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公開番号2025068553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023209911
出願日2023-12-13
発明の名称養殖法
出願人株式会社 Rmk.Planning
代理人個人
主分類A01G 33/00 20060101AFI20250421BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 餌が腐敗せず且つ養殖対象の魚介類、エビ・カニ類及び海藻に環境ストレスが生じない養殖法を提供する。
【解決手段】「ナトリウム-塩化物泉」の中でも、塩化ナトリウム含有率が5g/kg以下の弱塩泉を用い、さらにこの弱塩泉に人工海水(粉末状人工海水の素)を加えて、養殖水の塩分濃度を養殖対象の魚介類、エビ・カニ類または海藻の生育環境の塩分と同等にする。また、ボックス状の苗床を用いることで、海ぶどうの育成に対する拘束が解かれ更に好ましい結果が得られた。また、水流によって養殖対象が流れてしまうこともなかった。
【選択図】 図3C
特許請求の範囲【請求項1】
養殖水槽内の養殖水を循環させるとともに養殖水に餌を加える養殖法において、前記養殖水は、塩化ナトリウム含有率が5g/kg以下の弱塩泉に人工海水(粉末状人工海水の素)を加えて、養殖対象の魚介類、エビ・カニ類または海藻の生育環境の塩分と同等となるまで塩化物濃度を高めることを特徴とする養殖法。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
請求項1に記載の養殖法において、前記養殖対象は海ぶどうであり、養殖水の塩化物濃度は3.0~3.5質量%とすることを特徴とする養殖法。
【請求項3】
請求項1に記載の養殖法において、養殖対象は海藻とし、苗床はボックス状ネットを用いることを特徴とする養殖法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は海水(人工海水)と温泉水との混合水を養殖水として用いた養殖法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、塩分が15psu~30psuの飼育水によってマグロの未成魚を飼育、保管または輸送することが記載されている。ここで、海水の塩分濃度は、3.4~3.5%と言われており、電気伝導度から換算したpsu(実用塩分単位:practical salinity unit)で表す場合もある。
【0003】
特許文献2には、太陽熱、温泉熱、発電所における廃水熱、又は焼却場における焼却熱により加熱された水を養殖水とすることが記載されている。
【0004】
非特許文献1には、温泉水(塩化物泉)を満たしたプールで虎ふぐを養殖することが記載されている。この非特許文献1には、(1)塩分濃度0.9%の人工海水、(2)塩分濃度3.5%の人工海水、(3)塩分濃度0.9%の温泉水を養殖に用いた結果、塩分濃度0.9%の人工海水と塩分濃度0.9%の温泉水を用いた場合には、虎ふぐの成長が著しく早くなったと記載されている。
更に、非特許文献1には、塩分濃度0.9%の温泉水で養殖した虎ふぐを出荷12時間前に塩分濃度3.5%の水に入れることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-005818号公報
実用新案登録第3239889号公報
【非特許文献】
【0006】
ミツカン水の文化センター機関紙「水の文化」49号 変わりゆく養殖
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、塩分濃度15psu~30psuの飼育水(人工海水)によってマグロを養殖することが開示されている。一方、養殖の場合には成長を早めるため餌を与えている。飼育水を循環して使用する際に、ゴミや余った餌を除去しても腐敗が進行してしまう問題がある。即ち、通常の塩分濃度の海水では、腐敗防止効果を発揮できない。
【0008】
特許文献2にあっては、温泉水を養殖水として使用するのではなく、養殖水の温度を高めるために温泉の温度を利用しているだけで、温泉水に含まれる成分を養殖に利用していない。
【0009】
非特許文献1では、温泉水を単独で養殖水として使用している。温泉水の塩分濃度として0.9%の例を挙げているが、塩分を含んだ温泉水中の塩分と海水中の塩分とは異なり、且つ濃度も異なるので、養殖対象である魚や海藻は浸透圧調整ができなくなり、生育できない場合が多い。
【0010】
非特許文献1では、塩分濃度0.9%で養殖すると浸透圧調整ができず、このことが肝臓に蓄えたアミノ酸を血液から筋肉組織に流し込みそれがうまみ成分となると記載しているが、塩分濃度0.9%の養殖に耐えられる個体は極わずかであり、養殖産業として成立しない。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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