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公開番号
2024165549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081828
出願日
2023-05-17
発明の名称
穀物乾燥機の監視システム
出願人
株式会社サタケ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F26B
25/00 20060101AFI20241121BHJP(乾燥)
要約
【課題】従来よりも広範囲の過熱異常を判定可能な穀物乾燥機の監視システムを提供する。
【解決手段】熱風を発生させるバーナボックス30と、バーナボックス30により生成した熱風を用いて穀物の乾燥を行う乾燥部5と、穀物乾燥機2を撮像領域IAとする熱画像を撮像するサーモカメラ73と、を有する穀物乾燥機2の監視システム1は、穀物乾燥機2の過熱異常の有無を判定する異常判定部61を備える。撮像領域IAには、複数の監視領域MAが設定される。異常判定部61は、監視領域MA毎に設定された第1基準温度t1a、第2基準温度t1b及び第3基準温度t1cと熱画像に基づく監視領域MA毎のサーモカメラ温度t4とを用いて、監視領域MA毎に過熱異常の有無を判定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
熱風を発生させる熱風発生部と、前記熱風発生部により生成した熱風を用いて穀物の乾燥を行う乾燥部と、を有する穀物乾燥機の監視システムであって、
前記穀物乾燥機を撮像領域とする熱画像を撮像する撮像部と、
前記穀物乾燥機の過熱異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、
前記撮像領域には、複数の監視領域が設定され、
前記異常判定部は、前記監視領域毎に設定された基準温度と前記熱画像に基づく前記監視領域毎の測定温度とを用いて、前記監視領域毎に過熱異常の有無を判定することを特徴とする穀物乾燥機の監視システム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の穀物乾燥機の監視システムにおいて、
外気温度、前記熱風の設定温度、及び、前記監視領域の風量に基づいて、前記基準温度を変更する変更部を更に備えていることを特徴とする穀物乾燥機の監視システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の穀物乾燥機の監視システムにおいて、
前記基準温度は、第1基準温度と、前記第1基準温度よりも高い温度の第2基準温度と、を含み、
前記異常判定部は、
前記測定温度が前記第1基準温度以下の場合は、前記過熱異常が発生していないと判定し、
前記測定温度が前記第1基準温度よりも高く、かつ、前記第2基準温度以下の場合は、オペレータに報知し、
前記測定温度が前記第2基準温度よりも高い場合は、前記過熱異常が発生していると判定するとともに、前記穀物乾燥機を停止させることを特徴とする穀物乾燥機の監視システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の穀物乾燥機の監視システムにおいて、
前記熱風発生部は、バーナを備え、
前記監視領域は、第1監視領域と、前記第1監視領域よりも前記バーナから離隔した位置に設定された第2監視領域と、を含み、
前記第2監視領域の基準温度は、前記第1監視領域の基準温度よりも低い温度に設定されていることを特徴とする穀物乾燥機の監視システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の穀物乾燥機の監視システムにおいて、
前記監視領域は、前記熱風発生部を含むことを特徴とする穀物乾燥機の監視システム。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の穀物乾燥機の監視システムにおいて、
前記熱風発生部は、複数のバーナを備えていることを特徴とする穀物乾燥機の監視システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物乾燥機の監視システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、熱風を発生させる熱風発生器と、該熱風発生器により生成した熱風を用いて穀物を循環させながら乾燥を行う乾燥室と、を備える穀物乾燥機が知られている。例えば、特許文献1に開示されている穀物乾燥機では、その内部に一対の温度検出器(例えば、サーミスタ)が備えられ、該一対の温度検出器の温度差と熱風発生器の出力とが所定の適正範囲にあるか否かにより、乾燥異常の有無を判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-116968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の穀物乾燥機では、例えば、温度検出器から比較的離れた位置において発生する穀物乾燥機の過熱異常を判定するのが困難な場合がある。
【0005】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来よりも広範囲の過熱異常を判定可能な穀物乾燥機の監視システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、熱風を発生させる熱風発生部と、前記熱風発生部により生成した熱風を用いて穀物の乾燥を行う乾燥部と、を有する穀物乾燥機の監視システムであって、前記穀物乾燥機を撮像領域とする熱画像を撮像する撮像部と、前記穀物乾燥機の過熱異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、前記撮像領域には、複数の監視領域が設定され、前記異常判定部は、前記監視領域毎に設定された基準温度と前記熱画像に基づく前記監視領域毎の測定温度とを用いて、前記監視領域毎に過熱異常の有無を判定する。
このように構成された本発明によれば、撮像部により撮像された熱画像を用いて撮像領域内にある穀物乾燥機の過熱異常の有無が判定されるようになる。これにより、従来よりも広範囲の穀物乾燥機の過熱異常の有無を判定することができる。また、本発明によれば、撮像領域には複数の監視領域が設定されており、監視領域毎の基準温度と測定温度とを用いて該監視領域毎に穀物乾燥機の過熱異常の有無が判定されるようになる。これにより、従来よりも広範囲の穀物乾燥機の過熱異常の有無を判定しつつ、その判定精度を確保することが可能となる。
【0007】
本発明において、好ましくは、外気温度、前記熱風の設定温度、及び、前記監視領域の風量に基づいて、前記基準温度を変更する変更部を更に備えている。
このように構成された本発明によれば、基準温度が外気温度、熱風の設定温度、及び、撮像領域の風量に基づいて変更されるようになるので、例えば、熱風の設定温度が比較的高い温度に設定されたことに起因して測定温度が高くなっている場合において、穀物乾燥機の過熱異常が発生していると誤判定してしまうのを抑制することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、前記基準温度は、第1基準温度と、前記第1基準温度よりも高い温度の第2基準温度と、を含み、前記異常判定部は、前記測定温度が前記第1基準温度以下の場合は、前記過熱異常が発生していないと判定し、前記測定温度が前記第1基準温度よりも高く、かつ、前記第2基準温度以下の場合は、オペレータに報知し、前記測定温度が前記第2基準温度よりも高い場合は、前記過熱異常が発生していると判定するとともに、前記穀物乾燥機を停止させる。
このように構成された本発明によれば、測定温度が第1基準温度よりも高く、かつ、第2基準温度以下の場合、オペレータに報知されるようになる。これにより、オペレータに穀物乾燥機を点検するように促すことが可能となるので、前記過熱異常の初期段階に穀物乾燥機の停止等の対策をとることができる。また、測定温度が第2基準温度よりも高い場合、穀物乾燥機が過熱異常状態であるので、停止されるようになる。これにより、例えば、オペレータの操作無しに過熱異常状態の穀物乾燥機を早期に停止することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、前記熱風発生部は、バーナを備え、前記監視領域は、第1監視領域と、前記第1監視領域よりも前記バーナから離隔した位置に設定された第2監視領域と、を含み、前記第2監視領域の基準温度は、前記第1監視領域の基準温度よりも低い温度に設定されていることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、各監視領域とバーナとの距離に応じて各基準温度を適切に設定することができる。これにより、上記距離に応じて測定温度が変化した場合であっても、該測定温度の変化が上記過熱異常の有無の判定に影響を与えるのを抑制することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、前記監視領域は、前記熱風発生部を含む。
このように構成された本発明によれば、熱風発生部において発生し易い過熱異常を適切に判定することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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