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公開番号2025041059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148116
出願日2023-09-13
発明の名称凍結乾燥装置
出願人高砂工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F26B 11/04 20060101AFI20250318BHJP(乾燥)
要約【課題】被処理物を迅速に乾燥させることができる凍結乾燥装置を提供することを課題とする。
【解決手段】凍結乾燥装置1は、自身の軸周りに回転可能であって、被処理物Wを凍結乾燥するための乾燥室203を有する筒状部2と、乾燥室203を減圧する真空ポンプ3と、乾燥室203と真空ポンプ3との間に配置され、減圧により被処理物Wから昇華した水蒸気を冷却、固化し、捕集するコールドトラップ4と、乾燥室203とコールドトラップ4との間に配置される摺動部5と、を備える。乾燥室203とコールドトラップ4とは、摺動部5を介して、隣接して配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
自身の軸周りに回転可能であって、被処理物を凍結乾燥するための乾燥室を有する筒状部と、
前記乾燥室を減圧する真空ポンプと、
前記乾燥室と前記真空ポンプとの間に配置され、減圧により前記被処理物から昇華した水蒸気を冷却、固化し、捕集するコールドトラップと、
前記乾燥室と前記コールドトラップとの間に配置される摺動部と、
を備え、
前記乾燥室と前記コールドトラップとは、前記摺動部を介して、隣接して配置される凍結乾燥装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記被処理物は、前記乾燥室において、バッチ処理される請求項1に記載の凍結乾燥装置。
【請求項3】
さらに、前記筒状部を、軸が傾く方向に、傾動可能に支持する架台を備える請求項1に記載の凍結乾燥装置。
【請求項4】
前記筒状部の筒壁の内部には、熱媒体流路が区画され、
前記熱媒体流路は、前記被処理物を加熱する温媒と、前記被処理物を冷却する冷媒と、に共用化される請求項1に記載の凍結乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、医薬品や食品などの乾燥に用いられる凍結乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、タンブラー型回転乾燥機(凍結乾燥装置)が開示されている。同文献のタンブラー型回転乾燥機は、回転可能な乾燥機本体を備えている。凍結乾燥処理時において、乾燥機本体内は、回転継手、外部排気管、排気用フレキシブルチューブ、コンデンサー、真空ポンプを経由して、減圧される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-42867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乾燥機本体とコンデンサーとの間には、回転継手、外部排気管、排気用フレキシブルチューブが介装されている。凍結乾燥処理時においては、乾燥機本体内の被処理物から、水蒸気が発生する。当該水蒸気は、外部排気管、排気用フレキシブルチューブを経由して、コンデンサーに流入し、コンデンサーにおいて冷却、固化される。ここで、水蒸気は、外部排気管、排気用フレキシブルチューブ内を、体積の大きい気体のまま搬送される。このため、乾燥機本体内から迅速に水蒸気を排出することは困難である。すなわち、被処理物を迅速に乾燥させることは困難である。そこで、本開示の凍結乾燥装置は、被処理物を迅速に乾燥させることができる凍結乾燥装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決するため、本開示の凍結乾燥装置は、自身の軸周りに回転可能であって、被処理物を凍結乾燥するための乾燥室を有する筒状部と、前記乾燥室を減圧する真空ポンプと、前記乾燥室と前記真空ポンプとの間に配置され、減圧により前記被処理物から昇華した水蒸気を冷却、固化し、捕集するコールドトラップと、前記乾燥室と前記コールドトラップとの間に配置される摺動部と、を備え、前記乾燥室と前記コールドトラップとは、前記摺動部を介して、隣接して配置されることを特徴とする。
【0006】
乾燥室とコールドトラップとの間には、摺動部が配置されている。乾燥室とコールドトラップとは、当該摺動部を介して、隣り合わせに配置されている。言い換えると、コールドトラップは、乾燥室の直近に配置されている。このため、被処理物から昇華した水蒸気を、迅速に固化させることができる。したがって、乾燥室とコールドトラップとが離間して配置されている場合と比較して、被処理物を迅速に乾燥させることができる。
【0007】
(1-1)上記(1)の構成において、前記乾燥室を減圧する際の前記コールドトラップの冷却温度は、-30℃以下に設定される構成とする方がよい。本構成によると、冷却温度が-30℃を上回る場合と比較して、到達真空度を高く(圧力を低く)することができる。
【0008】
(1-2)上記いずれかの構成において、前記乾燥室を減圧する際の前記乾燥室の圧力は、600Pa以下に設定される構成とする方がよい。本構成によると、圧力が600Paを上回る場合と比較して、凍結乾燥中に被処理物を液化させることなく昇華させることができる。
【0009】
(1-3)上記いずれかの構成において、前記乾燥室に配置され、前記被処理物を撹拌する撹拌部材を備える構成とする方がよい。本構成によると、筒状部の回転に加えて、撹拌部材の撹拌により、被処理物を動かすことができる。このため、被処理物を迅速に乾燥させることができる。
【0010】
(2)上記いずれかの構成において、前記乾燥室において、前記被処理物は、バッチ処理される構成とする方がよい。仮に、被処理物が連続処理される場合、乾燥室(筒状部)の上流端(被処理物を連続して供給するための供給口)、下流端(被処理物を連続して排出するための排出口)は、常時開口している。したがって、乾燥室を減圧するのは困難である。これに対して、本構成によると、被処理物は、バッチ処理(定量ずつ被処理物を凍結乾燥させる処理)される。このため、乾燥室を簡単に減圧することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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