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公開番号2025119657
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014556
出願日2024-02-02
発明の名称ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 5/60 20060101AFI20250807BHJP(情報記憶)
要約【課題】部材が接着剤から剥離してしまうことを抑制できるディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、電子部品と、フレキシブルプリント回路板と、第1の接着剤と、部材と、第1の結合層とを備える。前記フレキシブルプリント回路板は、前記電子部品に向く第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面と、前記第1の面に設けられるとともに導電性の接合体によって前記電子部品に接続されたパッドと、を有する。前記第1の接着剤は、前記第2の面に設けられる。前記部材は、前記第2の面に向く第3の面を有する。前記第1の結合層は、前記第3の面に設けられるとともに当該第3の面の窪みに入り込み、前記第1の接着剤によって前記第2の面に固着させられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
電子部品と、
前記電子部品に向く第１の面と、前記第１の面の反対側に位置する第２の面と、前記第１の面に設けられるとともに導電性の接合体によって前記電子部品に接続されたパッドと、を有するフレキシブルプリント回路板と、
前記第２の面に設けられた第１の接着剤と、
前記第２の面に向く第３の面を有する部材と、
前記第３の面に設けられるとともに当該第３の面の窪みに入り込み、前記第１の接着剤によって前記第２の面に固着させられた、第１の結合層と、
を具備するディスク装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記電子部品、前記フレキシブルプリント回路板、前記第１の接着剤、前記部材、及び前記第１の結合層を収容する筐体と、
前記筐体に収容された磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに情報を読み書きするよう構成された磁気ヘッドと、
回転することで前記磁気ヘッドを移動させるよう構成されたキャリッジと、
をさらに具備し、
前記電子部品は、前記接合体によって前記パッドに接続されるとともに前記フレキシブルプリント回路板と前記磁気ヘッドとを電気的に接続するフレキシャ、を有し、
前記部材は、前記キャリッジに取り付けられる、
請求項１のディスク装置。
【請求項３】
第２の結合層、
をさらに具備し、
前記部材は、前記第３の面の反対側に位置するとともに前記キャリッジに向く第４の面を有し、
前記第２の結合層は、前記第４の面に設けられるとともに当該第４の面の窪みに入り込む、
請求項２のディスク装置。
【請求項４】
前記第２の結合層と前記キャリッジとを互いに固着させる第２の接着剤、
をさらに具備する請求項３のディスク装置。
【請求項５】
前記部材は、前記第３の面の反対側に位置するとともに前記キャリッジに接触した第４の面を有する、
請求項２のディスク装置。
【請求項６】
前記第１の結合層は、前記第３の面の全域に設けられた、
請求項１又は請求項２のディスク装置。
【請求項７】
前記第１の結合層は、前記第３の面に付着する第５の面と、前記第５の面の反対側に位置する第６の面と、を有し、
前記第１の接着剤は、前記第６の面の全域に付着した、
請求項６のディスク装置。
【請求項８】
前記第１の接着剤は、前記第６の面の全域と前記フレキシブルプリント回路板とを互いに固着させる、
請求項７のディスク装置。
【請求項９】
前記第３の面は、平面と、当該平面から連続する曲面と、を有し、
前記フレキシブルプリント回路板は、グランドプレーンを有し、
前記グランドプレーンの一部は、前記フレキシブルプリント回路板のうち前記第１の接着剤及び前記第１の結合層を介して前記曲面に固着された部分に設けられた、
請求項８のディスク装置。
【請求項１０】
前記第３の面は、平面と、当該平面から連続する曲面と、を有し、
前記フレキシブルプリント回路板は、グランドプレーンを有し、
前記グランドプレーンは、前記フレキシブルプリント回路板のうち前記第１の接着剤及び前記第１の結合層を介して前記曲面に固着された部分から離間している、
請求項８のディスク装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）のようなディスク装置は、フレキシブルプリント回路板（ＦＰＣ）と、導電性の接合体によってＦＰＣに接続される電子部品と、ＦＰＣに接着される部材とを有する。例えば、フレキシャ（ｆｌｅｘｕｒｅ）が半田によってＦＰＣに接続され、金属製の補強板がＦＰＣに接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第３９４０６５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば接合体の加熱時において、部材は、当該部材をＦＰＣに接着する接着剤から剥離してしまう虞がある。
【０００５】
本発明が解決する課題の一例は、部材が接着剤から剥離してしまうことを抑制できるディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一つの実施形態に係るディスク装置は、電子部品と、フレキシブルプリント回路板と、第１の接着剤と、部材と、第１の結合層とを備える。前記フレキシブルプリント回路板は、前記電子部品に向く第１の面と、前記第１の面の反対側に位置する第２の面と、前記第１の面に設けられるとともに導電性の接合体によって前記電子部品に接続されたパッドと、を有する。前記第１の接着剤は、前記第２の面に設けられる。前記部材は、前記第２の面に向く第３の面を有する。前記第１の結合層は、前記第３の面に設けられるとともに当該第３の面の窪みに入り込み、前記第１の接着剤によって前記第２の面に固着させられる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、第１の実施形態に係るＨＤＤを分解して示す例示的な斜視図である。
図２は、第１の実施形態のＦＰＣ及びフレキシャを分解して模式的に示す例示的な図である。
図３は、第１の実施形態のキャリッジ、ＦＰＣ、及びフレキシャの一部を模式的に示す例示的な平面図である。
図４は、第１の実施形態のキャリッジ及びＦＰＣの一部を図３のＦ４－Ｆ４線に沿って模式的に示す例示的な断面図である。
図５は、第２の実施形態に係るキャリッジ及びＦＰＣの一部を模式的に示す例示的な断面図である。
図６は、第３の実施形態に係るキャリッジ及びＦＰＣの一部を模式的に示す例示的な断面図である。
図７は、第４の実施形態に係るキャリッジ、ＦＰＣ、及びフレキシャの一部を模式的に示す例示的な平面図である。
図８は、第４の実施形態のキャリッジ及びＦＰＣの一部を図７のＦ８－Ｆ８線に沿って模式的に示す例示的な断面図である。
図９は、第５の実施形態に係るキャリッジ及びＦＰＣを模式的に示す例示的な断面図である。
図１０は、第６の実施形態に係るキャリッジ、ＦＰＣ、及びフレキシャの一部を模式的に示す例示的な平面図である。
図１１は、第７の実施形態に係るキャリッジ、ＦＰＣ、及びフレキシャの一部を模式的に示す例示的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（第１の実施形態）
以下に、第１の実施形態について、図１乃至図４を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【０００９】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以下の説明において、「制限する」は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
【００１０】
図１は、第１の実施形態に係るハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１０を分解して示す例示的な斜視図である。ＨＤＤ１０は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。
（【００１１】以降は省略されています）

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