCには、例えば第2電極12が設けられる。第2電極12は、例えば各セル領域RCの略全体を覆うようにX-Y平面内において延在している。
【0010】
第1配線領域RF1には、第1配線51(ゲート配線)が設けられている。第1配線領域RF1は、例えば、ゲートフィンガー部に相当する。ゲートフィンガー部はゲート電極がゲート配線に接続される領域である。第1配線51及び第1配線領域RF1は、Y方向に延在している。複数の第1配線領域RF1(複数の第1配線51)は、X方向に並んでいる。第1配線領域RF1からセル領域RCへの方向は、X方向に沿う。第1配線領域RF1とセル領域RCとは、X方向において交互に並んでいる。X方向に隣り合う2つの第1配線領域RF1の間にはセル領域RCが位置し、X方向に隣り合う2つのセル領域RCの間には、第1配線領域RF1の間が位置する。X方向において隣り合う第1配線領域RF1とセル領域RCとの間に、第1境界領域RB1が位置する。複数の第1配線51は、第1電極パッド51Pと電気的に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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