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公開番号
2025155255
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024058971
出願日
2024-04-01
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H10D
30/66 20250101AFI20251006BHJP()
要約
【課題】耐圧を向上できる半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置1は、上部電極31と、下部電極32と、半導体層10と、複数のトレンチ構造部(複数のゲートトレンチ部40、第1終端トレンチ部50A)と、を備える。複数のゲートトレンチ部40のそれぞれは、第1方向Xにおいてセルメサ部21に隣接する。第1終端トレンチ部50Aは、第1方向Xにおいて終端メサ部22に隣接し、第2方向Yに延びる。第1終端トレンチ部50Aの第1方向の幅は、ゲートトレンチ部40の第1方向の幅よりも大きい。第1終端トレンチ部50Aの下端は、ゲートトレンチ部40の下端よりも下方に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上部電極と、
下部電極と、
前記上部電極と前記下部電極との間に位置する半導体層であって、第1方向に並び、前記第1方向に直交する第2方向に延びる複数のメサ部を有する半導体層と、
前記第1方向において前記メサ部に隣接し、前記第2方向に延びる複数のトレンチ構造部と、
を備え、
前記複数のメサ部は、
第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられた第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層上に設けられ、前記第1半導体層よりも第1導電型不純物濃度が高く、前記上部電極に接する第1導電型の第3半導体層と、をそれぞれが有する複数のセルメサ部と、
前記第1方向において前記複数のメサ部の端に位置し、前記第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられ、前記上部電極に接する第2導電型の第4半導体層とを有し、前記第3半導体層を有さない終端メサ部と、
を有し、
前記複数のトレンチ構造部は、
前記第1方向において前記セルメサ部に隣接し、ゲート電極と、前記ゲート電極と前記セルメサ部との間に設けられた第1絶縁膜と、をそれぞれが有する複数のゲートトレンチ部と、
前記第1方向において、前記複数のトレンチ構造部の端に位置し、前記終端メサ部に隣接し、導電部材と、前記導電部材と前記終端メサ部との間に設けられた第2絶縁膜と、を有する第1終端トレンチ部と、
を有し、
前記第1終端トレンチ部の前記第1方向の幅は、前記ゲートトレンチ部の前記第1方向の幅よりも大きく、
前記第1終端トレンチ部の下端は、前記ゲートトレンチ部の下端よりも下方に位置する、半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記導電部材の前記第1方向の幅は、前記ゲート電極の前記第1方向の幅よりも大きく、
前記導電部材の下端は、前記ゲート電極の下端よりも下方に位置する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1終端トレンチ部に連続して前記第2方向に延びる第2終端トレンチ部をさらに備え、
前記第2終端トレンチ部の前記第2方向の幅は、前記ゲートトレンチ部の前記第1方向の幅よりも大きく、
前記第2終端トレンチ部の下端は、前記ゲートトレンチ部の前記下端よりも下方に位置する、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
上部電極と、
下部電極と、
前記上部電極と前記下部電極との間に位置する半導体層であって、第1方向に並び、前記第1方向に直交する第2方向に延びる複数のメサ部を有する半導体層と、
前記第1方向において前記メサ部に隣接し、前記第2方向に延びる複数のトレンチ構造部と、
を備え、
前記複数のメサ部は、
第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられた第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層上に設けられ、前記第1半導体層よりも第1導電型不純物濃度が高く、前記上部電極に接する第1導電型の第3半導体層と、をそれぞれが有する複数のセルメサ部と、
前記第1方向において前記複数のメサ部の端に位置し、前記第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられ、前記上部電極に接する第2導電型の第4半導体層とを有し、前記第3半導体層を有さない終端メサ部と、
を有し、
前記複数のトレンチ構造部は、
前記第1方向において前記セルメサ部に隣接し、ゲート電極と、前記ゲート電極と前記セルメサ部との間に設けられた第1絶縁膜と、をそれぞれが有する複数のゲートトレンチ部と、
前記第1方向において、前記複数のトレンチ構造部の端に位置し、前記終端メサ部に隣接し、導電部材と、前記導電部材と前記終端メサ部との間に設けられた第2絶縁膜と、を有する第1終端トレンチ部と、
を有し、
前記第1終端トレンチ部の下端は、前記ゲートトレンチ部の下端よりも上方に位置し、且つ、前記終端メサ部における前記第4半導体層と前記第1半導体層との接合部よりも下方に位置する、半導体装置。
【請求項5】
前記導電部材の下端は、前記ゲート電極の下端よりも上方に位置し、且つ、前記第4半導体層と前記第1半導体層との前記接合部よりも下方に位置する、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1終端トレンチ部の前記第1方向の幅は、前記ゲートトレンチ部の前記第1方向の幅以下である、請求項4または5に記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
縦型のパワーデバイスにおいてトレンチゲート構造が広く用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6208612号公報
特許第6127069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、耐圧を向上できる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、半導体装置は、上部電極と、下部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間に位置する半導体層であって、第1方向に並び、前記第1方向に直交する第2方向に延びる複数のメサ部を有する半導体層と、前記第1方向において前記メサ部に隣接し、前記第2方向に延びる複数のトレンチ構造部と、を備える。前記複数のメサ部は、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられた第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層上に設けられ、前記第1半導体層よりも第1導電型不純物濃度が高く、前記上部電極に接する第1導電型の第3半導体層と、をそれぞれが有する複数のセルメサ部と、前記第1方向において前記複数のメサ部の端に位置し、前記第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられ、前記上部電極に接する第2導電型の第4半導体層とを有し、前記第3半導体層を有さない終端メサ部と、を有する。前記複数のトレンチ構造部は、前記第1方向において前記セルメサ部に隣接し、ゲート電極と、前記ゲート電極と前記セルメサ部との間に設けられた第1絶縁膜と、をそれぞれが有する複数のゲートトレンチ部と、前記第1方向において、前記複数のトレンチ構造部の端に位置し、前記終端メサ部に隣接し、導電部材と、前記導電部材と前記終端メサ部との間に設けられた第2絶縁膜と、を有する第1終端トレンチ部と、を有する。前記第1終端トレンチ部の前記第1方向の幅は、前記ゲートトレンチ部の前記第1方向の幅よりも大きい。前記第1終端トレンチ部の下端は、前記ゲートトレンチ部の下端よりも下方に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の半導体装置の模式平面図である。
図1のA-A線における模式断面斜視図である。
第2実施形態の半導体装置の模式平面図である。
図3のB-B線における模式断面斜視図である。
(a)及び(b)は、シミュレーション結果を示すグラフである。
シミュレーション結果を示すグラフである。
(a)及び(b)は、シミュレーション結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。
【0008】
[第1実施形態]
図1及び図2を参照して、第1実施形態の半導体装置1について説明する。半導体装置1は、上部電極31と、下部電極32と、半導体層10と、複数のトレンチ構造部40、50Aとを備える。なお、図2において、上部電極31に覆われる部分の構成を見やすくするため、上部電極31を2点鎖線で表している。
【0009】
半導体装置1は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)構造を有する。上部電極31はMOSFETにおけるソース電極であり、下部電極32はMOSFETにおけるドレイン電極である。例えば、下部電極32に正電位が与えられ、上部電極31にグランド電位が与えられる。後述するゲート電極41のゲート電圧が閾値電圧より高くされたオン状態において、半導体層10を通じて、上部電極31と下部電極32との間を縦方向(第3方向Z)に電流が流れる。第3方向Zにおいて、下部電極32から上部電極31に向かう方向を上または上方とし、上部電極31から下部電極32に向かう方向を下または下方とする。また、本明細書において、ある特定方向の幅とは、その特定方向における最大幅を表す。
【0010】
半導体層10は、第3方向Zにおいて、上部電極31と下部電極32との間に位置する。半導体層10は、第1方向Xに並び、第2方向Yに延びる複数のメサ部21、22を有する。第1方向X及び第2方向Yは、第3方向Zに垂直な面内で互いに直交する。半導体層10は、例えば、シリコン層である。半導体層10は、炭化シリコン層、または窒化ガリウム層であってもよい。本明細書では、半導体層10の導電型において、第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明するが、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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